◆ふたりはプリキュア

ABC(朝日放送)
http://www.asahi.co.jp/precure/index.html
東映アニメーション
http://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/


ふたりはプリキュアMaxHeart

◆第48話「史上最大の決戦!プリキュア最後の日!!」4
脚本(川崎良)、絵コンテ・演出(山内重保、座古明史)、作画監督(高橋任治)

というわけで今回は、ジャアクキングと闇の戦士の戦いに乱入するプリキュアって話。
おお、盛り上がる〜!
流石に土壇場ガチンコ最終決戦だけあってか久々の山内重保による演出作画と絶好調で、所々に凄いカットが。
合体闇の戦士の重みと速さのある動きとか、なんかすげえ凝ってたし。
バトルもアクションもド派手でスピード感があり、なかなかに手に汗握る大迫力・・なんだか気持ちは「ドラゴンボール」(笑)
まあ、ここでやらなきゃ嘘だわな(笑)
何と言っても、やはりあきらめずに戦い続けるなぎさとほのかが非常に格好良いね。
視聴者の女の子達は大喜びしてるだろうなあ・・よしよし。
キリヤも美味しいところを持って行ってくれて、キリヤ好きとしては嬉しい限りである。
第2期も、ぜひ再登場を希望したいところであ。
しかし、ポルンと番人の所はちょっとうざかったな(笑)
で次回は、ついに「ふたりはプリキュア」の第1期もこれで最終回。
さてさて、楽しみにしておきますか。


◆第47話「最強戦士登場!っても〜ありえない!!」3
脚本(影山由美)、絵コンテ・演出(岩井隆央)、作画監督(生田目康裕)

というわけで今回は、「すべてを生み出す力」の覚醒に巻き込まれて、再びドツクゾーンへとやって来るなぎさとほのかって話。
プリキュア第1期の後半・・最大最後のクライマックス。
まず・・闇の使者3人衆の「写真」に大爆笑した・・結構仲良いよな、お前ら(笑)
意味があるんだかないんだか・・。
それはともかく、流石に最後だけあってかなかなかの盛り上がりではある。
バトルも、結構動いていてなかなかに派手であった。
まあしかし、「セーラームーン」や「ぴちぴちピッチ」なんかもそうなんではあるが、この手のアニメの「本筋」は、こういうシリアスな展開よりも、普段の「馬鹿話」やら「日常話」にこそあるわけで、「普通の生活がしたい」というなぎさの主張はごもっともなわけであり(笑)、早くこのシリアス展開を終わらせて、「日常話」が見たいなあってのが本音ではある(笑)
そもそも闇の使者三人衆は、前半のダークファイブよりもさらにキャラが薄いので、倒してもあんまカタルシスとかもないんだよねえ。
ジャアクキングを裏切って、「自由」となろうとするって展開は良いとは思うのだが。
とりあえず、キリヤ復活はまったくもって嬉しい限りであり、その辺は期待である。
で次回は、史上最大の決戦!プリキュア最後の日!!


◆第46話「サイアク〜!石の力が奪われた〜!?」4
脚本(清水東)、絵コンテ・演出(山田徹)、作画監督(川村敏江)

あけまして、おいしそ〜・・なぎさ、お前ってヤツは(笑)
というわけで今回は、ついにポルンから力が奪われ、「すべてを生み出す力」が覚醒するって話。
2005年最初のプリキュア。
おお、盛り上がってきたね〜。
いつもと違い、今回は前半がバトルで、後半が日常話。
バトル自体はそれほど速さも重みのあるものではなかったのだが、川村敏江作監により作画自体のクオリティは非常に良し。
ベルゼイも、実は番人を監視し、その能力を読み取っていたというクレバーさも見せてくれて、なかなかに格好良い。
でも、「能力」ではなく「言葉」だけだったとしたら、ちょっと間抜けさがあるかもしれない(笑)
で、「決戦前夜」を思わせるいつもの生活、いつもの日常。
回想シーンと前回の「普通の生活がしたい」の伏線もあって、プリキュアのテーマでもある「普通の生活の大切さ」「守りたい日常」という部分も前面に出ており、非常に切ない。
なぎさの異変に気づくのが、一見そういう事ににぶそうな志穂なのが上手い。
そして、「すべてを生み出す力が覚醒」しての挿入歌「SHINING STAR」をバックでの変身は非常に格好良よく超燃える!
ヒーローもんは、やっぱこうでないとな!
まあ、敵が前にいないのに前口上ををするのは、ちょっと笑ってしまったが(笑)
それにしても、なぎさとほのかが手を繋いだところは、絶対チューすると思ったんだけどなあ(ぶっちゃけ、ありえない
で次回は、ドツクゾーンへと突入!
ああ、なぎさの「あけまして、おいしそ〜」の年賀状、俺も欲しい(笑)


◆第45話「歌えさくら組!合唱は勇気を乗せて」3
脚本(影山由美)、絵コンテ・演出(川田武範)、作画監督(青山充)

2004年最後のプリキュア〜。
というわけで今回は、合唱コンクールに出場するなぎさとほのかって話。
まさかEDの「ゲッチュウ!らぶらぶぅ?!」を合唱コンクールに持ってくるとは・・確かにOPの「DANZEN!ふたりはプリキュア」を歌う訳にはいかないもんな(笑)
合唱コンクールにはふさわしくないようは気はしなくもないが、天空の城のラピュタの「君を乗せて」とかも結構歌われたりするので、アニソンでもおかしくもないか・・意外に悪くなかったしね。
まあそれはともかく、プリキュアは話も演出もいつも「可もなく不可もなく」っつうか「普通」っつうか、どうも平板でいまいち押しに欠けるんだよなあ。
ごくたまにあるはじけた話以外は「段取り」通りに作っている感じであり、悪くもないが良くもないって感じ・・正直マンネリ度が強い。
敵キャラである闇の使者の3人が、前の「ダークファイブ」の4人よりもさらに魅力が欠けてるのも痛いんだよな。
2年目はすでに決定はしてるんで、白黒以外の魅力の部分をもうちょっと押してくることに期待したいところである。
で次回は来年で、ついに石の力が奪われるって話・・ん、作画も良さげで期待できるかな?


◆第44話「最高ハッピー!?なぎさのホワイトクリスマス」3
脚本(川崎良)、絵コンテ・演出(山吉康夫)、作画監督(河野宏之)

というわけで今回は、クリスマスイヴに藤P先輩と雪だるまを作るなぎさって話。
なぎさがハッピーなクリスマスイヴを過ごしたのは非常に良いことではあるのだが、相変わらずなんつうかちと平板な内容でもあり盛り上がりに欠けるかな。
まあそれはともかく、どうやらキリヤは復活しそうな感じであり非常にめでたい。
ほのかとの別れはいまひとつなとこもあったので、復活しての絡みが見たい所である。
あと、闇側の方も分裂の兆しがあり、その辺の所も楽しみではあるところ。
で次回は、合唱コンクールで大変って話。


◆第43話「激揺れまくり!藤P先輩に届けこの想い」3
脚本(成田良美)、絵コンテ・演出(矢部秋則)、作画監督(東美帆)

というわけで今回は、なぎさは友達の唯(城雅子)が藤P先輩にプレゼントを渡すのを手伝うって話。
なぎさの恋愛話は、恋愛絡みだといきなりなぎさが弱くためにちょっぴり切ないな。
そーいうなぎさも確かに可愛くはあるのだが、それ以上にそんななぎさを心配するほのかという構図に萌えてしまう(笑)
で、どうやらこの話は続くようで、次回はついになぎさがクリスマスに告白?


