足首によるキックとヒールキック
このキックの用語について問い合わせがありましたので、私なりの解釈でもってご説明させて頂きます。
足首のスナップを利かせたキック〜
陸上を走るときと同様に、雪面から足が離れる直前に足首のスナップを利かせたキックで推進力を得る方法です。瞬発力にすぐれ、とてもスピードが出ますが、私なんぞこれで走ると10km行かないうちにすぐ、ふくらはぎがヒクヒクいってしまいます。長距離レースの場合はふくらはぎをなるべく温存して、ラストスパートの時に備えています。
ヒールキック〜
イメージとしては、足首のスナップを使わずに、その場ジャンプをする感じですね。そのためにあらかじめ、すねを軽く前傾させて膝に"タメ"を作り、その後かかとを後方の雪面に押しつけるようにキックする方法です。これも多用すると太股にきますので、慣れると実際にはすねはほとんど前傾はさせませんが、意識の上では”すねの前傾”は常に念頭にあります。(念頭にあるのとないのとでは、結果は全く違います。)
腰の位置を高く維持しながら、このキックを使うと、長距離レースでもなんとかゴールまで持ちます。(私の場合、持たない時もままありますが)
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