平地での2歩スケーティング


 では最も一般的な2歩スケーティング(2歩に一回ポールを突く)から説明します。モデルはパソコン通信NIFTYの、クロカン会議室FWINTERの常連さんの、くまぼうさん(ハンドル名)です。

 留意する点としては、ステップする際に、まずしっかりステップ板を推進方向に滑らせて、そして体が遅れないようにその板に、重心を乗り移らせていくという点です。

 足をあまり引きつけないガニ股で、左右に重心を大きく振って頻繁にバタバタとステップしても、ポールをガシガシ着けば、なんとかスケーティングは出来ますが、これでは体力のロスがとても多くなってしまいます。その点ステップ動作を一回一回しっかり行って、スイーッ、スイーッとステップ回数をうんと減らした方が、はるかに体力を無駄にせず、楽に走れます。


1.まず、キック足1本にしっかり乗ります 2.次にステップ足を,キック足にしっかり引きつけます 3.同時にキック足のすねをしっかり前傾させて、”ため”を作ります
4.ではキック足首を中心に,体軸を斜め前のステップ方向に倒れ込ませます
5.体軸が十分ステップ方向に倒れ込んでから、左右のポールを突くと同時にステップ板に、体が遅れないように重心を乗り移らせます
6.ステップ足に体重を乗り移らせると同時にキック足の膝を伸ばすように蹴り出します
7.ステップ足に体重を乗り移らせたら  出来るだけ長い時間惰性で滑走します


8.次は後ろに振り下げた腕を、大きく前に振り上げると同時に、軽くキックし、脚を踏み替えす程度にステップ(ポールも突きません)します。



皆さん理解出来ましたでしょうか?。ちょっと分かりにくかったでしょうね。要は,

ということを言いたかったのでした。

 ちょっと重たい(126kb)ですが、GIFアニメーションでも一連の動作を説明しています。タイトルか、右上の写真をクリックしてみて下さい。



 スキー場の下のような整地された平坦地で、20m位離して目標物を置き、8の字の練習を行うのも、ステップ動作のいい練習になります。

 でも一番練習になるのは時折,ポールを使わないで滑って見ることです
 ちょっとはじめはバランスを取りにくかったり,バタバタ歩くだけでスピードが出なかったりしますが、直に慣れるでしょう。それとともにバランスとキックの要領が得られると思います。


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