◆第42話「二人はひとつ!なぎさとほのか最強の絆」5
脚本(羽原大介)、絵コンテ・演出(西尾大介、座古明史)、作画監督(はっとりますみ)

というわけで今回は、闇の使者の襲撃で、バラバラになるなぎさとほのかって話。
うわ、すげ・・濃い!、熱い!
羽原大介の熱血脚本と西尾大介監督自らのアクション演出により、脚本・演出・作画が暴走しまくりの激濃くて熱い展開!
なんだかとっても、別番組だ(笑)
何と言っても白眉なのは、やはりその演出作画。
この頃基本の「綺麗さ」に重点を置いた作画とは逆ベクトルの、まるで往年の「金田作画」を思わせるような「勢い」と「動き」のみに重点を置いたデフォルメのききまくった演出作画が素晴らしかった。
特に「クリリンのことかー!!」・・ではなくて(笑)、「ほのかの事言ってんのー!!」からの畳み掛ける濃い展開と濃いアクションが凄すぎ。
ポルンからの「光の力」を受け取っての「決めポーズ」のあとに、すぐに超必の「レインボーストーム」に入らなくて、ガチのバトルに入るとこがいいよな・・いつもこうならいいのに(笑)
いやあ、「ハイパー美少女格闘アニメ(笑)」の面目躍如のような話であった。
で、話としてはどうやら闇の使者達はジャクキングから離反し独自の行動に入るようで、その辺の展開もちょっと楽しみである。
いやしかし、ほのかの「ボケ」には笑いました。
で次回は、藤P先輩になぎさがついに告白?、って話。


◆第41話「負けないってばー!!闇の力をぶっとばせ!」2
脚本(清水東)、絵コンテ・演出(立仙裕俊)、作画監督(飯島秀一)

というわけで今回は、ラクロスの決勝戦を迎えるなぎさって話。
プリキュアお約束のラクロスの試合中の襲撃戦。
つーか、試合系の話ってあんま面白くないんだよな・・パターンが一緒でマンネリ感漂うし、なにより今回は作画がちょい悪目だったし。
まあそれはともかくとして、そろそろ1年目も終わりなせいもあってか、最後に向けての伏線がそろそろ出始めたようである。
ポルンの事がとうとうばれたり、闇の存在をも蝕むもの力が現れたりと、色々大変なことになりそうな予感。
そうか、ついに「ロード・オブ・ナイトメア(金色の魔王)」が覚醒か(笑)
「すべてを生み出す力」・・その名は「混沌(カオス)」とかかな?
なんかこの辺のネタは、SF&オカルト交えて結構面白く作れそうなんだけど・・あんま生かされてないよな(笑)
しかし、最後の「謎はすべて解けた」はちょっと笑った。
で次回は、なぎさが大ピンチに・・あ、なんか作画が結構良さげだな。


◆第40話「夢の世界へご招待!?一泊二日闇の旅」4
脚本(成田良美)、絵コンテ・演出(岩井隆央)、作画監督(高橋任治)

というわけで今回は、なぎさがほのかの家にお泊まりするって話。
ああいいな・・やはりなぎさとのほのかの百合百合でキュアキュアな展開こそが、プリキュアの神髄。
特に今回は作画自体が妙に可愛かったのもあってか前半のドタバタも楽しく、なぎさのお馬鹿ぶりに、そしてそれを見守るほのかという構図が非常にラブラブっぷりが全開でいい感じを作りまくっていて、かなり良かった。
何と言っても寝室での二人が最高に良く、キリヤの事を思い出たりしてる辺りがポイント高し。
この分だとキリヤ復活もあるかな?
しかしバトルは、ホントおまけだよな・・メチャメチャどうでもいいや(笑)
で次回は、なぎさのラクロスの優勝決定戦。


◆第39話「涙キラ!汗がタラ!結婚式は大騒動!!」3
脚本(影山由美)、絵コンテ・演出(川田武範)、作画監督(為我井克美)

というわけで今回は、よし美先生が結婚することになり、クラスのみんなでプレゼントを送る事になるって話。
まあ、プリキュアらしい毒にも薬にもならない話ではあるが、今まで登場したクラスメイトのキャラがちょこちょこ登場しており、その辺はまあ良かった。
とりあえず、よし美先生お幸せに・・でも、いきなり転勤取りやめってのも、話的には意味がないよな(笑)
そういや、マ−ブルスクリューでもまだまだ戦える感じではあるんだな。
やはり、握りの差でパワーが変わるんだな。
で次回は、ほのかの家にお泊まり!・・ちょっと期待である。


◆第38話「ガッツでGO!亮太のおつかい大作戦」3
脚本(川崎良)、絵コンテ・演出(山吉康夫)、作画監督(青山充)

というわけで今回は、亮太が父親の会社におつかいに行き、なぎさとほのかがついて行くって話。
プリキュアらしい、まったりな普通な出来の日常話。
つうか、亮太声が変だった気が・・声優さんは一緒のようだし、いつもあんな感じだったかな?
それはともかくとして、まあ今回は普通の出来。
青山充の一人作監で、キャラの表情とかは結構好きだったんだけど、バトルはいまいちだったかな。
ビルの中での戦闘という感じで演出自体は派手で悪くはなかったんだけども、青山さんはバトルは不得意なんで、いまいち迫力や重みには欠けるからなあ・・仕方なしか。
まあ、オチはちょっぴり良い話でした。
で次回は、よし美先生がついに結婚!?・・作画が結構良さげだな。


◆第37話「いざ初舞台!!負けるなロミオとジュリエット」4
脚本(羽原大介)、絵コンテ・演出(岡佳広)、作画監督(川村敏江)

L字、L字・・仕方がないとはいえ、ああL字・・。
というわけで今回は、学園祭で「ロミオとジュリエット」を演じることになるなぎさとほのかって話。
いや、面白かった。
今回は、「面白い時」のプリキュアの話であり、なかなかに良かった。
やはりプリキュアは、なぎさとほのかの「日常」を絡めての学園的ドタバタとかの合間にバトルを挟んでやるのが一番面白いよな。
特に今回は演出のテンポも良く、何と言っても川村敏江作監による可愛いキャラが生き生きとコミカルに動き、画面に動きがあった。
「セーラームーン」とかと同じく「キャラ主導」なアニメだけに、やっぱキャラが生きていてこそ、なんぼだよな。
最後の図星を突かれて照れまくるなぎさの可愛いのなんの。
羽原大介の脚本も、プリキュア脚本陣の中ではキャラとバトルを絡めて描くのが結構上手い方だしね。
「偽プリキュア」のネタも小ネタで挟んでる辺りも、上手い。
そういえば、一応闇の使者3人衆は、雷、風、炎とその属性は使い分けて戦ってはいるのな。
その辺も、もうちょっと頑張って生かして行って欲しいところである。
で次回は、亮太のおつかい大作戦!


◆第36話「自由を掴め!番人決死の大脱走」2
脚本(清水東)、絵コンテ・演出(矢部秋則)、作画監督(東美帆)

というわけで今回は、番人が闇の使者達の屋敷から大脱走を試みるって話。
まあなんつうか、プリキュアらしい毒にも薬にもならない話つうか、どうでもいい系の話(笑)
プリキュアの最大の(唯一の?)魅力はなぎさとほのかの「ふたり」の絡みにあるわけで、それ以外の番人やらケモノの話になると、途端に「見栄え」が減るよな(笑)
とりあえず、執事ザケンナーという「手下」みたいなのがあったのは、ちょっと良かった。
しかし今回はベルゼイが頑張ってたわけだけども、やはりどうもプリキュアは敵の魅力にも欠けるなあ。
「ぴちぴちピッチ」とかに比べると、敵が妙にシリアスで愛嬌や茶目っ気がないんで、敵としての「押し」がないんだよな。
レジーナは若干頑張ってはいるが。
で次回は、なぎさとほのかが、ロミオとジュリエットをするって話。
「なぎさも格好良いよ、ロミオ様♪」・・いいかもしんない(笑)


◆第35話「これってデート?怒涛のハッピーバースデー」3
脚本(成田良美)、絵コンテ・演出(立仙裕俊)、作画監督(服部益美)

というわけで今回は、なぎさは誕生日に支倉という男子部の男の子と栗拾いに行くことになるって話。
なぎさの誕生日という大イベントに、初デートという超イベントも絡めての話なのに、ちょっぴり作画が・・(笑)
話も、プリキュアっぽいメリハリのない話というか(笑)
まあでも、こういうネタには弱くてあわてまくるなぎさに、色々と世話しまくるほのかというのは、良かった。
やっぱ、なぎさとほのかの絡みがあってこそだな、プリキュアは・・それしかないとも言えるが(笑)
で次回は、番人決死の大脱走。


◆第34話「なぎさぶっちぎり!炎のガチンコリレー」3
脚本(影山由美)、絵コンテ・演出(山田徹)、作画監督(河野宏之)

というわけで今回は、ベローネ学院の体育祭に出るなぎさとほのかを、レギーネが襲うって話。
なんか、学校のイベントに敵が襲撃してギリギリ間に合うってパターンが前回と同じでもあり、ちとワンパターンな印象だな。
レギーネ自体も少しづつキャラが立ってきたけど、やはり変身して襲撃してピンチにポルンの覚醒で必殺技、でもって撤退ってパターンも一緒であり、ちと幅がない感じ。
リレーシーンはそこそこ盛り上がったけどね。
まあどうやらマドンナになぎさに懸想する男子学生にと、一応は他のキャラ立てもしてくるようなので、その辺は期待したい。
で次回は、なぎさがデート?


