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ひび連々セレクト
ひびれんれん、またはひびつれづれと読んで下さい。2002-2006のエッセイの一部です。
1.
劇を見に行った。
私は、劇に弱い。めったに見ないせいなのか、生の人間が演じるせいなのか、けっこういろいろな場面が頭の中に染みついてしまって、なかなか離れない。
昨日見に行った友達の劇。一日が過ぎても、「ポガー」という声や、座長の大声、妙な笛の音、「お芋チャンピオン」などが入れ替わり立ち替わり頭の中に浮かんでくる。内容は悲惨かつ難解なものだったけど、頭の中に残るということは、いい仕事をしたということだろう。
そういえば、初めて小説らしきものを書き始めたのも、一つの劇を見てからだった。02/7/31
2.
パソコン栄えてワープロ滅ぶ
のはまちがっているように思う。パソコンはとにかく機能が多く、言葉がよくわからないし、OSの使用方法に慣れるのが大変だし、立ち上げるのにも電源を切るのにも時間がかかる。
なぜ文章を書くために特化したワープロ専用機種は廃れてしまったのだろう。もったいない。私は今でも長い文章を書くときはワープロ専用機を使っています。けれども、もう日本語入力がパソコンのやり方になれてしまい、何度もキーを押し間違える。フロッピーに保存するのもうるさいし時間がかかる。しかもうちのワープロは2DDのフロッピーしか使えない。印刷も遅いしうるさいし感熱紙を買わなきゃならないし……と書いてるうちに、ワープロ専用機の衰退の原因がなんとなく分かってきて、なんだか悲しい。
でも世の中家計簿やデジカメやフォトショップやインターネットやゲームをやる人ばかりではないのだから、小粋で丈夫なワープロ専用機が開発されてもいいのではないかと思うのは私だけでしょうか。02/10/7
3.
食事
実は、19とか20になるまで、おなかが減ったことがありませんでした。
太らなかったので食べ過ぎではない。
思うに、運動不足だったかもしれない。
それとは別かも知れないが、あまり食べるものに興味がありません。
どっちかというと自炊するのが好きだけど、料理を作るのが好きというわけではない。
思うに、自分で作った料理だと、たいした味でなくても納得できるからではないかと思うのですが、どうでしょうか。これがもし美味だったりすると、喜びも倍増するというものです。
最近は外食もけっこう多いのですが、そんなことを考えました。02/10/22
4.
気配
だいぶ前にテレビでやってましたが、気配とは人の体が発する電気のようなもので、これを感じることは科学的に解明できるみたいですね。(詳しくは見ていなかった)
また、近づいてくる人の気配を無意識に感じてその人を思いだしたところに、ちょうどその人がやってくる、ということもあるそうです。ということは噂をすれば影、というのは本当だった。今日はそれだけでした。(^^;)02/11/11
5.
おいしそうに
作中で食事のシーンをおいしそうに描いてほしい、と言われたことがあるのですが……。これはなかなか私にとってはむずかしいことです。
前にもそのようなことを書きましたが、普通の人に比べて食への興味が薄いみたいで……。食べ物って基本的に、まずくなければいいと思いませんか??
でも、文の道はそんなことではいけないのですね。(;_;)
今までで一番おいしかった食べ物は、どこぞの山小屋で食べたにんにく入りのカレーだなあ……。一番おいしかった飲物は、水なしで数時間行動してきて、やっと飲めた水かな。あと、こどものころ飲んだピーチネクター☆
おなかをすかした状態で描けば、多少はおいしそうになりますか?(^^)課題です。02/12/18
6.
建物の内部描写
おいしいものを書くのが苦手という話をしましたが、読むときは、建物の内部の描写がものすごく苦手です。たいてい、読み飛ばします。
ただ、推理小説の場合はそれが重要なことも多いので、必死に読む……。
なんなんでしょうか。空間認識能力が低いのでしょうか。極度の方向音痴ですし……。山の中では地図は人並みに読めるのですが。02/12/23
7.
