山スキー板とゲレンデ板、どちらも一長一短があります。果たして私の山スキースタイルに適していて、且つお買い得な板はどっちだろうと言うのが、以前からの悩みでした。 山スキー専用板の特徴〜
ゲレンデ用板の特徴〜
最近はスキーに頼った滑りになってきて、ふにゃふにゃの板では硬いバーンが怖くて怖くて。春先に森林限界以上の斜面を滑る時は、人からスノーシューを借りてゲレンデ板(デモ用の195cm)を担ぎ上げて、それで滑る機会も多くなりました。また真剣にアルペントレッカーを買おうかと、めぼしい物を探したりもしました。 近年カービングスキーがブームになりました。初めは特に興味がなかったのですが、最近になって、”実はこれは山用板とゲレンデ板の両方の良い点を兼ね備えた、私向きのスキー板ではないか!”と感じるようになってから、俄然興味が沸いてきました。 カービングスキーの特徴〜
ピュアカーブはちょっとフレックスが硬く、トップが深雪にささりそうだし、イージーカーブはなんか物足りなさそう。で、今年からメジャーになりつつある”オールラウンドカーブ”は、その中間的な位置づけで、”深雪でもアイスバーンでも、滑る場所を選ばない”、”バックカントリー向け”とのショップのアドバイスもあり、この種類に決定。
そこで色々探し回ったところ、K2のPOWDERと言う、オールラウンドカーブの初級者モデルが、モデル落ちで格安販売していたのを発見(実は対象がレディース向けの、柔目のフレックスの板だそうだ)。 本当の所を言うと、ロシニョールのBANDIT XXや、サロモンのX-SCREAMのような、バリバリのカービングスキーの格安品を探していたのだが、そんな人気モデルの特売品が見つかるはずもなく、結局これに妥協した。 とは言っても、トップ100mm、テール90mmと、ゲレンデ用・山用以上に幅広で、おまけに柔目のフレックスなので、深雪にはすこぶる強そう。ある程度スピードに乗れば、スノーボード並とはいかなくても、そこそこ浮遊感を感じることも出来そうだ。 これに、長年の夢だった、ジルブレッタ#404を思い切って付けようとしましたが、資金的に足りなくて(苦節20年、ウーンまだ先は長い!)、結局古い金具(ビネッサ)を付け直し、なんとか購入にこぎ着けました!(パンパカパーン!)。 こいつの使い勝手についての感想を、下記に記します。比較の対象として、私のゲレンデ用板(デモ用195cm。以降Myゲレ板と略します)としました。
また悪雪で特に苦労するターンのきっかけ時も、エッジを切り返すだけで、逆ハの字に広がったトップのインエッジが雪面を掴み、スキーが簡単にクイッと谷に向きますので、これなら苦手な悪雪も楽しめちゃいます。
![]() これは欠点と言うほどの事ではありませんが、シールよりうんとはみ出したソールが悪さをするのか、特に急斜面を斜めに登る際のシールの効きが、従来よりちょっと落ちます。体感的には1〜2割程でしょうか。まあこの程度なら気にするほどの低下ではありませんが、硬いバーンをジグザグに登るときはちと辛いです。でもカービング板用の太いシールが市販されているそうなので、今のシールが駄目になったら、これにしようかと思っています。 正直カービングスキーがこれほど山スキー向きとは、山で履いてみるまで思っても見ませんでした。但し、
よし!、来年こそは、パウダーカービングと言うジャンルの板に、長年の夢だったジルブレッタ#404を履かせた組み合わせで、山にチャレンジしてみたいなあ!と、もっと欲が出た私でした。そこで、どこかに格安のモデル落ちないかな?と探していたら、この板を買ってわずか一ヶ月後、なんとまたまた山用にカービングスキー買ってしまいました!。
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