シーン18:ファンタスマ(正位置)

GM
エンディングでーす。
ソアラ
あら? アルサス君*1は?(笑)
GM
登場予定だったんだけどねぇ(笑)
では、クレアから。
クレア
チップも返したし、帰ろう。
GM
では隊長さんが目の前に。
クレア
「知り合いの人に保護されたらしいので、帰ってきました。 結局、あのモレンツァって馬鹿だったんですね」
「隊長」
「天然ボケって言ったじゃん」
クレア
「なんか、最後には人形と戯れてましたよ」
「隊長」
「ほぉ〜。そこまで行くともうだめだな。 あぁ、そんで新しい仕事だけど、あの馬鹿と縁があるみたいだから、 この仕事頼んだわ」
クレア
「どこに行けばいいんです?」
「隊長」
「モレンツァ冒険私兵団だとよ。 マルガレーテ様からも、身内が恥をさらさないように監視役を、 と頼まれてるんでな」
クレア
「マルガレーテ? マルガレーテ・フォーゲルヴァイデ?」
エリィ
何ぃっ!?
「隊長」
「そう。やはりああゆうのが一族にいると言うだけで、ちょっとした恥だからな。 隙あらば賊のせいにして殺してかまわんそうだ」
クレア
「解りました。んじゃ、殺してきます」
「隊長」
「はいよ」
もーオマエ嫌い
*1アルサス
 牢屋から出るときに助けてくれる予定だった。 ソアラが自力で出ててしまった為に、出番ナシに。
***編集後記
 モレンツァ・フォーゲルヴァイデ誕生。 本当は、フォーゲルヴァイデでも何でもなかった。 何を思ってこんな事を口走ったのやら…

 おそらく、彼を殺そうとしているのはマルガレーテではなく、GMだ。

シーン19:グラディウス(正位置)

GM
はい。と言う訳でリザベート様のところにやっと着きました。
ビブロス
「あぁ… やっと帰ってこれた…」(泣)
「リザベート」
「遅かったですね…」
ビブロス
「いやぁ。モレンツァとか言うヘンな人に捕まりまして」
「リザベート」
「まぁ、あの人に捕まったんならしょうが無いか」
ビブロス
「10代の女の子とかいっぱい居ましたよ」
「リザベート」
「はぁ… 10代… で、今回の依頼なのですが、 実は最近鼠が大量発生*1しててね。それだけなら良いのだけれども…」
クレア
モレンツァが大量発生しまして(爆)
エリィ
絶対にイヤじゃっ!(爆)
「リザベート」
「鼠だから当然畑は荒らすわ、民家の食料は食い荒らすわで、 二次災害的に飢饉の危機になってるの。と言う訳で、買い付けと、 鼠駆除のどっちがいい?」
ビブロス
「人手が足りないのは?」
「リザベート」
「両方」
ビブロス
「じゃ、買い付けで」
「リザベート」
「はい。それじゃぁ、これだけ買ってきてね」
打たれ弱さは、アルドールとどっこいどっこい
*1鼠大量発生
 暗躍の伏線。キャンペーンでは無いけれども、 次のお話はこんな感じだよと、予告を入れてみた。
***編集後記
 モレンツァ大量発生は嫌だなぁ(笑)

 それはさておき、暗躍の方はまだきちんとシナリオを練った物なので、 コレよりかは読みやすくなると思います。

シーン20:デクストラ(正位置)

ソアラ
じゃ、ケルバーに行きたいんですけど。シャロンってケルバーだったよね?
GM
ん? あぁ、おっけー。
ソアラ
因縁って思い出すのに判定いるんだっけ?
GM
×印ついてない限り平気。
ソアラ
あぁ。そう。そんじゃ、シャロンに
「確か、貸しがあったよね?」
GM
シャロンの<知覚>は… 11はぎりぎり成功か。
ソアラ
「確か前に手伝ってあげたよね。たまには動いてくれても良いんじゃない?」
「シャロン」
「あうぅ… えーと、そのぉ。でも、力仕事はちょっとぉ…」
ソアラ
「大丈夫。レクスギルドのお力を借りたいだけだから」
「シャロン」
「あぁ! ご依頼ですね」
ソアラ
「依頼じゃないでしょ。借りを返してもらいに来ただけ」
「シャロン」
「あ〜う〜。で、どんなのでしょう」
ソアラ
「こっからちょっと行った所にね、モレンツァって言う変態が居るんだけど、 アレを何とかしてくれないかな」
「シャロン」
「モレンツァさんですか? 犯罪者のリストには載ってないですけどね」
ソアラ
「人攫いとかね。現に被害者が今ここに。いきなり拉致監されたと思ったら、 妃になれだの何だの…」
「シャロン」
「えとぉ、どちらに攫われたんでしょう?」
ソアラ
「レトログラデ収容所… だったかな」
「シャロン」
「レトログラデのモレンツァ… そりゃちょっと無理です」
ソアラ
「なんで?」
「シャロン」
「いくらレクスギルドでも、フォーゲルヴァイデ家の方をどうこうするって言うのはちょっと…  というわけで、他の依頼ならロハで引き受けますけど」
ソアラ
「…本当にタダ?」
「シャロン」
「そりゃもう。借りがありますし」
ソアラ
「じゃ、シャロンって娘をリストに加えておいて」
「シャロン」
「はいはい。しゃろん… ってあたしぃ!?」(笑)
デクストラの管理する光は、命の輝きか?
***編集後記
 おちが付きました。今回は彼女の一人舞台でしたのう。

