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STEP 2-音量や、パンの変化をつけてみる

MIDI楽器では普通、アタックやディケイなどを設定することが出来ます。
MODでは出来ないのかというと、そんな事はなく、Instrumentの設定で実行可能です。

「アタック? ディケイ? 何それ?」という方は、次の説明を読んでください。
それ以外の方は「エンベロープの設定」を読んでください。

エンベロープとは?
アタック、ディケイなどは、一般にエンベロープと呼ばれます。
エンベロープとは、減衰音などの音量変化のことを言います。
ドラムが鳴ったとき、また、ピアノが鳴ったときなどは、最初は大きい音量も時間とともに小さくなりますよね?
そういう変化が(ボリューム)エンベロープです。
その中のアタックというのは出だしの音量変化、ディケイというのはアタックの後の変化のことで、
その他にもサスティン(ディケイの後の変化)、リリース(ノートをオフした後の変化)などがあります。

MODではこの機能を主に、ピアノ、ベースなどの音色を作るときに使います。
短い波形データでループを取っておいて、それをエンベロープで音量変化させて再現する事などが出来ます。

エンベロープの設定
まず、Instrumentウィンドウを開いてください。
エンベロープを設定したいデータをを使って表示します。

EnvelopesがVolume Envelopeになっていることを確認して、その下のAdd Pointボタンを押します。
すると、黒いグラフウインドウに赤い線と点が表示されるので、点をつかんで適当なところまで
移動します。
もっと細かくエンベロープを作りたいときは、この作業を繰り返します(12個まで作れます)
そして、自分の思う音量変化のグラフを作ればOKです。

Testボタンで確認することができます。
納得いくまで繰り返して完了。
簡単ですね。


パンのエンベロープ
パンに対するエンベロープもボリュームと同じように設定可能です。

タブを「Panning Envelope」にして、ボリュームのときと同じように設定してください。
中央の線が、中央のパンです。