楽屋裏

 やれやれ、やっとリプレイが書き終わった…こうして見返すと戦闘時のルールミスは本当に多い。 これからも気をつけていかないと、色々とややこしいからねぇ。

 さて、ぼやきはこのくらいにして、キャラ紹介からしていきましょうか。  PCに関しては、僕の方から紹介するよりも、リプレイを読んだ方が楽しいと思うので、ここではNPCを紹介していきます。

ミド・ヒュメール
 今回の[殺戮者]。彼は、自分の不老不死の目的のために身体を改造し、さらにその実験としてカイルを造った。 デクストラとしての腕はかなりのもので、ファンの拾った論文にあるように<秘儀魔法>も収めていた。 対決シーンで彼の乗っていた… いや、彼の≪攻性化≫した姿は実は[異形]である。

 彼の作品はハイデルランドのあちこちにまだ残っているので、探して見るのも良いかもしれない。 以前、彼が傭兵を実験のために雇ったとき、不幸な傭兵は42点の実ダメージを受けて死亡した。 その時の≪攻性化≫はプロトタイプであり、活動時間は短かった為破棄された。

 実は、問題は解決してはいない。彼の“実験作”のうち何体かは「自分がミドだ」と思い込んでいる事がある。 つまり、ミド・ヒュメールは今もハイデルランドに生活しているのである… そして、今回の[殺戮者]である彼も、“実験作”の一つである可能性も決して低くは無い。
Orbis = Dextra = Creata

カイル・ヒュメール
 ミドの息子。いや、実験作と言うべきか。カイルシリーズ(k-003〜5)は他にも36体実験室にあり それらは、三只眼の∵大破壊∵により17体が大破。残りも、彼女の<元力>によりあえなく吹き飛ぶ。 人間らしさと言うのはすでに「ミド」シリーズで成功しているので、それに関しては問題ない。 設計のコンセプトは「いかに小さい体で、強力な武器を隠し持つか」という物だった。

 対決シーンの一歩手前で変わり果てたカイルの姿があったが、あれはこれから小さくして行く所だった。 そのため、カイルはその場から動くことが出来なかったのだ。 ミドがこのような二度手間を取ったのは、ただ単に、彼が[殺戮者]であったからである。 彼にとって人の悲鳴と言うのは最高の音楽だったのだ。

 改造時、痛覚を強化され、意識を失うことすら許されなかったカイルは、苦痛により自我を崩壊させてしまう。 一番、お世話になったPC以外の判別は全く効かなくなっていた。
Creata = Luna = Ventus

ゼノン
 ハイデルランドの“アテラマリス”と言う所の領主。 ロドニーとは親友である。カーネイジの被害者の一人で、アーグリフの騎士でもある。 実は、人間では無い。元・人間である。現在は魔神の一人。
Unknown

ロドニー
 元・神聖騎士団。現在は、傭兵部隊を率いて、遊撃隊の隊長として活動中。 ゼノンを主人と仰ぐ[殺戮者]である。“主人”に敵対するものは容赦なく排除するが、 そうで無い者には襲われない限り、その力を発揮することは無い。 時々、部隊を離れて“正義の味方・ひょっとこ仮面”としてPCを助けに来ることもある(笑)  PCの味方としての[殺戮者]。ちなみに、彼の出身地は“ナムバ”で、ナムバ弁をしゃべる(笑)
Ardor = Adamas = Dextra

アム
 キテハー村のマーテル寺院のマーテル。 カイルにとってはお姉さん的存在で、スリで手に入れた金のうちいくつかを寄付しに行っていた。 母親のいないカイルの面倒を良くみていたので、彼女に頼めば説得は早かったかもしれない。 誰も会いに行かなかったのは、ちと寂しいものがある。
Unknown

クレイ
 いや、こいつはエキストラなんだが(笑)
 三只眼の一撃により、木っ端微塵になった人間。決してクレアータであったわけではない。 三只眼が、カイルの名前を間違えたため晴れてNPCとなった。運が良いんだか悪いんだか。 そう言えば、相方がもう一人いたはずだが…?
Unknown

ルーシー・ディティ
 三只眼の弟子として登場(笑)
 エルフのイグニスでアダマス。戦闘時の攻撃方法からも解ると思うが、 今回、もっとも強力だったキャラの一人。彼女を優先的に狙ったのは、 PL的にもPC的にも“戦闘時”は一番厄介だと感じたからである。 あまりにもちょい役だったので、制裁処置も兼ねてNPCと同列扱いにした(爆)