シーン21:エフェクトス(逆位置)

GM
じゃ、ミリィだぁ。
ミリィ
チップは居るのか?
GM
二人のデクストラにお持ち帰りされた。
ミリィ
じゃ、ゴッタードのところで。
「いぇぃ!」
「ゴッタード」
「いえぇぃ! で、手ぶらか?」
ミリィ
「うん。でね、欲しい物があるんだ。ゴッタードの汗。あぶら」
「ゴッタード」
「… なぁんに使うんだ?」
ミリィ
「んとねぇ。研究材料」
「ゴッタード」
「あん? 研究?」
ミリィ
「えー。じゃ無くってぇ。チップを連れてくるために必要なの」
「ゴッタード」
「で、どうやって取るんだ?」
ミリィ
「タオルでぷちぷちと。後絞れば」
「ゴッタード」
「…走れと? ぐ、ぐぬぅ… えぇい、仕方ない。走ってやろう」
25m後
「…も、もうだめじゃ…」(笑)
エリィ
25mってプールやん(笑)
ファン
今時小学一年生でも走るぞ、そのくらい(笑)
「ゴッタード」
「こ、これでチップを… ぜーへーぜーへー」
ミリィ
「よし。ごくろー。はいつくばってひろえ〜」
「ゴッタード」
「大ばか者がぁ〜」
殴る気力も無い。
ミリィ
「はははははははは。じゃーなーっ」
≪元力操作≫が一番お勧め。アイディア次第だ
***編集後記
 さすがに25mでばてるのはやりすぎかと思うが、 ぜってー体力無いって、このヒキガエル。

シーン22:エフェクトス(逆位置)

GM
あれ? 二連続ですか(笑)
エリィ
「さてと、では実験、じっけん」
「チップ」
「なんだか、お金が入ってくるだけで、さっきの拷問とあんまり変わらない気がするなぁ」
エリィ
「気のせい気のせい。じゃ、今回のテーマは… これっ
人間の体はどこまで毒に耐えられるのか!?
と言う訳で、毒物一気いってみよ〜」
ミリィ
出たい出たい(いっころ)… よっし!
「おっす! これあげるっ!」
エリィ
「…それなぁに?」
ミリィ
「ゴッタードの油」(爆)
エリィ
「ありがとう! ちっぷぅ〜♪ 口あけて」
「チップ」
「あ」
エリィ
例の油をがばっ! がばっ!(笑)
「チップ」
「あ”〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
エリィ
「どんな感じ?」
GM
でろーん。エクトプラズムが出てる(笑)
「チップ」
「なんれすか、今のわぁ…」(泣)
エリィ
「えっとねぇ。人間大の大きさの蛙」
「チップ」
「めちゃめちゃ大っきいじゃないですかぁ」
エリィ
「そうそう。名前はね、“ゴッタード”って言うんだ」
「チップ」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! あのガマガエルの油なんてもう死ぬぅ〜」
エリィ
「まだ死んじゃダメだよ」
「チップ」
「え?」
ミリィ
「これ使え。ゴッタードの汗拭いたタオルだ」
エリィ
鍋でぐつぐつタオルを煮込んで…
「飲め」(爆)
GM
でろーん。
エリィ
「さてと、今日はもういっぱい遊んだし。もうそろそろファンさんにあげようかな」
「チップ」
「つ、次はファンさんの所ですね…」
エリィ
「夕方までには帰って来るんだよ?」
「チップ」
「絶対無理です…」
実際、万能だよな
***編集後記
 お前等… チップのアルカナを急きょフィニスに変更した瞬間。 死ぬわ。いや、ゴッタードの汗云々ではなくてだな。

 それにしても、エリィ、ホンマに嬉しそうやなぁ…

シーン23:クレアータ(逆位置)

