シーン15:ディアボルス(正位置)

六郎
えーでは迷った私ですが… 丘だ! 丘に出るぞコンチクショウ!
GM
うむ。無難な判断だ。そうすると知覚するまでも無い。って君聖痕はどこにあるの?
六郎
それぞれのファミリアに1個ずつ。
GM
なるほど。それじゃ、オオカミワシについた聖痕がピカーと光る。そんで、 オオカミワシは、ふらふらっと丘のある一点に向かって移動を始め、丘に吸い込まれていく。
六郎
なぬっ? えーと≪センス・リンク≫
GM
何故だかそれは届かない。
六郎
オオカミワシの消えた辺りに、慌てて駆け寄る。
GM
するとなんと。手は丘の中に貫通した。幻だっ。 中に入るとそこには! ごうんごうんと言う機械音。 で、ゴーレムが入ってきていろいろと触りまくる。 オオカミワシはオオカミワシでふらふら〜、ふらふら〜。
「ゴレムス」(six)
「ま”っ! ま〜?」
がちゃがちゃがかちゃがちゃ… ぽちぽちぽち。
GM
機動音。ひゅいぃぃーん。
六郎
ま、マジ? 下に続いてるの?
GM
上下に続いてる。オオカミワシは下へと進んでいくね。
六郎
なら下へ…
「えぇいゴレムス! いい加減ついて来い!」
GM
ゴレムスは機械がいたくお気に入りらしく、そこから動こうとしない。 鼠もなにやらそれが気に入ったらしく、君についてこない。
六郎
ヤレヤレ… 仕方ない。オオカミワシだけで進もう。
GM
えーと、下に進むとなにやらコールドスリープ装置のような物があって、誰か寝てる。
六郎
姫様?
GM
うん。姫様がそこで寝てる。で、オオカミワシがフラフラとその装置に寄っていって、姿を消す。 すると、中で寝ている姫様にエルスの聖痕がついて、むくりと起き上がる。
六郎
な、なにぃ?
GM
そして、君の方を見て涙を流しながら…
「六郎… やっと会えた」と
六郎
あ、あうあう。とりあえず、戸惑っていよう
ゲオルグ
おいおい。ちゃんとラブロマンスしろよ〜!
六郎
う、うっさい。そんな急に…
「や、八櫛姫?」
「八櫛姫」
「六郎… わらわをお忘れか?」
六郎
「い、いや。覚えてはいるが… と、とりあえず事情を話してはいただけませぬか」
「八櫛姫」
「それが、情けない話でして。捕まった挙句、この機械の動力源として使われてしまいまして…」
六郎
「それで寝ていたと」
「八櫛姫」
「いえ。持ち主が死んでしまった為、動きようが無く…」
六郎
「姫はここで囚われていたんですよね?」
「八櫛姫」
「姫… 懐かしい名前でお呼びになられる」
六郎
「いやその… 姫君はこのからくり遺跡の内部には?」
「八櫛姫」
「体の一部でしたゆえ、熟知しておりますが?」
六郎
「どのような施設かお話いただきたい」
「八櫛姫」
「60年ほど昔。この辺りには城が群立しておりました。が、本来城を建てるには国王の許可が必要でございます。 まぁ、中には許可を得ていない物もありまして… その無許可の城を破壊する為の、巨大な攻城兵器… そのモデルがこの遺跡でございます」
六郎
「つまり、これは試作機と?」
「八櫛姫」
「いえ… 発明王ダッハをご存知か? 彼の発明した攻城兵器の一つがこれでして。 私のような力の強い… その… 人ならざる者を動力として動かす物」
六郎
「では、今は止まっていると」
「八櫛姫」
「それが不思議と… おそらくは、蝋燭が燃え尽きる前の一燃えかと。あまり長くは動きますまい」
六郎
理由はわかった。ここには用は無いのでうえに上がろう。
GM
うえに上がるとやな。パイロットスーツを着て、インカム付きのヘルメットをかぶった鼠とゴレムスがやなぁ(笑)
こう、ちゅいーんと(爆)
六郎
エリア88じゃねぇ! 操縦してんじゃねぇよ!
「八櫛姫」
「…動きましたね。六郎、これは一体どこへ向かっているのですか?」
六郎
「いや、拙者はどうにも…」
ゲオルグ
これより、ドラッヘンブルクへ攻め込みます!(笑)
うそう…
GM
せいかーい。
全員
え、えぇ〜っ!?
あくまでも途中の岩石であって、最終目標そのものではありません。避けて通るのが難しいだけです(続く)
***編集後記
 ランギルから拾ってきたネタその3と4。 “黄金のイノシシ”のモデルとなった攻城兵器をダッハが製作したと、 勝手にこじつけ。やっぱりランギルはかなり使える。

 とか言いつつ、一切因果律を使用していなかったりしますが…  因果律に見合う行動をしてくれるPCが居ないのも事実かなぁ…