Da!!:だって、喋ろうとした台詞、全部隣のやつに取られるんやもん(笑)
 とは、本人の言い訳である(爆)
I forgot


 では、続いて今回の反省点とかを。

 まず、リプレイを書いていて思ったことはシーン数が異常に多いこと。 RoGの方では一番長いので15。ACT3にいたっては、わずか8シーン。 一体、何が違うのやら…

 と言っても、今回のリプレイは長く見積もって、2時間半。決して長いわけではない。 むしろ、短い方に入るのではないだろうか? 僕は4時間を目安にして決めているのだが… 後で聞いた話だが、残り【HP】は全員本当にぎりぎりだったようだ。

 リプレイを書いていて気が付いたが、戦闘時のミス。これは決定打な物が多い。 特に、エルスの扱いはかなりひどかった。

 後半の方では、PL同士のネタ会話は、そのほとんどを削除した。 アクト全体を通してみれば30〜45分は無駄な会話があったように思える。 この辺は、PL、GM共に反省すべき点であろう。

 今回、良かったと思うのは、クリス君がカイルの“幼子”を上手く使ってくれたことである。 特に、カイルが死亡したときのロールは、テープを聞いていると罪悪感を覚えたほど。 そして、ファンさん。彼は二度目なのでシナリオの流れを知っている、と言うことを上手く活用してくれた。

 三只眼、ルーシーの二人にはもっと使える因縁を用意するべきだった。 三只眼は上手く立ち回ってくれたので、特に問題は無かったが… まぁ、ルーシーが三只眼とセットで行動しているうちは、無理だったかもしれないが(笑)
いずれにせよ、ロドニーの行動をもっと明確にしておいた方が良かったかもしれない。

 そして、一番苦労したのは、ブレカナ独特の表記方法。 この為にIME2000の辞書を作った… 一番疲れた作業は辞書制作かもしれない。

 この、「マッド・サイエンティスト」はテイク3までやっており、 一回目は、このリプレイ用のテストとして行った。この時「黒い星団」によるカイル強奪は無かった。 six はこれに参加してくれた。

 二回目は、このリプレイ。結果はご覧の通りで、まぁまぁ上手く行った方ではないだろうか?
 三回目は、所属しているサークル「静かなる乱気流」の方で、GMをやる人間がおらず、代表のyanさんから 「自分、どーよ?」と言われ、「使い古しのネタなら…」と言う事でやることに。

 実はこのテイク、奇妙なことがいくつか起こる。 まず、三只眼が壁をぶち破り、天井の修理をすると言うシーン。 このテイクでもPCのデクストラに向けて投げられたクレイがファンブルにより大黒柱に激突。 クレイの死亡と、天井の修理が重なる(笑)

 そして、PCを不意打ちして後ろから殴ろうとする所、2回目ではルーシーにクリティカルで回避されるが これもまた、クリティカルで回避される… 不思議なものだ。 実は、三回目はカイルはおろか「黒い星団」まで説得してしまった。 PLが違うとここまで違うのかと思わされた。初めての人が多かったので最後の戦闘はかなり弱体化させた。 このテイクをやってみて痛感したことは、「PLが良いとGMは楽になる」と言うこと。 思いっきり笑わせてもらった。

 今回のアクトでクリス君の詳細設定を聞き、彼をメインにしてキャンペーンを組んでみた。 そして、さぁやろうかと、意気込んでkesの家に行った時、衝撃的事実を伝えられる。 Da!!:クリス君[殺戮者]化(笑)

 時間を止められた瞬間だった。いや、実際に止まっていたはずだ。 そのキャンペーン用に作ったNPCは現在、元気にブレカナの世界で生活している。 そして、何より面白いのがクリス君の因縁である。 彼はこのアクトで「未来:ルーシー:“強敵”」を取ったが、これが現実のものとなる。 といっても、ルーシーと戦闘した時、彼はすでに[殺戮者]であったが。 この時、ルーシーは力尽き転生する事になる。

 さて、なにやらごちゃごちゃと書きましたが、とにかく終了です。 GMの反省点もかなり多いですが、その辺はまだRPG暦一年ちょいってことで勘弁してください。 では、次のリプレイをお楽しみに。(いつになるやら…)

【2001/10/1 追記】
 いろいろと修正をしながら読み返した。なんで、このリプレイこんなにイタイのよ…(泣)  特に… まぁ、誰とは言わんが。