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…なんでだい… |
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バカを言うんじゃないよ。 僕だって手を伸ばすと頭が 割れるように痛いんだ。 |
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あの…ここの病院代も バスカヴィル家が出してるんですが… |
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ホームズ、事故の直接の原因は? | ||
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そう、それで列車が ステッキにつまづいて転覆したんだっけね…。 |
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そうだよなあ… 普通死ぬのは君だけでよかったはず なんだがなあ… |
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そもそも転覆の原因は |
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証拠ったってそんなの 事故調査委員会が事故現場を 調べればすぐに… |
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ご苦労。 レストレード君。 |
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それは僕が スコットランドヤード式 受け身の達人だからなのです! |
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昔からスコットランドヤードには 馬車や列車や落石や地割れなどの 災害が繰り返し繰り返し襲ってきました。 それから逃れるために生まれたのが スコットランドヤード受け身なのです。 |
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ああ、そうだ、 ちょうどいいレストレード君、 看護婦さんを呼んでくれないか。 すぐにいますぐにだ。 |
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はーいっ! どうなされましたかー? |
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な、なんだ、 こ、この人本当に 看護婦さんかいっ!? |
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僕はだまされないぞ! その異常に白い肌、ルビーを埋め込んだ ループタイ、甘樫の杖! そして邪悪のかたまりのような金色の眼! お前は、モリアーティ教授だっ!! |
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モリアーティ教授!? |
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ふっふっふ…♥ さすがはホームズ君、よく気がついたな♥ そのとおり。私が、モリアーティ教授だ ♥ |
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英国犯罪界のドンにして
悪の哲学者、 モリアーティ教授! さては今回の列車転覆も お前の仕業だな! |
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ふっふっふ… 想像におまかせしておくよ、ホームズ君。 |
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なぜこんなことを… はっ!もしやバスカヴィル家の事件には かかわっているというのかっ!? |
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くっ! | ||
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な、何をするっ! やめろーっ!! ぐわあああああっ!! |
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まてっ! |
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臨床医療の現場は人手不足だと いいますからねえ。 |
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それに、最近では |
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うぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ |
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馬鹿野郎っ!! そんな弱音を吐いてどうするんだっ!! |
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馬鹿野郎っ!! 何とか一時間以内に治す方法を考えるんだっ! |
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馬鹿野郎っ!! |
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一時間以内になんとかしないとなあっ!! 我々はモリアーティ教授に下の世話をされるかも 知れないんだっ!! どこの世界の名探偵が、宿敵の悪の総帥に 下の世話をされるんだっ!! |
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確かに介護の問題は21世紀の 大きな問題ですからねえ… |
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