◆第33話「Vゲット!心でつなげ光のパスライン!!」3
脚本(川崎良)、絵コンテ・演出(岩井隆央)、作画監督(飯島秀一)

というわけで今回は、試合でミスした志穂は落ち込み、ラクロスをやめようとするって話。
お約束のケンカ話。
傑作だったなぎさとほのかのケンカ話であった第8話に比べると、やはり演出作画的にも劣り、まあ普通に良い話であった。
ラクロスの試合前に敵の襲撃ってパターンは前にもあったしねえ。
というか、今回のポイントマンは、実のところ志穂でも莉奈でもなく・・レギーナでした(笑)
いやもうあのインパクトある登場は、正直、大爆笑でした・・無理があるだろ、それは!(笑)
あのオドオドぶりと間抜けぶりを生かして行けば、かなり今後キャラが立って行きそうな感じですな。
前回も書きましたが、やはり敵キャラというのは、主人公を生かすファクターとして重要でもあり、例えば同じ感じの「女の子向けバトルアニメ」である「マーメイドメロディぴちぴちピッチ」では、その敵でもあるダークラバーズは「愛すべき敵」としてのキャラ立ちがたっぷりされていて、成功した部分もありましたから。
とりあえず、今後のレギーナさん(人間体)には期待です。
あと、今回は作画自体は結構低迷ではあったのですが、なんか後半のアクション描写が妙に動きが大きくて、面白かったです。
特に、なぎさがほのかから投げられたカードコミューンを受け取り、「カチ!」「カチ!」と変身する辺りが妙に格好良かった・・携帯電話ってああいうのだとしぶいな。
しかし、遠距離でもポルンのブーストはありなんだな・・ちょっとずるい(笑)
で次回は、体育祭で大暴れ・・あ、懐かしの学園のマドンナ再登場だ。


◆第32話「ポルンを励ませ!とっておきのカーニバル」3
脚本(羽原大介)、絵コンテ・演出(川田武範)、作画監督(高橋任治)

というわけで今回は、光の園に帰れずに寂しがっているポルンのために、遊園地に行くって話。
前回のジュナに続き、今回はレギーネが襲撃である。
でもバトル自体は演出自体はそんな悪くないのだが、やはり作画が追っ付いてないせいか、前回と同じくいまいち。
やっぱ、動かしてなんぼなバトルは難しいよなあ。
第1話で使われた遊園地が再びっては良かったんだけど、それを生かして話が作られてたわけでもなかったしね。
で、紅一点の敵であるレギーネだが、やはり変身後より変身前のオドオドぶりの方が萌えていいね(笑)
とはいえ、前の敵のダークファイブも敵としては掘り下げやらの面もありいまいち薄かったのだが、なんか闇の使者三人衆(仮称)もさらに輪をかけて薄い感じ。
なぎさとほのかの二人がキャラ立ち十分な反面、敵側のキャラ立ちが薄いのが、このアニメの欠点ではあるな。
魅力的な主人公は重要なのはもちろんだが、魅力的な敵キャラってのも重要だからね。
頑張って三人衆はキャラを生かして欲しい所である。
それにしても、ポルンはメップルの3倍(当社比)ぐらい我がままぶりを発揮してなぎさ達を振り回しており、なんだかさらにその評判を落としているようである。
だが、あえて言おう・・可愛くていいじゃん(笑)
特にあの片耳で顔をすっと覆い隠すとこが可愛くていいよねえ・・叩きつぶしてやりたくなるくらい(おい)
で次回は、志穂と莉奈が喧嘩。


◆第31話「マジ家出!?ポルンはいったいどこ〜!?」3
脚本(清水東)、絵コンテ・演出(山吉康雄)、作画監督(為我井克美)

というわけで今回は、
なんだかクソガキぶりを見せつけて評判の悪いポルンが、またもや家出。
話としてはポルンのプリズムストーンの力が宿ったことがわかり、でもってポルンも実は寂しいって話で、まあそれほどの盛り上がりはなし。
バトルの方も、なぎさのクンフーアクションっぽいのが見れたのは良かったが、作画が良い訳でもなかったんで、これまたちょっと盛り上がりには欠けたかな。
整理員に変装して誘導したり、特設リングを作ったりと、ジュナがちょっと美味しかったな。
で次回は、ポルンを励ますって話。
やっぱ、ポルンは新キャラだけあって、ポルン強化月間だなあ・・いや、自分はポルン嫌いじゃないですよ(笑)


◆第30話「炸裂!プリキュアレインボーストーム」4
脚本(成田良美)、絵コンテ・演出(伊藤尚住)、作画監督(川村敏江)

なぎさ、やっぱ夏休みの宿題してなかったか・・(笑)
というわけで今回は、新学期の学校に、3人の闇の使者がやって来るって話。
流石は伊藤尚住演出に川村敏江作監だけあってか、今回は前半のなぎさとほのかの学校でのドタバタなやり取りも非常にテンポ良く楽しく、後半のバトルも迫力もあるものになっており、面白かった。
特に、ほのかの、
「一緒に行くポポ〜!、なんちゃって〜・・とか?」
「なぎさ、ファイト♪」
はマジ萌えたぜ・・自分も今日は「白い方」で(笑)
で、ベムベラベロ(笑)の闇の使者三人衆も激強っぷりはなかなかに良かったのだが、お約束の新玩具「プリキュアレインボーブレス」を投入してのパワーアップであっさり回避。
でも、「プリキュアレインボーストーム」は、モーションが「プリキュアマーブルスクリュー」と同じだったんで心配だったが、「溜め」描写とダブル拳での発射が格好良く、派手で強そうでなかなかに良かった。
「また何か言うんじゃない!?」のなぎさが、第1回を思わせて笑った。
しかし、スクリュー(螺旋)がストーム(嵐)に・・アンドロメダ瞬みたいだね(笑)
あと、アイキャッチとEDの敵側の所も変化・・アイキャッチは、どっちも可愛くていいね・・コサックダンスも笑った。
で次回は、ポルンがまたもや行方不明。


◆第29話「嵐の夏祭り!カミナリ様は超コワイ!?」3
脚本(影山由美)、絵コンテ・演出(矢部秋則)、作画監督(東美帆)

やっとで追いつく・・。
というわけで今回は、夏祭りで肝試しをするなぎさは、藤ピー先輩とふたりっきりになるって話。
なんだか今回はいつものプリキュアって感じで、久々の学園っぽいネタ。
いつもは馬鹿で食い意地の激しいなぎさではあるが(笑)、好きな人の前ではあがりまくる辺りはやはりなかなかに可愛い。
で、ついに最後の三人目の闇の使者であるベルゼイ・ガートルード(西村知道)も登場。
台風、火山、でもって雷と、どうやら闇の使者は自然現象のエネルギーを取り込んで力にするらしく、その辺はなかなか格好良くていいな。
風、炎、雷って感じでそれぞれの属性を生かした戦いをしてくれるとさらに良い感じである。
しかしジュナ(松本保典)、レギーネ(深見梨加)と上の名前だけなのに、ベルゼイ・ガートルードだけ下の名前があるのは、何か意味があるのであろうか?
で次回はいきなり3人そろっての襲撃、でもって新必殺技?
なに!?・・また休みかよ!


◆第28話「レギーネ登場!ってもう来ないで!」5
脚本(羽原大介)、絵コンテ・演出(西尾大介)、作画監督(はっとりますみ)

というわけで今回は、第2の闇の使者レジーネ(深見梨加)が目覚めるって話。
監督である西尾大介自らによる初の演出だけあってか、前の五十嵐演出と同じく今回は劇場版を思わせる感じの演出作画の密度であり、全編に画面のコントロールがされていて、非常に面白かった。
つうか、第2部である前回からそうなのだが、なんだかほとんど別番組。
往年の「美少女戦士セーラームーン」の「セーラームーンS」を思い起こさせるダークな雰囲気が全体に満ち満ちていて、「エヴァンゲリオン」や「パトレイバー劇場版」のような非常に無気質な画面作りとなっており、危機感を煽って来る。
第2部は、「光の使者」であるプリキュアと、ジャアクキングの3つの分体であろう「闇の使者」との陰陽の対立の構図を機軸に、「希望」と「絶望」というテーマへと帰結して行く感じなのであろうか?
もしも、この流れを維持して行くなら結構後編は化けるかもしれない・・が、子供受けは悪いだろうから、やっぱ無理かな(笑)
あと今回はバトル描写も非常に巧みであり、独特のカットワークが非常に面白かった。
流石は監督自らの演出って感じである。
プリキュアはどうも、演出作画は安定はしてはいるのだが、どうもメリハリがなくて平板な感じがあるので、たまにはこーいう神演出があってもいいな。
それと、兼ねてからのおばあちゃんの「秘密」ではあるが、どーやら戦争が終わったときにミップルから「希望」をもらったってだけの事で、そんな深い伏線とかはあんまりないみたいな感じだったな。
しかし、8月15日(本放送時)の「終戦記念日」に戦争ネタとは、タイムリーで教育的な展開だな(笑)
で次回は、夏祭りで第3の闇の使者が目覚めるって話。


◆第27話「新たな闇が迫る!迷子のポルンを救え」4
脚本(川崎良)、絵コンテ・演出(小村俊明、座古明史)、作画監督(河野宏之)