コタツおそるべし
執筆は、椅子に座り、足下にストーブを置いて行っています。
ところがこのストーブが実にガスを食う。
ええい、コタツでやってしまえ! と執筆用のワープロ(これについてはまた次回)を移動して仕事を始めると……
十分ほどで睡魔が襲ってきて、気づけば寝ていた……
そういえばコタツの睡眠パワーがものすごいから机で仕事するようにしたんだった……。
燃料費節約などとみみっちいことは言ってられない。
早く春にならないだろうか……。03/1/6
8.
ワープロ
私は執筆にワープロを使っております。
現在用いているのは、シャープ書院WD-X870。
父の使っていたワープロの五代目を、もらいうけました。
ATOKにくらべるとはるかに劣る変換機能、故障してもはや使えない印刷機能、一文書わずか三万字という文書容量にも関わらず、なぜワープロを使うのか?
その一、立ち上がりが早い。ワープロは瞬時に立ち上がります。その二、目が疲れない。パソコンはカラーのせいか、目が疲れやすいような気がします、その三、日本語入力が慣れている。今でこそパソコンの日本語入力にも慣れましたが、当初は大変でした。なぜ変換取り消しにバックスペースを押すのか? とか、なぜいちいち確定キーを押さないといけないのか?とか。その四、これは自分のセッティングのせいなんですが、パソコンは三十センチくらいの高さの机に乗っているので、なんとなく打ちづらい。
しかし、現在ワープロ専用機は生産されてないみたいです。
というわけで、私は強くワープロ専用機の復活を願うものであります。03/1/20
9.
二月
二月になりました。節分も過ぎ、暦の上では春ですね。
ところで、一月二月というのは、フリーターにとって厳しい季節。
正月三が日を休みとすると、今年の場合一月二月ともに19日。普段の月より1、2日少ないのです。
家賃は日数に関わらず一定なのに、給料は少なくなる、涙の月です。
なぜ二月は28日しかないのか知りたい方には、このようなすばらしいページがあります。
→http://koyomi.vis.ne.jp/の「暦と天文の雑学」
簡単に言えば、もともと2月は29日あったのですが、八月を30日から31日に増やしたために調整で2月の日数を1減らした、ということです。
暦はおもしろいです。03/2/3
10.
自転車
私の現役で使っている道具でもっとも古い部類に入る物の一つが、自転車です。
思えば自転車に乗り始めたのは小学一、二年生頃。その初代が廃車になったあとは、どこへいくのにも、一人走っていたものでした。
五年生頃に二代目。五段ギアつき。これは中一か二で壊れ、中二に三代目のママチャリを買いました。
これを使い続けて十数年。今でも乗っています。
これまでにパンクは数知れず。前輪ブレーキシュー、両ブレーキワイヤー、チェーン、両タイヤ、両輪ベアリング、左ペダル軸、ライトを交換しました。
かご、泥よけ、サドルはぼこぼこ。右のペダルは去年衝突して少し曲がっています。
それでも使い続けているのは意地か。いつまでもつか、楽しみです。
四代目マウンテンバイクもあるのですが、めったに乗りません。03/2/17
11.
文章
最近本や新聞を読まないことを嘆く論調が盛んですが
この視聴覚情報化社会において、
長い文章を読んだり書いたりする能力がないことは、必ずしも悪ではないのではないかと思います。
文字が発明されるまえは、人間はそうやって生きてきたのですから。
ただ、文章を前にすると、人間は考えやすくなるし、ゆっくり落ち着いて想像しやすくなる。
これは文字の特権であるし、そうそう捨ててはいけないものだなあとも思います。03/2/24
12.
車両交換
京王相模原線に夕方に乗っていると、車両交換というものがあります。
突然次の駅で向かいのホームに止まっている電車に乗り換えて下さいと言われる。
初めてのときは少しとまどいました。一体なんのために……。
他の鉄道会社でもしていることなのでしょうか? 気になります。03/3/09
13.