GM
こんこーん。
ファン
「はぁい。ドアは開いてるぴょーん」
GM
がちゃ。ずりずり。ぼてっ
ファン
「おぉ。チップ君じゃないか。しかもちょうど良い事に疲れてる。 ま、これでも飲みたまえ」
「チップ」
「あぁ… さっきのに比べればずいぶんマシです」(泣)
ファン
「ところで薬の中身聞きたい?」
「チップ」
「はぁ… なんでしょう?」
ファン
「実はねぇ… $◎○×△■∴%*1で、π▼σΩ…  な訳なんだよ」
チップ
「… いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。  なんて物を飲ませるんですかあなたわっ!」
ファン
「うーん。どうやら$◎○×△■∴%には回復作用があるみたいだねぇ」
ソアラ
(コロコロ)登場成功。ごんごーん。
ファン
「はーい。ドアは開いてるぴょん」
ソアラ
不景気な顔して
「はい、栄養ドリンク。欲しがってたよね。べサムって名前だけど」
ファン
べサムって飲めるの?
GM
むぅ… 空気に振れるとガス状になると言う事は、 瓶の中では液体っぽいですな。
ファン
「よし! チップ君! これを飲んでみよう」
ぐびぐびぐび
「チップ」
「あ〜〜〜〜〜〜〜〜」
エリィ
(コロコロ)登場成功。大きな鍋を持って登場です(笑)
「ファンさーん。面白いのができたよ〜」
ファン
「いや、中々良い物ができたねぇ」
GM
チップ半泣き。
ファン
「まぁまぁ。君も借金を返すためなんだから。そう言えばあのモレンツァ君は元気にしているのかなぁ?」
GM
じゃ、そのモレンツァが登場です。
ファン
「おお! これは久しぶり」
「モレンツァ」
「うむ。久しぶりだぞ。もれんつぁだ」
エリィ
じゃぁ、さっきの鍋の水をコップに入れて
「どうぞ、お茶です」(笑)
「モレンツァ」
「うむ。すまない」
ぽてっ。びっくんびっくん(笑)
クレア
(コロコロ)登場成功。たかたか。
「モレンツァ覚悟〜」
ファン
「君は… 邪魔をするのかな?」
ファン&エリィ(編集)
−以後、実時間で約五分間にわたり、クレアをいじめちらかす−
ファン
「ところでモレンツァ君… あ、気絶してる…」
エリィ
≪癒しの雫≫おきろ。*2
「モレンツァ」
「おお! 妃共よ。良い朝だな。うむ」
ファン
「君は何しに来たの?」
「モレンツァ」
「そうだ。お前に文句をいいに来たのだ。妃が皆動かなくなってしまった*3ではないか。 これは一体どう言う事だ? もれんつぁ」
ファン
「おかしいなぁ」
≪自動人形≫成功。
「モレンツァ」
「おお〜! 妃だぁ〜 ではもらって帰るぞ」
ファン
そして一日たったら動かなくなる。
GM
で、動かなくなったからまた文句を言いに来てその都度人形をもらって帰る。 以後延々と繰り返す(笑)
エリィ
塊だけが残るわけね(笑)
GM
では、後日談。ファンさんに送られまくっていた人形の重みに耐えられなくなり、 自重によって収容所は崩壊。モレンツァ・フォーゲルヴァイデはクビになりました(笑)
≪浸透≫がお勧めか
*1$◎○×△■∴%
 ファンのPLはここを無言で表現したが、リプレイ用に上のような伏字を使用した。 別に放送禁止用語が並べられたわけではない。ただし、本人が頭の中でどのような単語を使用していたかに関しては、 さっぱり解りませんので、あしからず。
*2おきろ
 どちらかと言うと、<手当>のお仕事だね、これは。
*3動かなくなった
 ≪自動人形≫は1日しかもたない。だから、当然翌日には機能停止する。
***編集後記
 終わったぞ〜! いえぇーい。 もう俺はこんなシナリオ忘れるぜ。あぁそうさ、忘れてやる。 “もれんつぁ再び”で、この馬鹿に引導を渡してやるさ。 そして、そのアクト終了時に、赤い彗星の人みたく、こうつぶやくのさ。

「認めたくない物だな。自分自身の、若さゆえの過ちと言うものを」

 認めたくないと言うよりも、忘れたい(笑)

 アホな話は置いといて。エンディングのシーンに入ると、 大概はほのぼのとしたり、ギャグに走ったりする物で。いや、それは構わないんだけど、 このシナリオのように、終始ほのぼのとしてしまうのは、非常に問題があるようで。

 映画でも音楽でそうだけれども、盛り上がる所を一気に盛り上げ、 その山を越えた辺りで、こうほのぼの〜とするのが面白さの要素の一つになる。 シリアスシーンとのギャップが、お互いに引き立てる効果を発揮する。 と、言う事を今回は学ばせてもらいましたよ。

 発狂度も高かったけれども、収穫も多かった。+−ゼロって事にしよう。