関西なので、高校野球で一週遅れ〜(涙)
というわけで今回は、新たな闇が出現し、再びプリキュアになるなぎさとほのかって話。
ついに始まった「ふたりはプリキュア」の後編は、なんだかちょっぴりダークネスな雰囲気でもあり、結構な期待感がある感じである。
特に、今回は謎の「角沢くん(松本保典)」の朝の番組とは思えない飛ばしっぷりは素晴らしかった。
いきなりガラス破ってビルから飛び降りるんだもんな(笑)
まあ、会社員だったり、写真から消えたりと謎の部分もあるが、それは今後に明かされるかな?
前編の「ダークファイブ」よりもマッチョでスパルタンな雰囲気もあり、活躍に期待である。
あと今回は、地下駐車場のバトルの動きもなかなか良く、ふたりのコンビネーション攻撃があったのがなかなか面白かった。
で次回は、レギーネ登場!
しかしそうか、8時30分からは「スーパーヒロインタイム」だったのね(笑)


◆第26話「さよならメップルミップル!?やだー!」3
脚本(成田良美)、絵コンテ・演出(立仙裕俊)、作画監督(飯島秀一)

「ふたりはプリキュア」もついに最終回!!
というわけで今回は、ほのかとなぎさはついにジャアクキングとの決戦を迎えるって話。
とうとうやって来たジャアクキングとの最終決戦・・ぶっちゃけ、早すぎ!(笑)
それは、まあいいとしても・・「まあまあ」って感じだったかな。
子供向けだから仕方がないのだが、ジャアクキング自体にイデオロギー的なものはそれほどなくて、あくまで「世界を滅ぼそうとする悪いヤツ」でしかなかったのはちょっと残念。
まあでも「闇の意志」そのものが暴走し、世界を滅びへと導くともとれなくもないか・・スレイヤーズで言えば「金色の魔王(ロード・オブ・ナイトメア)」みたいな感じ?(笑)
なんか「闇のキング」と「光のクイーン」の二律背反する存在の対立であり、すべてを産み出す力の源である「プリズムストーン」を巡っての戦いってのは、結構良かったかな?
まあそれはともかくとして、最終回(笑)のわりには作画がちょっと悪かったなあ。
決戦シーンの、挿入歌(多分、渡辺宙明)がかかってのマーブルスクリューは燃えたけど。
あと、なぎさとほのかと、メップルとミップルの別れはなかなかに良かった・・やっぱああいう「別れ」と「再会」はお約束だよな。
うんうん、良い最終回だった。

で、総論。
「ふたりはプリキュア」4(65点)
まあまあ面白かったな。
正直、話の出来自体はそんなには良くなくて、展開が早いせいもあってか敵幹部5人の描き込みが薄く、キャラ立ちがちょっと弱かった。
なにより、それぞれの幹部との決戦前の「溜め」とかが小さいんで、ちょっと盛り上がりに欠けたんだよね・・「押し」が足りないっつうか。
売りになるかと思われた「バトル」の方も、たまにしかコレというバトルもなくて、「ハイパー美少女格闘アニメ」とまでは行かなかった感じである(笑)
とはいえ、やはり良かったのはなぎさとほのかという「ふたり」の関係にだけ絞った「日常」の描き込みであり、ふたりの「友情」であろう。
これにより、ふたりのキャラ立ちはグングン上がって行き、あの「仲良し空間」とも言える雰囲気を作り出し、そこがお子様や大きいお友達にも受けたのではないかと思われる・・大きいお友達は主に「妄想」の力が大きい気もするが(笑)
特に、「馬鹿可愛い」とも言われるなぎさのあの「馬鹿っぷり」「元気良さ」がムードメーカーとなっていたのは大きかったな。
とりあえず、スタッフの皆様お疲れさまでした、次回作に・・って、え!、続くんですか・・ありえない(笑)
とうわけでもちろん、「ふたりはプリキュア」はまだまだ続きます。
どーやら早くも2年目の噂もあるようだし、これなら「ジャアクキング編」で1年やっても良かったねえ・・まあ、後半がどうなるかわからないけど。
で次回は、ポルンが迷子になって、新たなる敵が登場!


◆第25話「いざ光の園へポポ私たちも!?」3
脚本(清水東)、絵コンテ・演出(山田徹)、作画監督(高橋任治)

ようこさんって・・誰?(笑)
というわけで今回は、光の園へとやって来るなぎさとほのかって話。
「光の園」の紹介話であり、本当の決戦自体は次回なこともあってか、まあ普通に面白かった。
まあ、なぎさとほのかのほのぼのしたやり取りやら、長老のボケ倒しぶりは楽しかったな。
で次回は、ついにジャアクキングとの決戦・・「ふたりはプリキュア」最終回!(笑)


◆第24話「決戦!プリキュアvsイルクーボ」3
脚本(川崎良)、絵コンテ・演出(川田武範)、作画監督(為我井克美)

というわけで今回は、プリズムストーンを賭けてイルクーボとの決戦って話。
前半後半をかけての丸まるバトルという決戦シーンではあったのだが、バトル自体は前回の方が盛り上がる感じもあってか、ちょっとあっさり気味でおわってしょんぼり。
せっかくのホントの「決戦」だったわけだから、もうちょっと盛り上がる演出作画が欲しかったところ。
プリキュアって、結構そーいう「決め」での盛り上げがあんまり上手くないんだよなあ。
なんで、展開早いのは良いんだけど、いまいち「平板」なイメージがあるんだよね。
まあそれはともかくとして、これで7つのプリズムストーンをゲットし、新キャラのポルン(池澤春菜)も登場。
で次回は、ついに光の園に行く二人って話。


◆第23話「危うし!夏合宿の悪夢」4
脚本(羽原大介)、絵コンテ・演出(岩井隆央)、作画監督(川村敏江)

ピッコロ、つええ!(笑)
というわけで今回は、夏合宿に来たふたりを、イルクーボが襲うって話。
おお、怒涛の展開、燃えるぜ。
今回に関しては、バトルより日常生活のドラマの方がおまけって感じで、バトルが非常に熱かった。
いやあ、「ドラゴンボール」かと思いました(笑)
川村敏江作監の作画も良く、非常にスピード感と迫力あるバトルが燃え燃え。
いやもう、イルクーボの強いの格好良いのなんの。
イルクーボは知性派かと思ってたのだが、知恵と力を兼ね備えてたんだな・・流石はドツクゾーン最後の切り札。
「かかってくるがいい」って感じの挑発ポーズが最高・・いつ「魔貫光殺砲」を撃つかと思ったよ(笑)
番人も5つのドラゴン・・プリズムストーンも奪われてしまい、いいねこのピンチっぷり。
続きが楽しみである。
あと、前半の合宿のドタバタぶりも結構楽しかった事を付け足しておく(笑)
で次回は、イルクーボとの決戦!・・ついに、神龍が(笑)
残り3話で第1部完って感じかな?


◆第22話「ウッソー!忠太郎がママになる!?」3
脚本(影山由美)、絵コンテ・演出(山吉康夫)、作画監督(東美帆)

というわけで今回は、忠太郎(置鮎龍太郎)が連れてきた子犬・モコ(くまいもとこ)の飼い主を探す二人って話。
ぶっちゃけ、結構どーでも言い話であった(笑)
やっぱ前回が「ああいう話」だっただけに、そのフォローとしての展開が欲しかった所だな。
いや、確かに前回に対して触れてはいたのだが、もうちょっと七夕ネタと絡めてとかの深いツッコミが欲しかったね。
まあ、「忙しさで悲しみを忘れる」みたいな感じはあったけどね。
「その夜、ほのかは泣いたんだって・・涙が涸れるまで泣いたんだって・・」
というラストのオチ自体は良かったからねえ。
しっかし、この番組でいきなり犬が喋ると、かなり違和感があるな・・ちょっと、引いたよ(笑)
で、今回からはイルクーボとの本格的な戦い。
どうやらイルクーボ自体は何か知っているようで、その辺どのように展開するかが楽しみである。
今回は、バトルの動きも結構良かったからねえ。
しそれにしても、イルクーボはやっぱり「ドラゴンボール」のピッコロに似てるよなあ(笑)
で次回は、合宿で大ピンチ。
そういや「そしてカレー」といい、今回の焼き鳥といい、なぎさの食い意地の張りぶりは素晴らしいな・・ワンコかお前は・・惚れるぜ(笑)


◆第21話「衝撃デート!キリヤの真実」4
脚本(川崎良)、絵コンテ・演出(上田芳裕)、作画監督(河野宏之)

