シーン13:クレアータ(逆位置)

GM
とゆーわけで、対岸に着きました。
ゲオルグ
「奴の船はどこだ?」
GM
前方を一団で歩いていってる。
ゲオルグ
追いかけるぞヤロウ共。
GM
簡単に追いついた。アゼルの視点からすれば、なんか急に追いかけられた。
アゼル
エミリエルは、そこにおるんやね?
GM
いてますけど?
アゼル
因縁がある。近づいていって、肩をぽんぽんぽん
「姉さん、姉さん、姉さん!」
エミリエル
「ゲオルグさん。こんな機械の人形にお知り会いが?」
ゲオルグ
「いや、知らん」
ダーク
「あぁ、店の前で暴れてた…」
ゲオルグ
「…と言うことは営業妨害をしていたという事か?」
アゼル
「いや、違うって…」
GM
じゃぁ、エミリエル<知覚>
エミリエル
19失敗*1(笑)
アゼル
「アゼルやって。アゼル」
エミリエル
「彼は戦死したはずですが?」
アゼル
「違うねん、生き返ってん。ほんまもん、ほんまもん」
エミリエル
「… なるほど。新手のナンパですか」
アゼル
「いや、ナンパはすんねんけど、そうでなくて」
ダーク
「どうでも良いけどさ、早く行こうぜ」
GM
前の一団は、お話してる間に消えました。
ゲオルグ
「くっ… 我々がこのようなことをしている間に…」
エミリエル
もしかして、陽動? 荷物の中から槍を出して突きつけます。
「はーい、動かないで」
ゲオルグ
「知っている事を全て話してもらおうか」
エミリエル
「中で、何があった?」
アゼル
「ちっさいくそガキがイッパイ」
エミリエル
「はい、犯人〜」
ゲオルグ
「す巻きにして、荷馬車の中に放り込め」
アゼル
「いや、俺はリーヒの村に行かなきゃならないんだけど…」
エミリエル
「全部吐いて見ようか?」
アゼル
えーっと… どうしようかな… いいや、全部話そう。
「ヨハンの兄さんの手伝いで」
ゲオルグ
「ヨハン・ブリッツェンか。懐かしい名前だな。あのヒゲ親父は元気か?」
アゼル
「あぁ、よく一緒にナンパしてる」
ゲオルグ
「…」
エミリエル
「上司が上司なら、部下も部下。と言う事ですか。そう言えばアゼル君もそうだったなぁ…」
アゼル
「だから、アゼルやっちゅーねん! わかんねぇやっちゃなぁ」
エミリエル
「そうか、アゼル君が戦死してさみしくなったから、代わりのアゼル君を用意したと」
アゼル
「代わりのアゼルってなんじゃコラァ!」(爆)
エミリエル
「ところで、何故あの船に?」
アゼル
「いや、だからリーヒの村*2に向かわなきゃいけないから…」
エミリエル
「それじゃ、ライアン君のほかに誰か見た?」
アゼル
「ライアンって、誰? でかい剣を持った男なら見たぞ。あと、女も見たなぁ」
「レクス」
「…お話そのくらいにして、いい加減進みませんかい」
げんなり。
アゼル
「じゃ、俺はこれで」
ゲオルグ
「おまえは、人質だ」
アゼル
「ねぇさん、縄ほどいて。このオッサン殺す」
エミリエル
「だから、その“ねぇさん”と言うのは何なんですか… あ、そうだ。“ねぇさん” と言ってくれるぐらいですから、協力してくれませんか? 私達いま大変な仕事を抱えてまして」
アゼル
「… わかったよ、解りました。手伝えばいいんでしょ、手伝えば」
方法は色々有ると思いますが、先ずは僕の編集方法を紹介しておきます。僕の場合、リプレイを書く前に一通り全部聞きます。あらすじを思い出す為にですね(続く)
*1因縁
 ブレカナのルールブックを持っていないPLは、因縁に関して忘れてる事が多いです。
「思い出すのにどうすれば良いんだっけ?」
 という質問は、よく受けます。忘却した奴等とごちゃごちゃになってるっぽいですね。 因縁を持っている相手が転生した場合も、なんとなく転生体ではないか? と解る事も、 知らない人もいるかと思います。

 GMやる時は、この辺こまめに判定させて覚えてもらいましょう。因縁を活用すれば、 ブレカナはもっとブレカナらしくなるです。人間くささを出すっすよ。
*2村? 町?
 あれ? 町じゃないの? って思った人。偉い。GMサイドで町って言ったり、 村って言ったり、かなり混乱してた為にそれがPLにも移ってしまったと言う…  あぁ、情けない。
***編集後記
 多分、現実だったらゲオルグ辺りはアゼルなんかほっといて、 集団に突っ込んでたと思う。この場合はシーン退場が妥当かな?

 RPGは結構周りの雰囲気に流されてしまう事が多いので、 こんな陽動に引っかかる。一つの失敗例としては、このシーンは良いサンプルかも。

 ちなみに、このシーンも長かったです。かなり削りました。メンバーのクセなのか、 いじめるシーンにはいると、やけに楽しそうです。無意味に長引いてくれますです。 もう、削った削った。

 で、毎度毎度なぜこんな事が起こるのか… って考えてみた所、 シーンプレイヤーってちゃんと機能して無いんじゃないか? にぶち当たりました。 はい、機能してません。

 こうしてみてみると、システムの大半を活用していない事に気がつく…

 おや?

 特技とか、世界観とか、キャラの運用に目が行き過ぎて、 基本的なアクト運営をちゃんと見てないんじゃないか? 俺って…  もしかして、漠然としたイメージの向こうにある、 ブレカナの雰囲気を出すのに失敗している理由はこれか?

 基本的なアクト運営に沿ったシナリオ製作を行っていないからか?

 可能性はあるなぁ…