醍醐寺の「豊太閤花見行列」と伏見城
2000年4月9日 醍醐寺と伏見城
 
 ++ しかし、なぜ連日の自転車?結構疲れてたんだけど・・・。 ++
■昨日、大阪市内まで70kmを走りました。
朝起きたとき、股の間痛かったんだけど・・・結構疲れてたし、「今日はやめだな」と思ってボーっとしていると、 「 ・・・・醍醐の桜か。太閤さんも登場するんだよなぁ」と何故か、ふたたびちょっとだけいく気力が芽生え、 地図を見る。枚方からだと淀を抜けて1号線を横断、六地蔵を通過して桃山御陵を左に見ながら山裾を回り込み、 えーっと、片道25kmぐらいか・・・。往復で50kmなら何とかなるかな・・と思って、とりあえず出発してみる事にしました。

「ま、しんどかったら、途中で引き返したらいいや」こんな軽い気持ち(^^;
しかし、走り出したら止まらない(笑)。淀を超えるあたりには、「催しに間に合うかな・・?」結構心配になってきて (またしても時間とか調べていかなかった<ばか)、必死にペダルをこいでました。 その甲斐あって、1時間強かけて13時過ぎには何とか無事醍醐寺にたどり着きました。


さて、昨日の三光神社・大阪城も桜が満開!でしたけど、ここ醍醐寺も負けてはいません。
見事に満開!人ごみも満開!寺内はお花見客がござを敷いて、あっちこっちで宴会しております。
「ま、私は花を見に来たけども、宴会をやりに来たわけではないのだ」「太閤さんを一目見にきたのだ」 と思いつつ、とはいえ、のんびり宴会もしてみたい・・・。「ちぇっ」と舌打ちしつつ、ちょっと羨ましい。

なんせ、この桜です!

来年は、もっとゆっくり酒持ってくるかな・・・。


拝観料を払って、さらに奥に入っていくと、なにやら人だかりが・・・
あ、もう始まってました、「太閤花見行列」!
遠くからで良く分からなかったのですが、国宝「金堂」の前に豊臣一家大集合している模様。 真中ででんと座っているのが、太閤のようです。その右側には秀吉の奥さん衆が並んでいます。
花見に無粋はいけない?・・・武者の格好をしているものは従者が数名いるだけです。


その前の舞台では、能(?<よく分からん)や写真のような踊りが華やかに行われてました。

秀吉っさん、派手好きだったし、実際もこのぐらいの(いや、もっとか?)演出はしたんでしょうね。 醍醐の花見を盛大に行ったってよく小説とかで出てくるけど、それって確か太閤晩年だったよな?死期を前にして太閤は何を感じていたのだろう・・・。 私も「ボーッ」としながら、しばしの観賞。

催しが終わると、行列をつくって隣の茶会会場に移動です。


  ・・・・次々と、知ってる名前が通り過ぎます!
増田長盛・長束正家・前田玄以。豊臣3奉行もしっかり参加しています・・が、浅野長政と石田三成がいない? この行列には参加しなかったのかな・・。(実は拙者が見逃していただけかも^^;)福島のとっつぁんもいますなぁ。 小川土佐? ・・・かろうじて名前だけ聞いた事あるような、無いような<この辺が拙者の知識の浅さを、露呈してる(^^; ちなみに小川土佐守祐忠さん、関ヶ原前後七万石の大名だった人です。 ちゃんと関ヶ原400周年祭の武者行列にも名前でとるやないかい!(^^; つまり、脇坂安治・赤座直保なんかと寝返った人だったんですね。

奥方衆は、北政所(ねね)・淀殿・松之丸殿・大蔵卿之局・加賀之局・三條之局と華やかに続きます。
みんな秀吉の奥さんなの?北政所と淀殿は言わずもがな分かりますが・・・。
「松之丸殿」 ・・・京極高次の姉であり、たつ子といった。秀吉の側室。
「大蔵卿之局」 ・・・大阪の陣あたりの小説に、交渉役としてよく出てきたような(気がする)。
「三條之局」「加賀之局」 ・・・よく知らない(^^;

あまりしゃべると、あほが分かるので、この辺で太閤さんに登場していただきましょう!

前に速報でも写真載せたんですが、
太閤さん、貫禄ありますなぁ〜。


眼鏡かけているのがたまにきずですが、黒塗りのお台に赤の座布団、赤の傘が、 実に艶やかなコントラストをかもし出しております。


そしてこちらが小野のお通!→

真田太平記では、真田信行がこの女性に惚れて、呆けたとか(^^;当代きっての才女は、実在したんですよねぇ・・。

「満足、満足じゃ〜〜」と茶会へと去っていく太閤さん→

この後、ご一行は、隣の茶会会場へと旅立っていったのですが、 ぞろぞろと行列もくっついていったので、私は行きませんでした。 人ごみの去った金堂の前でのんびりと桜を眺める私(本当は結構バテていたんだけどね^^;)

「さて、帰りはゆっくり帰るとするか・・・」
残りの時間で再び桜を見物。結構写真も撮ったんですけど、あまりいいのが無かったです・・。 後で親に言われたんだけれど、醍醐寺には有名な石庭があるとか。「醍醐寺に行って、なんで寄らんかったの?」   ・・・ま、寄っても良かったんだけど、人ごみでごった返していたしね。又今度ゆっくり寄ります。

←これは多分「超」有名な五重塔


  ・・・秀吉見れたし、醍醐の花も満開だったし、とりあえず来て良かったかな。(でも、帰りを想像してちょっと憂鬱)

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さて、以上で醍醐を後にし帰途につくのですが、実はあったんですよね〜〜  ・・・近くに伏見城が(^^;
本当、どうしようか悩みに悩んだんですが。なんせ、ちょっと体力の限界を超してまして。 でもね・・ここで行かなかったら又しばらく行かないような気がして、「帰り道、ちょっとだけ横にそれるだけだし・・・ま、いっか」 とふたたび体に鞭打って、伏見城に向かったのです。
でも、伏見城はお山の上にあるんですね(;;

ここで、残りの力の殆どを出し尽くしてしまったから、さあ大変。
それでも一応上について伏見城見たときは、それなりに感動。「前に一回来たよなぁ〜。その時の印象はとてもコンクリートだったのだけれども、 結構見た目まともじゃないか!」と色々思ってたりしてた訳ですが、門のところに行ってよく見ると、「伏見城及び伏見桃山キャッスルランド 入場料1000円(?忘れた)」と書いてありました。「くぅ〜、1000円か。」べつに1000円でもいいんだけど、 隣をさっきから素通りしていったカップル達に、1人で遊園地来てると思われるのがいや・・・・・。(^^;

かといって、「俺は伏見桃山城を見に来た歴史愛好家だ〜」と雰囲気をかもし出すには、格好が若すぎるし、 多分中には資料館とかも色々あるんだろうけど・・・・  この城は、日本で一番1人で入りにくい城です・・・ おそらく。
 
この門を突破できなかった私(;; →


←というわけで、門の隅からコソコソと撮った写真です。

概観はけっこう立派です。今度誰かと来よう・・・。

帰り道は1号線をひたすら南下してたんですが、この体力の消費も大きかったのでしょう、、 洞ヶ峠の辺りで、まさに死にかけました(^^;本当は洞ヶ峠もなんかあるか期待してたんですけど、 そんな調査行う気力はありませんでした。明智君ごめんね。






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Last up 2000/05/25
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