2週間ぶりのプリキュア〜。
というわけで今回は、ほのかはキリヤから突然告白され、キリヤと戦うことになるって話。
ついにとうとう、キリヤとの決戦話。
ドツクゾーンの敵の中でも一番キャラが掘り下げられていて、ほのかとの絡みもあったので、やはり期待度は満点。
で結局の所は、出来としてなかなか良かったという感じか。
正直、「ガンダムもの」のようなもっとドロドロな愛憎劇や、ほのかの号泣ぶり絶望ぶりやらが見れるかと期待をしていたので、あっさり(ってほどでもないが)身を引いてしまったキリヤには、ちょい残念。
イルクーボが、キリヤを消滅させるぐらいのドラスティックさは欲しかったのだが・・アレはもしかしたら「生きてる」かもしれないという伏線なのかな?
あと前回とかのように盛り上げる演出的には良かったのだが、作画がいまいち「押し」に欠けたのも、ちともったいなかったなあ。
作画の「押し」で、ああいうのは結構印象変わって来るからね。
やはり、他の敵幹部の時もそうなんだけど、あと1話分ほどの「溜め」が欲しいとこだったかもしれない。
とはいえ、キリヤの告白、おばあちゃんとの対話、なぎさとのドタバタと、ほのかを中心軸としたバトルまでのちゃんとした前ふりや、挿入歌(噂の渡辺宙明の曲?)がかかっての「ガンダム」や「少年漫画」のような語り戦闘(男は拳で語るもの的)によるそれぞれの気持ちと想いのぶつけあいは圧巻でもあり、ラストの締めもなかなか良かった。
「キリヤ君の勇気に答えるためにも、あたしたちはメップルとミップルを最後まで守り通さなければいけない・・」
って・・やっぱ、なぎさは強いなあ・・、なんてヒーローっぽいんだ。
さらば、キリヤ・・しかし、最後のアイキャッチの「サヨウナラ。」はどうかと思ったり(笑)
で次回は、忠太郎がママになるって話・・つうか、二人とも明るいな(笑)
できれば、今回のことをもうちょっと引っ張ってくれることを望む。


◆第20話「どっちが本物?ふたりのほのか」4
脚本(羽原大介)、絵コンテ・演出(小村敏明)、作画監督(青山充)

というわけで今回は、なぎさの前にふたりのほのかが現れるって話。
あら・・ポイズニー姉さん、早くも散華。
やはり展開が結構早いよな・・この分だと残り二人もそろそろか。
ポイズニー姉さんの散華は、前の二人同様にもちっとクライマックスへの「溜め」の伏線とかあっても良かったとは思うのだが、その最後のラストバトルは熱くて派手で格好良かった。
これまた前回同様に演出は良かったのだが、もうちょっとバトルにおける「作画の押し」は欲しい感じはあったが(青山作画は戦闘シーンには向いてないもんな)、流石にクライマックスだけあってか倉庫街での肉弾戦につぐ肉弾戦に、前回の「変身解除」と同じくお約束の「必殺技破り」(何度も失敗するとこがいいね)と、盛り上がりには十分の内容であり、決死の覚悟で挑むポイズニー姉さんの「語りっぷり」が熱かった。
ポイズニー姉さんに「ケーケン」が豊富なのかは微妙な所だが(笑)
あと、なぎさとほのかも熱くて格好良く、特に最後の、
「だから、後も先も関係ない・・いつも今この瞬間の一回勝負!・・根性だけはテンコ盛りよ!!」
が格好良すぎ。
なぎさって、戦隊における「馬鹿でおっちょこちょいだけど、熱くて心優しい」っていうレッドの役割であり、非常に「ヒーロー」してて良いなあ。
あと今回の「偽者ネタ」も正体がわかるのが、バレバレの「ほのかの香水ネタ」かと思いきや、前の和解話(傑作第8話)の時の「臭い靴下ネタ」で落としたりする辺りも良かった・・「なぎさの靴下はちょっと臭い」って言うときの、ほのかの顔が可愛くって(笑)
つうか、ふたりに挟まれて色々言われるまくるなぎさも可愛いかったなあ(笑)
で次回は、ついにキリヤがほのかにその正体を明かすって話。
おお、盛り上がってきたなあ。
正直、敵幹部はいまいちキャラの掘り下げが足りなくて物足りない所があるのだが、キリヤはほのかと絡めてなかなかキャラが立ってたので、次回はかなりのクライマックスになりそうだな・・楽しみだ。
・・なに〜!、来週は休みかよ!!、ぶっちゃけ、ありえない・・。


◆第19話「こわすぎ!ドツクゾーン最後の切り札」3
脚本(清水東)、絵コンテ・演出(矢部秋則)、作画監督(飯島秀一)


衣替えだ!、夏服だ!、わしょ〜い!!
というわけで今回は、ドツクゾーンの最後の切り札であるイルクーボ(二又一成)が登場って話。
「最後の切り札」だけあってか、なかなかに圧倒的な強さを見せつけてくれ、そーいう緊張感があったのはなかなかに良かった。
ふたりともズタボロだし、変身解除もあるしと、なんだかとっても「クライマックス」状態は燃えた。
でも、OPのようなピンチっぷりは良かったのだが、今回は海外原画でいまいち演出作画が良くなかったせいか、「画面」としての盛り上がりに欠けたのは残念だったな・・もう一押し欲しかった。
そういやイルクーボももう登場なんだな・・もうちょっと遅くに出てくると思ってたんだけど。
前に「GEAR戦士 電童」みたいと言ったけども、どうやら結構細かい部分も電童っぽくて、この「展開の早さ」というのもその似てる部分のひとつだね。
この分だと2クール(26話)が終わる頃には、プリズムストーンは7つ集めて、残り3人も倒し、ドツクゾーンでジャアクキングを倒しそうな感じだ。
そして新展開からはお約束のおんぷちゃん、ローズマリーのような「闇の使者なんたら」がライバルとして登場で、「真の敵なんたら」が登場と予想(笑)
で次回は、なんとほのかがふたりに!?
「わたしはチョコ以下ですか!?」には笑った・・次回予告のふたりの掛け合いはホントに面白いなあ。
本編にもそのノリが徐々に出てきて良い感じである。


◆第18話「ドキドキ!中間テストは恋の迷宮」4
脚本(川崎良)、絵コンテ・演出(川田武範、座古明史)、作画監督(高橋任治)

いまその話はしたくない!
というわけで今回は、クラスメートの聖子(吉田小南美)がキリヤに告白するって話。
月に一度のバトル強化回であり、でもってドラマ方面もなかなかに充実しており、バトルとドラマの両面で面白かった。
まずはドラマの方であるが、キリヤはほのかとの触れ合いにより自らの心に戸惑いを覚え始め、徐々にその内面を見せて来ていて、今後のほのかとの絡みが楽しみである。
っていうかっていうかっていうか(笑)、キリヤはもう完璧にほのかにゾッコンな感じだな(笑)
で、バトルの方も今回は、「落下変身」という格好良い始まり方での、短くはあったがなかなかにスピード感溢れる迫力の演出作画であり、結構熱かった。
ポイズニーとの「肉弾戦」ってのが格好良いよな・・ちょっぴり、「エアマスター」状態(笑)
やはり月に一度はこのぐらいのバトルがあると安心するね。
あと、「いつも通り」のなぎさのお馬鹿ぶりが可愛いくて素敵だったよ・・なぎさはマジで可愛いな(笑)
落下するときも、「鼻の穴」見せてるし・・素敵な「汚れ」役だ(笑)
つうか、勉強しろよ!(笑)
で次回は、ついに最後の切り札、イルクーボ見参!


◆第17話「ハートをゲット!トキメキ農作業」4
脚本(成田良美)、絵コンテ・演出(岩井隆央)、作画監督(為我井克美)

畜生、なぎさは馬鹿で可愛いなあ・・。
というわけで今回は、なぎさ達は藤ピー先輩と共にみんなで農作業をするって話。 まあぶっちゃけ、前回同様になぎさの馬鹿っぷり、あたふたぶりが鬼のように可愛かったのは置いておくとして(笑)、話自体は前回と違いバランスも良く、非常に面白かった。
玩具屋の手先である「ラブチェッカー」も話にきちっと絡めたり、「力を合わせるから人間は強い」の部分もバトルに絡めたり(もう一押し欲しくはあったが)、なにより、なぎさに先輩、ほのかにキリヤを絡めることで、それぞれのキャラの魅力がグっと描き込まれている。
「ヒーロー登場ってね」のなぎさの格好良さに、「ヒロインでしょ」のほのかのツッコミと、ふたりの絡み具合の面白さも上がってきた・・前回の「黒板消しダンス」の萌えっぷりを例に上げるまでもなく。
安直に「戦いは数だよ、兄貴」的に複数のキャラを出すのではなく、「ふたり」という小さなコミニティに絞ってのキャラの描き込みは、概ね成功してるのではないであろうか。
どうやら、視聴率や玩具の売上、でもってアニオタさんの人気なども良いみたいだしね。
ここの所は作画の安定度もレベルも高く、特にキャラの表情や仕草の豊かさは素晴らしいし。
「話」自体のレベルさえ安定させれば、やっぱり結構イケるんだよな・・キャラは良いし。
で次回は、キリヤに迫る恋の影!
最後のアイキャッチも良い味出してきてるなあ。


