シーン17:アクシス(正位置)

GM
てーわけで、戦闘に入る前にちょこっと補足の説明を。 三人の兵士が持っているのは全部ウォーハンマー。ただし、 魔器の雰囲気がぷんぷんしてます。
ソアラ
全員鈍器か(笑)
GM
さて、では[宴]… 意味ないね。じゃ、16のソアラから。
ソアラ
ん〜。どうしようかな。<交渉>にするか、≪虚言≫にするか…  いいや、あえて≪虚言≫にしよう。モレンツァに≪高速言語≫≪言葉紡ぎ≫≪虚言≫(コロコロ)  1っ。クリティカル。
GM
げっ(コロコロ) ダメだぁ〜
ソアラ
「助けて〜、殺される〜。殺されたら妃になれなぁい」
「モレンツァ」
「な、なんだとぉう! 誰じゃ殺そうとしているのは!?」
ソアラ
「そこの3人」
「モレンツァ」
「止めぇい!」*1
ミリィ
あったまよぇぇ〜!(笑)
GM
…(頭を抱え込んでいる)
ソアラ
だから<交渉>じゃなくて、あえて≪虚言≫(笑)
ビブロス
考えたねぇ。
ソアラ
ファンタスマって言うのは、こういう風に使うのさ(笑)
GM

え〜、と言う訳で… 兵士さん*2は帰りました。
「モレンツァ」
「よし、兵は帰ったぞ。では妃じゃなっ!?」
ソアラ
ぺしっ。振り払う。
「モレンツァ」
「何故じゃ! 何故なのじゃ!?」
ソアラ
「ウソに決まってんじゃん」
「モレンツァ」
「ごーん… ぶつぶつぶつぶつぶつ…」
エリィ
「おっさん。キモイ」
ファン
「そんなにお嫁さんが欲しいのかい?」
「モレンツァ」
「うむ。子孫を増やせと言うのが家訓*3なのじゃよ」
エリィ
「猿とかと一緒じゃん」(笑)
ファン
じゃぁ≪自動人形≫で…
「ほら、これが君の妃だよ」
「モレンツァ」
「おお! 中々良いではないか!」
ファン
「ほーら、こんなにいっぱい」
「モレンツァ」
「おお! いっぱいいっぱい! ハーレムじゃぁ〜!」
エリィ
おお。マスターが頭を抱え込んでいる(笑)
GM

こんの馬鹿わ…(【DP】減少中)
と言う訳で、モレンツァさんは喜び勇んで帰っていきました。
ファン
ずこー。戦闘終了〜。
エリィ
これで良かったのだろうか(笑)
あらゆる命の息遣いこそが、この世界の<魔術>らしい
*1「止めぇいっ!」
 お願い、そんな命令出さないで。あぁ〜っ。この好色男だけわぁ〜!
*2兵士さん
 戦闘が無かったので解らなかったけれども、兵士はそれぞれ異なるアルカナを持つNPCで、 彼らの持つ魔器は Diabolus Rectus の[殺戮者]だった。全くもう…
*3家訓
 多分、この人からの家訓です。決してこの人の家系の家訓ではありません。
***編集後記
 ≪虚言≫により、戦闘回避。[殺戮者]戦はナシっ。 珍しいってゆうか、このリプレイの価値は、このシーンにしかありません。 はい。この珍しさを公表するためだけに、あたしゃ頑張ったんです。

 こう言う事態は、意図しなくても起こりうる。だから俺は、 「刻まれし者の館」で“不可能ではないけど、推奨しない”とグダ巻いてるわけよ。 結果として、[殺戮者]が登場しなかったシナリオと同じになっている。 過程は重要じゃない。結果が全てだって事は、すぐに理解できるよな?

[奇跡]も、こちらから1回、使用するよう仕向けた物が1回の計二回で、 だれも[殺戮者]に堕ちていない。つまり、【DP】は言うほど減っていない。 逆位置が少なかったわけでも決して無い。

[物忌み]ですぐに正位置になるから、展開ステージにおいて使用された[奇跡]ってのは、 全員の中でせいぜい二人に影響がある程度で、後は大体回復してしまう。1D10じゃ、 12という数字はどうあがいても出ない。ウェントスで失敗しても期待値は約10だ。

 戦闘時においてだって、よっぽどの事が無い限り、自分から[奇跡]を使う事は無く、 むしろ、相手の[奇跡]に対応して使用する事の方が多い。切り札だからね。[殺戮者]いないんだから、 [宴]だって無いし。

 減らないんだよ。「代償:Dn」をもっていない限り。[束縛]で逆位置がない限り。 だから、【DP】の回復に拘るのは無意味。減ってない物を回復させてどうするよ、って話でね。