シーン1:ファンタスマ(逆位置)

GM
先ずはセシリアから行こう。一ヶ月前のお話。 ギュスターヴ・フォーゲルヴァイデからの使者と、 ジェフリィ・ベッカード。あとスティッキー・ミュラーが君のもとを訪れる。
「セシリア・フォーゲルヴァイデは居るか?」
セシリア
「はい。私ですが」
「使者」
「ギュスターヴ様からの書状である。謹んで聴かれるがよい

 セシリア・フォーゲルヴァイデ。戦乱の中にありて民の心を定めず、かつ、 軍を持ちながらも出陣、増強を行わなかった事は領主としての自覚欠如とみなす。

 よって、領地であるヘルンツィヒトは没収。今後、フォーゲルヴァイデの名を名乗る事を禁ずる。 ヘルンツィヒトには新領主としてスティッキー・ミュラーをたて、セシリアは彼の後宮に入ることを命ず

 ギュスターヴ・フォーゲルヴァイデ」
セシリア
「な、何ですって!」
「使者」
「謹んで受け取られるがよい」
セシリア
「…ふんっ」
きっと睨みつけてから立ち去ります。
GM
使者とジェフリィは見送ろうとするけど、スティッキー・ミュラーが君の腕を鷲掴みにする。
「そう言う気の強いのも好きやがよ。さ、後宮に行くがよ」
セシリア
「汚い手で触らないでくれますっ?」
GM
無視。抵抗空しく、後宮に放り込まれて、時間は現在に戻ります。後宮とは名前ばかりの牢屋の中。 水の滴り落ちる音と鼠の鳴き声以外に聞こえる物は、女性のあえぎ声とも悲鳴ともつかない声ですね。
「スティッキー」
「まぁ、飯でも食うがよ」
ってゴハンをおいて去っていきます。どうする?
セシリア
ん〜… ここはあえて食べないでいよう。
GM
はい。シーン切るね。
ヴァルム
マスター。物忌み*1してもよろしい?
GM
ん〜… パス。オープニングじゃやらない方がいいってのに、この間気がついたんだ。 てゆーわけで無し。
増えない体重について(続く)
*1[物忌み]
 以前はいいよ〜って言った覚えがあるのだけれども…

 逆位置万歳な僕には、少しでもPCに逆位置が残っていて欲しいので、 今回からやっぱダメ、という方向で。ルール的にはどうなんかなぁ?
***編集後記
 この導入自体は、セシリアのPLから設定を貰った時にひらめいた物。 因縁にギュスターヴ“仇敵”ってあったんで、この際だからそこから始めようと。

 因縁には過去となっていたので少々アレなんですが、初キャラだし問題ないかって(笑)