◆第16話「ストレス全開!マドンナはつらいよ」3
脚本(影山由美)、絵コンテ・演出(山吉康夫)、作画監督(川村敏江)

というわけで今回は、ペローネ学園のマドンナ・小田島友華(飯塚雅弓)の憂鬱って話。
なんか、相変わらずなぎさは飛ばしてるなあ・・。
今回なんかも、ボールにぶつかってバレーボールをバスケのゴールにシュートするわ、マドンナに嫌われてると勘違いするわ、遅刻はするわ、黒板消しを使ってほのかとダンスはするわ、ジャンケンはするわ、キモイと叫ぶわ、マドンナを叩きのめしかけるわ、マドンナの顔に落書きはするわ、その顔を見て爆笑するわと、縦横無尽(笑)
そのなぎさのボケっぷりに釣られてか、ほのかも妙に可愛くなっていて、魅力が引き出されている。
う〜ん、なぎさ良いよなあ・・。
なぎさのキャラが立ってるおかげで、ほのかのキャラも立ってて、二人の「仲良し」ぶりが非常に微笑ましくて、萌えるしね。
でも、内容自体はたいしたことはなくて、結局のところマドンナの悩み自体はなんら解決してないんだよな。
ふたりの「萌え」ファクター自体は、かなりレベル高かったんだけども。
まあ、影山由美ならこんなもんか(笑)
で次回は、なぎさが農作業でメロリンキュー!(笑)


◆第15話「メッチャ危ない家族旅行」4
脚本(清水東)、絵コンテ・演出(上田芳裕)、作画監督(東美帆)

というわけで今回は、家族旅行に来たなぎさとほのかは島の伝説を知るって話。
まったりとほのぼの楽しいプリキュア。
今回はなかなかに作画が良く、特にバトル方面が充実しており、2体の鎧武者のザケンナーとのバトルはなかなかに迫力があり格好良かった。
やはり、たまにはバトル方面での活躍もないとね。
あと、なぎさの父親のオチなんかもちょぴり泣かせて、子供向けアニメはやはりこういう「家族の絆」ってのも出さないとねえ。
しかし、「ありそうでなかった」お約束の「入浴シーン」とかがなかったのはちょっぴり残念だったり(笑)
で次回は、学園のマドンナが登場って話。


◆第14話「ウソホント!?にせプリキュア大暴れ」4
脚本(羽原大介)、絵コンテ・演出(吉沢孝男)、作画監督(青山充)

さっさとおうちに帰りなさい!
というわけで今回は、なぎさとほのかの前に偽プリキュアが現れるって話。
あ、なんだか無性に面白い。
同級生とかから偽プリキュアの話を聞いてるなぎさとほのかのリアクションなどが非常に楽しく、微笑ましかった。
特に、あかねさんのタコ焼き屋でのなぎさの同様ぶりが素敵だ(笑)
個性ある絵が特徴的な青山作監(一人原画)による、表情のデフォルメの大きい可愛い絵も良かったしね。
青山さんは、「セーラームーン」の時の安藤正浩作監と同じく、独特の絵柄にするために評判も悪かったりするんだけども、自分は表情豊かで温かみある絵で結構好きなんだよなあ。
それにしても、こういう「一般人から偽物が」みたいなネタは、「セーラームーン」でもありそうでなかったんで、なんか無性に笑えたなあ。
つか、夏子(小清水亜美・ナージャ)と京子(名塚佳織・未夢)のアレって、コスプレだよな(笑)
まあ、そのうち本当に「正体ばれる」ネタもあるかもねえ。
あと、今回の見せ場はポイズニーによる「卑怯なる策略」であろう。
1番手、2番手が、ガチンコタイプの「正々堂々派」だったのと違って、ポイズニーはちゃんと「からめ手」を使ってきてるのは嬉しい限りである。
やはり、敵に正体が知られてるからには、このぐらいの「卑怯」は当然だよな。
最後のイルクーボは、かなりの「卑怯」を使ってきそうで楽しみだ。
で次回は、家族旅行先での番外編・・?
つうか、なんか今度はやたらと作画良さそうだな。


◆第13話「ご用心!年下の転校生」4
脚本(成田良美)、絵コンテ・演出(小村敏明)、作画監督(河野宏之)

というわけで今回は、謎の転校生キリヤが転校してきて、ほのか達の研究会が狙われるって話。
「セーラームーン」と同じく、まったりと面白いって感じだな、やっぱ。
で、今回からは謎の転校生キリヤ(木内レイコ)もやって来て、プリキュアを密かに狙う敵という緊張感も少しづつ出て来ており、面白くなって来た感じ。
キリヤもポイズニーも良い感じキャラが立ちそうで、今後が楽しみだな。
特に今回は、演出作画もほどほど良く、バトルもほどほど面白いと、バランスの良い作り・・特に、今回はラストがちょっと泣けた。
いやそれにしも・・なぎさの「汚れ」っぷりはいいね・・まさしく黒(笑)
弁当をふたつたいらげるは(あれで腹八分かよ!)、電柱に顔面からぶつかるは、藤ピー先輩の前での百面相ぶりや、もう可愛いのなんの(笑)
キャラ自体のパワーが大分出て来た感じだな。
で、どうやらプリキュアの姿を二人に見られたようで、次回はにせプリキュアが登場!
やっぱ、これはそのうち正体ばれるパターンかな・・楽しみだ。


◆第12話「悪の華・ポイズニー参上!って誰?」3
脚本(川崎良)、絵コンテ・演出(矢部秋則)、作画監督(生田目康裕)

というわけで今回は、新しい敵ポイズニー(雨蘭咲木子)が現れ、なぎさからメップルを奪うって話。
新たなる敵・ポイズニー登場であり、ちょっと話も展開。
どうやらやっぱり、敵には完全にその所在やら正体やら特性やらは知られてるようで、その辺はセーラームーンとかとは違うパターンだな。
それならそれで、なぎさやほのか達にもっと危機感や緊張感が欲しいところではあるのだが、まあ子供向けアニメだから仕方ないわな。
ちょっとでも敵側が頭が回れば、いくらでも方法あるもんな・・それこそ「人質」とったり(笑)
で、第3の敵ポイズニーだが、キャラ的にはやっぱいまいち弱いかな。
なぎさ達のことを調査したうえでの戦術は良かったが、やっぱ詰めが甘いし。
まあ、「とっととおウチに帰りなさい!」で、ホントに帰ってる辺りは笑ったが(笑)
つうか、前回とは違う今回は丸まる戦闘シーンはしょったりする辺り、潔いというかなんというか・・。
でもって、ついにほのかのおばあちゃんもなぎさ達の正体を知り、やはり過去に何か秘密がある模様・・やはり初代プリキュア?
まあ、切れるのかおとぼけなのかいまいち判断がつきにくい所ではあるが、まあその辺りは今後に期待かな。
しかし、「今のままでいたい」「ずっとこのままよね」という「日常」を大切にしたいという思いがあるようだが、コレって後からの「日常」の崩壊へとつながる伏線なのかな・・でも、子供向けアニメでそこまでドラスティックな展開はやらないかなあ、やっぱ。
まあ、これも今後に期待か。
で次回は、年下の転校生!・・どうやら今回は敵は二人構成で来る模様。


◆第11話「亮太を救え!ゲキドラーゴ・パニック」4
脚本(清水東)、絵コンテ・演出(川田武範)、作画監督(飯島秀一)

なぎさの父親、子安なんだ・・。
というわけで今回は、亮太と水族館へ行ったなぎさとほのかは、ゲキドラーゴに襲われるって話。
ドタバタの時の二人のコロコロ変わる表情とかは良かったのだが、話自体は「セーラームーン」のような普通の話だった。
でも、今回は結構アクショが充実していたのが面白かった。
作画自体はそれほど良い訳でもなかったのだが演出が結構頑張っていて、特になぎさブチ切れからの「ラッシュ」が激燃えで、なぎさの「打撃連打」の後に、ほのかの「ダッシュ投げ」とテンポも迫力もあり、非常に良かった。
やっぱ、アクション方面もたまにはこういう感じで気合が入ってるのがある方がいいね。
しかし「プリキュア・マーブル・スクリュー」は、「やっぱり握り」の強さによってパワーが変わるんだな(笑)
あと、ほのかの「切れ」方はどうも偽善臭さがあり感情移入しにくかったりがあったのだが、なぎさの弟を思っての「切れ」方は結構良くてポイントさらにアップ・・やっぱ、白より黒がいいかもしれない(笑)
で、今回でゲキドラーゴも早くも散華。
カブキマンに比べるとまだ目立ってはいたけど、やっぱどうもキャラ立ち、掘り下げする前に出番が終わってしまった気はするなあ、もったいない。
どうやら結構展開早く進めて行き、幹部クラスは2クール終わる頃にはいなくなってるかもしれないな。
で次回は、新たなる敵、悪の華ポイズニー参上!
あ、なんかおばあちゃんがついにその正体を暴露か?


