戻る
アウレシア語1

 「アウレシア語」の解説をします。

 アウレシア語は、アウレシア帝国の公用語です。
 それがどのようなものかは、本の表紙の左上に書いてある言葉を見ていただくとわかると思います。
 あれがアウレシア語です。

 ちなみに、トルンが作中で唱える言葉は「古代語」で、
 アウレシア人さえ忘れかけているむずかしく古い言葉です。

 アウレシア語には専用の文字がありますが、ここではアルファベットで代用して表記します。
 アウレシア語はラテン語を元にして作者が作った言葉ですが、
 ラテン語を知る人にはいろいろ理屈に合わないと感じる箇所もあると思います。その点はどうぞご容赦下さい。
 また、発展途上の言葉のため、予告なく文法や語彙を変更することがあります。


1 簡単なあいさつ
ありがとう Gratias らッティアス 「ら」は巻き舌で発音します。
おはよう Benu mane ベヌ マ- 「いい朝」という意味です。
こんにちは Salve サルウェ- vは英語のwの音で発音します。
こんばんは Benu vesper ベヌ ウェスペる 「いい夕暮れ」という意味です。
おやすみ Bena nos ベナ ノ- 「いい夜」という意味です。
さようなら Vale レ- vの音に注意して下さい。
すいません Inosce イノスケ- cはカ行の音を表します。
お願いします Sis スィ- 太字はアクセントです。
強く読むか、少し音をのばしますが、
あまりこだわらなくてもいいです。
はい Sic スィ-
いいえ Non

 どうでしょうか。 読みは基本的にローマ字の通りに読みます。
 アクセントも規則がありますが、ややこしいので、またの機会にします。
 「いい」にbenuとbenaの二種類があるのは、名詞、形容詞に男性形・女性形の違いがあるためです。
 それについては次の次の回に、説明したいと思います。

アウレシア語2へ