シーン12:ファンタスマ(正位置)

アゼル
じじいが帰ってきた。*1帰ってきたでオイ(笑)
GM
んじゃ、リーヒの村に向かう途中の船の中。
アゼル
さて、何をしよう? どーせ船の上だからすること無いし…  そうだな、ナンパしよう。
GM
女の子はいっぱい居ます。
アゼル
全員に均等に声をかけていく(笑)
GM
全員が全員おびえている。どうやら、あなたに怯えている訳ではないらしい。 てゆーか、ちっちゃい女の子ばっかりですね。
アゼル
あら? ちっちゃい子ばっかりなら興味ないや。
GM
居るとしたら… でっかい剣を持った、どっかのリーダーらしき女の人ですね。
アゼル
よし、じゃぁその人に早速声をかけよう。これはアゼルの義務だ(笑)
「何してるの?」
「女性」
「……… 特に何も。船の上ですから」
アゼル
「何か飲み物でも飲めへん?」
「女性」
「飲めへんと言われましても… ここは船の上ですからろくな飲み物は無いですよ」
アゼル
「そうだよな。海の水飲むわけには行かないもんな」
「女性」
「変わった人ですね」
アゼル
「いやぁ、よく言われます。てゆうか、人って言われるのが今物凄く嬉しかったりして」
「女性」
「まぁ、何か飲むのでしたら、丘のうえに上がってからでも遅くは無いですよ」
アゼル
「…うーん じゃぁ、もう少し喋ろう」
「女性」
「そう言われても… そう言えば、どちらからお越しで?」
アゼル
「えっと… それは… … 秘密」
GM
まぁ、適当に「はぁ、そうですね」とか生返事ばっかり返されて。
アゼル
この人おもんない。*2くそぅ。
GM
格好から察するに、あんまり恋愛事には興味無いんだろう。
アゼル
他に女の子も居ない… おぉ。存在意義を失った(笑)
その辺の椅子に座って魂の抜け殻になってます。まるでスイッチを押したかのように(笑)
GM
ふむ。では、男性が声をかけてきます。
「どうした? 船酔いか?」
アゼル
「いや、全然大丈夫やから気にせんといて。絶対よわへんから。あっちいって」
「男」
「トマトジュースでも飲むか?」
アゼル
「あんまり好きじゃない」
「男」
「少しぐらい飲めよ。採れたてだぜ?」
アゼル
「あー、解った。飲む、飲むから。じゃぁな」
「男」
「はいはい」
<知覚>ですか。
アゼル
(いっころ)だめ。
GM
またしても、でかい剣を持った人ですね。あ、そうだ。トマトジュースの<知覚>も。
アゼル
(いっころ)成功。何? もう飲んでもうたんやけど?
GM
血の味じゃねーか。どこがトマトジュースだ。
アゼル
「と… トマトジュース…? やっぱだんだん、だんだん、舌もおかしくなってきたかな…」
てなわけで、ヘッドホンは必須です。で、次は切る所切らない所の見極めっすね。編集作業の一つですが、編集者の技量が問われます。(続く)
*1じじい
 ファンタスマの事。さっき登場したときにじじいはGMの方に返却したのだけれども、 その次のシーンで帰ってきた。って事。

 でもね。一応全部女性のはずなのよ…
*2おもんない
 あら? 個人的にこの手の静かな人ってな、好みだったんですが。 まぁ、趣味の違いか。ちなみに、この女性フィーナです。 最後の最後まで名前を明かされませんでしたが。元々はもっと違う感じの子だったんですが、 アゼル君がケルバーに“落ちた”ので、急遽性格変更。只今模索中(笑)

 うーむ。演じ分けがやっぱり下手じゃのう。せめて語尾をちょっと変えるぐらいせねば。 声色は文章じゃ出んしな。
***編集後記
 むーん… 微妙に中途半端なシーンだなぁ。 いや、GMが。やっぱり、中盤までは多少かっつんかっつんに組んだ方が、 もっと読み応えが出るんじゃないだろうか…

 うーん、やっぱりテープを起こすリプレイ製作は、 レベルアップにかなり貢献するかもしれない… しんどいけどね。