◆第10話「ほのか炸裂!素敵な誕生日」3
脚本(成田良美)、絵コンテ・演出(岩井隆央)、作画監督(高橋任治)

万年発情生物、うざい(笑)
というわけで今回は、ほのかの誕生日の日に両親が帰国するって話。
細かいドタバタなとこやらは結構面白いとこもあったりするんだけど、やはりどうも話が適当臭くていい加減で微妙だな。
なんつうか「子供だまし」臭いというか・・いや、実際ガキ向けなんだけど(笑)
特に、どうも鼻に付くのがほのかの言動。
前々から思っていたのだが、ほのかって偽善臭いというか、綺麗ごとで生きてるというか、確かに正論で良いこと言ってるとは思うんだけど、説教臭くて・・なんかムかつく(笑)
「お父さんやお母さんだって年に一度しか帰ってこられないくらい頑張ってる・・」
って自分で言うかあ?(苦笑)
まあそういう「キャラ付け」なんだろうけども、「世間知らずのお嬢様」「頭でっかちの優等生」という言葉がぴったり来る感じで、まさしく「白」な感じだな・・「中身は真っ黒」「天然黒」とか言われたりもしてるけど(笑)
「世の中金じゃのう・・」
とか言っちゃったりする貧乏人(笑)なぎさの方が、正直かなり親近感が沸いて、いい感じかもしんない。
バトルも方は、いつもながらちょっと重みがなくて軽すぎて見ごたえないしなあ。
まあ、その代わり日常描写はなかなか良かったりはするけど。
という感じで、確かに「ほのか炸裂!」な話であった(笑)
で次回は、亮太と共に水族館へって話。


◆第9話「取り返せ!メポメポ大作戦」4
脚本(羽原大介)、絵コンテ・演出(山吉康夫)、作画監督(川村敏江)

というわけで今回は、なぎさは教頭先生にメップルを取り上げられてしまうって話。
ん・・なんか妙に面白くなってきてるな。
前回の喧嘩ネタから一夜明け、二人の仲が急接近してなぎさとほのかの距離感が近くなったためか、今一つぎこちなかった二人が妙にラブラブでアツアツなせいか、見ていて微笑ましい。
あえて言おう・・萌える(笑)
「いつから、そーいう仲になったわけ?」「なんかあった?」
というみんなの勘ぐりが、微妙にエロいし(笑)
教頭先生にゲキドラーゴとかもそうだけど、キャラや話に勢いが出てきた感じだ・・良い傾向だ。
川村敏江作監の可愛い絵柄もあってか、今回はドタバタも非常に楽しく、テンポも良かった。
相変わらずバトルはおまけだったりはするけど、まあなぎさとほのかの日常が、これだけ楽しく描けていれば、まあバトルなんていらないか(笑)
なんか、前回で1レベル上がったかもしれないな。
ようやくこの作品のポテンシャル(なぎさとほのかの友情)という部分を発揮し始めてきた感じだな・・うむ、今後に期待である。
で次回は、ほのかの両親が帰国して誕生日を祝うって話。
ほのかすぺしゃる!!、だぜ(笑)


◆第8話「プリキュア解散!ぶっちゃけ早すぎ!?」5
脚本(清水東)、絵コンテ・演出(五十嵐卓哉)、作画監督(為我井克美)


というわけで今回は、なぎさとほのかは、ふとしたことで初めての喧嘩をしてしまうって話。
シリーズのターングポイントとなる、お約束の喧嘩ネタ。
ここに五十嵐卓哉を持ってくる辺りは、流石にわかってるな。
五十嵐卓哉の非常に丁寧な演出と、為我井克美の丁寧な作画により、プリキュアの中でも頭ひとつ違う出来栄えで、1話以来の最高峰の作りとなっていた。
緊張感ある画面に、二人の細かい心情や表情が丁寧に描き込まれていて、素晴らしい。
変身以降ちと性急すぎる感じもあったが、戦闘しながらの口論に、大人たちのささやかなフォロー(なぎさの友達も含めて)、玩具屋の手先(笑)である手帳を入れ違えたことによりわかるそれぞれの気持ちと違い、そしてお約束の「なぎさ」「ほのか」の名前呼びと、単なる「仲間」から「友達」へと変わる段取りとしては十分で、非常にさわやかなラストであった。
脚本、演出、作画が一体となって、このアニメのテーマである「二人の成長と友情」というのが結実した出来栄えだったな。
どれみもそうだが、こういう傑作話がたまに挿入されるなら、十分に見る価値がある。
そういえば今回の脚本は清水東か・・どれみチームとは脚本家が違って、ちと切れ味が感じられなくなってたのだが、もしかしたら期待出来る人もいるかもしれない・・覚えておこう。
で、次回はメップルが取られてしまうって話メポ(笑)


◆第7話「熱闘ラクロス!乙女心は超ビミョー!」3
脚本(川崎良)、絵コンテ・演出(岡佳広)、作画監督(青山充)

というわけで今回は、ラクロスの試合を行うなぎさは、ほのかが藤村といるのが気になって試合に集中できないって話。
なんか、まったりと楽しむアニメになって来た感じである。
爆発的な面白さはないが、まったりとそこそこ面白い感じだな。
で、どうやらなぎさとほのかは、「プリキュア」という「仲間」というだけで、「友達」という関係までは行ってないようである。
一応、どこか「距離感」がある描き方されてたもんな。
まあその辺りは、次回がターニングポイントとなるようなので、次回に期待したい所である。
それにしても、今回のバトルは教頭先生のザケンナア化の辺りは結構笑えて面白かったが、バトル自体の面白さってのはやっぱないよなあ。
もう、あんまりアクション方面での期待はしない方がいいかもしんないな。
で、次回はお約束のなぎさとほのかのケンカネタ・・やっぱ、こういうのがないとねえ。


◆第6話「新たな闇!危険な森のクマさん」3
脚本(川崎良)、絵コンテ・演出(小村敏明)、作画監督(桑原幹根)

というわけで今回は、「プリズム・ホーピッシュ」を探しに山にハイキングに行く二人って話。
桑原幹根による作監で、作画にちょっと勢いがあったせいか、画面のテンポが良くて、なかなかに良い感じであった。
とはいえ、まだまだ勢いが足りないな・・今後ももちっと頑張って欲しいところ。
で、今回は新たなる敵であるゲキドラーゴ(石井康嗣)も現れ、一応新展開。
どうやらヤツは、生物をザケンナアに変化させるようで、非生物をザケンナア化させていたピーサードとの差別化に期待である。
差別化と言えば、どうやら黒が「打撃系」で、白が「投げ系」のアクションみたいだな。
まだ、いまいちその辺りも生かされてないんで、その辺も生かして欲しい所だね。
やっぱ、どうしてもアクション方面に期待しちゃうからねえ。
でもって今回は新必殺技である、「プリキュア・レインボウ・セラピー」が登場。
「溜め」自体は「プリキュア・マーブル・スクリュー」と同じなんで、あまり面白みには欠けるな。
この辺りも差別化が・・(笑)
で、次回はなぎさがラクロスの試合をするって話。


◆第5話「マジヤバ!捨て身のピーサード」4
脚本(羽原大介)、絵コンテ・演出(川田武範)、作画監督(河野宏之)

というわけで今回は、なぎさとほのかがミップルとメップルと共にデートするって話。
今回は、なかなか面白かったかな。
日常パート(ドラマ)、非日常パート(バトル)とそれぞれ頑張ってたからね。
とはいえ、やはり「もう一押し」欲しいところだったな。
前半のドラマ部分で、二人の「違い」みたいなものを出していたのは良かったのだが、それが「すれ違い」までには行ってなかったせいもあってか、後半への「破綻」からの「修復」みたいなドラマがなかったので、話としてはいまいち盛り上がりには欠けた感じ。
後半のバトル部分も、シチュエーション的には結構良かったのだが、やはり動画の「重さ」にちょっと欠ける感じだったな。
バトルやアクションはアニメーターの能力が純粋に「パワー」へと変換するからなあ。
微妙なカットつながりもあったし。
あと、バトルでのほのかの「語り」はなかなかに熱くて格好良くはあるのだが、どうも唐突と言うか、押し問答というか、話が噛み合ってないというか、前半部分のドラマがその「語り」を生かす構図にいまいちなってなかったのは、残念。
そもそも、ほのか達はそこまでの「危機感」を感じてなかった気がするしね・・つうか、ありゃ最終回のセリフだよ(笑)。
「全力で来い・・プリズムストーンは必ず奪ってみせる!」
って感じで、あくまで真剣勝負で取り戻そうとする漢なピーサードやら、
「まさか、まさか私たちあの人のこと・・」
って感じで、ほのかが人を殺したことに言及したりとかは良かったんだけどね。
と、プリキュアはなんかどうも辛口になりがちなのだが(笑)、やはりどうもまだその「ポテンシャル」を生かしきれてないって感じがあるからだろうな。
とはいえ、やっぱり結構好きなんで、今後にまだまだ期待です。
で、どうやらピーサードやらの5人の幹部は、7つのプリズムストーンが変化したものらしく、残りのプリズムストーンは4つって所か。
それなら、「7人はプリキュア」みたいな展開にはならないかもしれないな・・良かった良かった(笑)
それにしても、「万年発情期」のミップルとメップルは、うざくて・・いいね(笑)
で、次回は新たなる敵が登場・・ピーサードは、復活はないかな?


