ZZ-R

国道与作全走破
ツーリング
1日目 2日目
 A.M.6:00頃起床し、6:30に撤収を開始する。パッキングし、7:00に出発。道の駅ゆすはら前の自販機でコーヒーを飲み、四国カルストへ向かう。国道197を東へ。風早トンネルを抜け、下り道を少し行き、東津野城川林道へ左折。
 この東津野城川林道はひじょうにいい道だ。同じリズムの繰り返しではあるが、道幅もあり、高い速度でのワインディングが楽しめる。たまにコーナリング中にギャップがあったりして、フルバンクしてるとカウル擦ったりしてしまうかもしれないが…。
 県道48を通り、県道383にはいる。小さな暗いトンネルを抜けるとすばらしい景色が広がる。四国カルストだ。道は1車線ととばせるところではないが、この中を走り抜けるだけで気分は爽快である。少し阿蘇に共通する感じも受ける景色である。途中バイクを停めて写真を撮る。そして出発…しようとしたらセルが回らない。な…こいつは前回のツーリングと同じ症状では!?下り坂なので簡単に押しがけできたのでそのまま出発する。牛がたくさんいて、さらに風車が。少しの間のこのすばらしい道を走り抜けた。
四国カルスト 向こうには2つの風車が見える
猪伏林道通行止 ここまできて戻るのは痛い〜 さて、国道440に入ったので北へ。木漏れ日が美しい道であった。県道303に右折する。そして猪伏林道を通り、東津野城川林道に戻ろうと思っていたのであるが、猪伏林道まで行ってみると、通行止めであった。覗いてみると、ダートであった。仕方なく今来た道を戻る事にする。まぁもう一度四国カルストを通れるという事でよしとする。
 県道383に戻ってきて四国カルスト。今度はツーリングにきているバイク乗り等とすれ違い、ピースサイン。そして県道48。東津野城川林道がなかなかいい道だったのでこの道を通って戻る事にする。国道197にぶつかり左折。天忠トンネルを抜けてすぐ右折で国道439に戻ってきた。
 さて、国道439。これまでよりさらにタイトになってきた。たまに道路脇にある「RUTE439」とある標識が無ければ本当にこの道でいいのかと思うほどである。とても国道とは思えない。右手に川がある道がずっと続く。
 しばらく走り、分かれ道があったので、バイクを停め、地図を確認する。出発…やはりセルが回らない。がんばって押しがけしてエンジンをかけ出発。こりゃぁ2泊3日の予定だが、おとなしく今日までにして帰った方が懸命だな。
 大正町についた。これは久しぶりに街らしい感じだ。GSで燃料補給。なんとここではセルが回り、恥ずかしい思いをせずにすんだ。そして、そこから少し走って道の駅四万十大正で休憩とする。ここで焼き飯を食う。ここにあったトイレはメロディートイレといって入ると音楽が流れ出す。すげー妖しい音楽である。あー…♪あー…♪って感じで始まった。最後まで聞かずに出る。出発。
 道はどんどん山に入る。もう完全に山道。かなり疲れる道である。気力を振り絞り走る。中村市街地に入り、国道439のラストが近い事が分かる。とりあえず自販機でジュースかって休憩。バイクはエンジン停めるとうっとぉしいのでかけたままにする。そして439ラスト!国道56にぶつかった。見事国道与作完全走破!
 さて、国道56を左折し、電気の具合もおかしいことだしもう徳島まで戻る事にする。中村街道を走り抜ける。どんどん進む。大方町を抜け佐賀町。海側の景色がよい道だ。そして窪川町。間違って国道381に入ってしまったが、すぐに戻る。七子峠を越えて中土佐町。さらに焼坂トンネルを抜けて須崎市に入った。結構順調にきている。国道56は混んでそうなので国道を494に変えることにする。
最終到達地点 須崎市スーパー前 国道494に入ってすぐの信号交差点で赤信号で止まった。と同時に全てが止まった。ランプ類は全く点灯せず、セルはウンともスンともいわない。そんななかなぜかファンだけは力弱く蚊の飛ぶような音で回り続けていた。押しがけしまくるがどうにもかからない。前回と一緒か?しかも今回は夏真っ盛り!暑くて暑くて汗だくになって押しがけしたがかからなかった。というわけで2回連続でレッドバロンにヘルプを出す事にした。883が持っているPHSでは電波入ってないので近くにあったスーパーマーケットの電話でレッドバロン高知に電話をかけた。現在地を教え、しばらく待つ。
 しばらく待って現れた。症状や前回もこうなった事を説明する。バッテリーにブースター繋いでエンジンかけてしばらくほっておいたが、エンジンきったらやはりランプ類が貧弱な光へと戻った。それでもファンは回り続けていた。というわけでやはり運ぶ事となった。ZZ-R高知で修理。で、883は高知駅からJRで徳島まで戻り、ZZ-Rの修理が完了したらとりに来る事にした。
 しばらく走って高知駅。降ろしてもらう。これまでZZ-Rに積んでいた荷物をまさか自分で持つ事になろうとは。ネットでツーリングバックにテントをつけ、ゴムバンドで断熱マットを結び付けている。
 さて、これより最も効率よく徳島まで帰るには特急を乗り継ぐのが1番であった。1時間後くらいに発車する南風42号を本を読みながら待った。
 南風42号が到着し、自由席にもばっちり座る事ができた。そして出発。どんどん北上。そしてどんどん辺りは暗くなっていった。国道439も見えた。
 阿波池田ここで、降りて乗り換え。降りて目の前の特急剣山に乗り込む。自由席1番前に座る事ができた。こうして徳島まで戻った。
 またも相棒のいない帰着である。予定していた九州ツーリングは今回の修理費で消えそうである。しかし、またこうしてこのツーリングも忘れられない思い出に刻まれたのである。
 ・・・終わり