人工繁殖でさし餌をされて育ったインコは、豊な感受性を持ちながら人間に対する恐怖心が少なく、最も Companion Parrot に適しています。このような雛や若鳥は順応性に富むので、まったくトレーニングなしでも飼い主の暮らしに合わせてうまく行動することができます。
しかし、このような良い行動の若い鳥でもやはりトレーニングをしておくことは今後の幸せな暮らしにとても役立ちます。生まれて6ヶ月を過ぎたすべてのインコは、「Terrible Twos」と呼ばれる反抗期や、性成熟期の情緒的混乱を経験する可能性があります。これらの攻撃的な時期はある程度ホルモン的な後押しがあるために起こるので完全に予防することは難しいのですが、適正なトレーニング(人間にとって喜ばしい行動の強化)をすることによって、コントロール可能な程度に抑えるのを期待するのです。
さし餌をされて育った雛や若鳥はもともと好ましい行動をとるだけでなく、その良い行動を強化するトレーニングも容易にでき、成果は非常に早く現れます。インコは長生きでありとても頭が良いので、たとえ成鳥や老鳥であってもトレーニングは可能です。ただし成果が現れるのに時間がかかるため、若い鳥よりも何倍も気長に構える必要があります。望ましい行動を身につけるのに年単位の時間がかかることも少なくありません。
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