◆第4話「ミラクル!?生きている美術館」4
脚本(清水東)、絵コンテ・演出(矢部秋則)、作画監督(生田目康裕)

というわけで今回は、学校の課外授業で美術館に行くことになるって話。
う〜ん、やはりこんなもんかな?
箱作りは基本的に「セーラームーン」なわけだから、やはりどうしても「定番(ステロタイプ)とも言えるパターンに終止してしまうわな。
だからこれからの流れとしては、いかに前半での「日常」としてのコメディなどで二人のキャラの関係を描いて生かして行くか、そして後半での「非日常」としてのバトルを格好良いものにして行くかって感じだな。
そういう意味では、今回は二人によるドタバタやバトルは、ちょっと良かった。
なぎさに憧れるクラスメートと、ピーサードの勘違いを絡めたりの辺りとかもね。
とはいえ、やはりまだまだな感があるのは否めない・・どうもまだぎこちなくて、箱に収まってる感じだからね。
アクションやバトルもまだまだひねりが足りないからなあ・・すべて光線技で終わりってのは正直つまらないからね。
「光線曲げ」は、ちょっと良かったけどね。
まあ、今後のはっちゃけ方次第だな。
ガキ向けの「1年もの(4クール)」の枠なわけだから長い目で見て行きますか。
しかし、ミップルは100年も前にやって来てたのか・・「相対的時間差(ウラシマエフェクト)」ってヤツだな(笑)
で次回は、ドタンバのピーサード・・でもってなぎさとほのかのデート(笑)
やっぱ、そういう話をもっと積み重ねて行かないとな・・どうも二人は仲良すぎだからねえ。
そのうち「名前」で呼ぶようにもなっていくかな?


◆第3話「イケてる実習生に気をつけろ!」3
脚本(川崎良)、絵コンテ・演出(岩村隆央)、作画監督(川村敏江)

というわけで今回は、学校にイケメン実習生がやって来るって話。
う〜ん、まだまだ状況説明と設定説明に終始していて、まだ右から左へものを動かしてるだけの感じで(ルーチンワーク)、いまいちまだ盛り上がりには欠けるな。
作画自体は2話目よりは良かったけども、川村敏江作監にしては切れもそれほどなく、体育館でのバトルアクション自体も、今までで一番弱めな感じ。
第1話と、OPEDのテンションの高さによって、場自体は盛り上がってるけど、そろそろコレという押し出しがないと辛いかな?
なぜか結構大人気だからなあ・・まあ、気持ちはわからないではないけど(笑)
まあ、かつての「セーラームーン」だって、1クール目はお試し期間な所があったからねえ。
基本的な地固めができて来るまでは、まだまだ様子見かもしれないな・・傑作足り得る片鱗みたいなものはあるからね。
とりあえず、敵に正体も居場所もばれてるってのはめずらしいので、今後の展開にどう絡めて来るのか期待だな。
あと、どうやらほのかのおばあちゃん(野沢雅子)は、どうやらプリキュアの事を知ってるようなので(初代プリキュア?)、その辺の展開も期待である。
で次回は、美術館でバトル。


◆第2話「カンベンして!闇に狙われた街」3
脚本(川崎良)、絵コンテ・演出(山吉康夫)、作画監督(高橋任治)

ぶっちゃけ、ありえねえ(笑)
というわけで今回は、プリキュアとなったなぎさとほのかは、再び戦うこととなるって話。
2話としては、まあ妥当な所か。
予想どおりというか、やはり1話の演出作画のテンポの良さとレベルの高さに比べると、数段落ちる感じであった。
今回は、アイテムと味方キャラ・敵キャラの概要説明で、話としてのスピード感にもちょっと欠けたしね。
とはいえ、やはり敵とのバトルはアクションが主体の展開となっており、良いね。
やっぱ「戦闘美少女」というのは、燃えるし萌えるものがあるな。
今後の頑張りに期待したいところである。
あと、「時代は百合(笑)」ってことなんで、黒と白の百合・・もとい友情展開にも期待したいところ(笑)
それにしても、「ザケンナア」「ジャアクキング」「ドツクゾーン」と、ひじょーにわかりやすいネーミングセンスであり、なんだか「エルドランシリーズ」みたいだな(笑)
正直、ネーミングはもうちょっと、凝って欲しかったかもしれない・・子供にわかりやすいのはいいんだが(笑)
「ネフライト」「クインネヘレニア」「妖魔」「幻の銀水晶」「ダークキングダム」「シルバーミレニアム」と・・「セーラームーン」のネーミングセンスは、やっぱ良かったんだなあ。
で、どうやらあのカードはサブキャラ召喚ともなっており、そういうポケモン的な売り方もしていく感じのようである。
ちょっと「たまごっち」も入ってるか・・女玩も大変だな(笑)
でも、スレイブ(手下)として戦わすってのは、ないのかな?
で、次回はイケメン実習生にメロリンキュウ。
次回予告は、二人の掛け合いがかなり面白くていいな・・本編にも早くこの感じの掛け合いが欲しいところ。


◆第1話「私たちが変身!?ありえない!」5(85点)
脚本(川崎良)、絵コンテ・演出(伊藤尚往)、作画監督(為我井克美)

というわけで、「あしたのナージャ」の後番である、東映久々の「変身美少女戦士もの」である「ふたりのプリキュア」
スタッフは、アニメ制作は東映アニメーション、原作は東堂いづみ、監督は西尾大介、シリーズ構成は川崎良、キャラクターデザインは稲上晃、といった構成。
というわけで今回は、美墨なぎさ(本名陽子)と雪城ほのか(ゆかな)は、突然現れたメップル(関智一)とミップル(矢島晶子)の力で、光の使者プリキュアとなるって話。
あ〜、うん、おもしろかった・・ガキ向けアニメとしては満点の第1話
「プリッキュア、プリッキュア〜♪」という言葉が耳に残りまくるテンポ良いポップな王道TVアニメ的なOPから始まって、非常にわかりやすく性格や状況や環境や関係や設定やらが、きちっとポップにテンポ良くキャッチーにまとめられており、この番組が目指すであろう方向性がすべて出されている。
やっぱガキ向けはこのぐらいわかりやすくて、ポップな作りじゃないとな。
多分、こう思う人は少ないかもしれないが・・俺としては第1話を見た印象は、女の子版「GEAR戦士 電童」だったりする(笑)
二人の主人公の「友情」と、肉弾戦主体の「格闘」がメインとなるであろうからって、とこからなんだけどね(笑)
まあそれはともかく、監督があの「エアマスター」の西尾大介だけあってか、どこかエアマス的なアクションとバトルを彷彿とされ、エアマスにはなかった「萌え」をも加えた「燃え」る「ハイパー美少女格闘アクション」が見れそうな予感で、かなり期待できそうである。
OPや第1話のアクションとバトルのカットを見るだけで、なんかドキドキするもんな。
まあ、第1話だからこそのアクションやバトルの出来の良さではあろうが、主体となるそれらをいかに維持して、いかに格好良く見せて行くか、今後の頑張りしだいだね。
で、玩具的には「デジモン」や、前番組の「仮面ライダーブレイド」と同じ「カード系」のアイテムで行くようだが、それって「男の子向け玩具」っぽいので売れるかどうかが心配だな。
まあ、「女の子向け玩具」ってのは、いまいちよくわからないので、どなるかはわからないけどね。
それにしても、「肉弾戦」の後に「必殺技」というのはお約束でよいのだが、ラストは「ウルトラマン」的なスペシウム光線的な光線技より、「仮面ライダー」的な肉弾的なダブルライダーキックみたいなものの方があってたかもな。
まあとりあえず、自分は今のところはテッサたんな白で(笑)
で、次回は町を襲う掃除機って話。


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