草模様(白)

ボディ・ランゲージ

  一部のインコは人間の言葉をを真似てしゃべったり、真似するだけではなくTPOをわきまえたコミュニケーションをとれるようにまでなることがあります。インコに声をかけることは、言葉によるコミュニケーションを発達させるのによい刺激となります。実際に多くのインコは飼い主からかけられた声(名前など)に反応したり、真似をするようになります。また、「…ちゃんはかわいいね。」「…ちゃんはいい鳥だね。」と、インコにやさしい口調で声をかけることは、インコにとって食べ物にもまさる一番のごほうびになります。おだやかにインコの名前を呼びかけたり、誉めたりすることはとても大事なことです。

 しかし、はじめからインコが言葉だけで人間とコミュニケーションをとれるわけではありません。はじめのうち、人間とコミュニケーションをとるのにインコがもっとも信頼をおいている手段は、人間のからだの動きによるボディ・ランゲージを読み取ることなのです。たとえば、突然あなたが単身で言葉の通じない外国に行った場合を想像してみましょう。話しかけてくる言葉がまったくわからなければ、相手の表情やしぐさを必死に観察して、何を言わんとしているのか、何をしようとしているのかを判断するしかありません。

 インコと接するときには自分がどんな服装やしぐさ(ボディランゲージ)をしているか一度気をつけてみましょう。はじめのうちインコはあなたを警戒して、からだの動きをじっと観察しています。インコと人間との交流がうまくいき始めると、今度はあなたの気を引くために、飼い主の様子を観察するようになるでしょう。「インコは人の気持ちを読む」とよく言われますが、これはインコの観察力と洞察力がすぐれていることを表しています。



              目次 インコからのメッセージ
トップ

草模様(白)