あかない自動ドア
たまにですが、自動ドアの前に立っても、開かないことがあります。
身のこなし方が問題なのか、よくわかりませんが、後退してやり直ししても開かず、他のドアにまわったり、向こうから人が来るのを待ったり、とかなり恥ずかしいです。
全然関係ないですが、昔泊まったモンゴルのホテルで、入口だと思ったところが実はガラス窓。思いっきり頭をぶつけて他の客に笑われたことを思い出しました。笑い話ですが、一歩間違えれば大惨事ですね。03/5/18
14.
カラオケ/選択
ひさびさにカラオケに行きました。今は年に二回程度ですが、五六年前は月に二回、三回と行くこともありました。
やはり人間、歌わずにはいられない時期というものがあるようです。
でも今でも、歌うことは基本的に好きです。気持ちよくてストレス解消になります。
自分の人生において重大な選択が、二度ほどあったような気がします。
いったんは決意したものの、結局できなかった選択。
勝手ながら、してしまった選択。
なにかよくないことが起こるたびにその二つの選択の思い出が頭をよぎるのですが、それを引き受けて進まなければならない。
なかなかつらい瞬間です。03/10/22
15.
ラブストーリーは……
作品の感想をいろいろな方に言っていただくという貴重な時間を持つことができました。
みなさん私の思いもつかないような読み方をしてくれることもあって、とても参考になります。
さて、私の作品、主人公が思春期に入る女の子ということで、続編ではラブストーリー的なものもあるのかな?と期待してくれる方もいらっしゃいました。
どうでしょう(^^)
それは置いとくとしても、私はラブストーリー書くのは苦手だろうなあ……とにかくそういうことに関しては無神経かつ鈍感なので。03/10/29
16.
項羽と劉邦
NHKの番組で項羽と劉邦が特集されていたので、思い立って司馬遼太郎さんの『項羽と劉邦』を買いに行きました。
同じ考えの人が多くいたのか、一軒目の本屋ではすべて売り切れ。二軒目でなんとか買えました。
好対照な二人の姿もさることながら、この時代の荒々しさが心に残りました。
項羽が二十万の秦兵をあなうめにしたというのは、ただただ驚き。「食わせる」それができないがために軍隊がもろくも崩壊していく、考えてみれば単純な事実にも驚き。そして「士」が命をかえりみず相手を説こうとする姿も驚き。
「三国志」のような権謀術数を尽くした戦いはないけれども、中国古代の姿がなんとなくよみがえってきて、勉強になりました。03/11/24
17.
やってしまいました
今年の「やっちまった」始めです。
ゆで玉子を作ろうと玉子を鍋にかけつつ、メールチェック。
ついでにホームページなど見てると、なにやら焦げ臭いにおいが。
「どこかで料理でもしてるのかな」と、メールの返信を打ってると、においはさらに強くなる。
「新年から火事? まさかね。だれか豆でも煮ていて火をつけっぱなしで忘れてるのかな」
「そういえば、さっき玉子を火にかけたのは自分だ」
キッチンにダッシュ。鍋は黒こげ。玉子は身の半分ぐらいは食べられそうでしたが……。
自分には起こらないと思うようなことが起こるものですね。
気をつけましょう。04/1/1
18.
BGMONかOFFか
仕事中に音楽を聴く人は多いのでしょうか?
もし仕事中に音楽を聴ける環境にあったら、あなたはどうしますか?
98年に働いていた職場では、常にTOKYOFMが流れていました。
それまでラジオを聴くことが少なかったため、新鮮な体験でした。
単純作業が多かったので、かなり気が晴れたと思います。キロロやヒステリックブルー、ブリリアントグリーンに出会ったのも、このころでした。
ところが統計によると、ラジオを聴きながらの作業は効率があまりよくないようです。やはりラジオの会話に集中してしまうかららしい。
音楽の方が効率はいい。邦楽は詞で気が散るので、よく意味のわからない洋楽やクラシックが仕事にはお勧めらしい。
最近でもたまに行く工場では、有線が入ります。いろいろなチャンネルが選べるので楽しいが、問題は働く人の趣味も年代もばらばらなこと。
だれかに心地よくても、別の人には騒音。これは難しい問題です。
さて、私が家で原稿を打つときはどうか。昔、というか学生の頃は、JPOPをがんがんかけて快調でしたが、そのうちに音楽に引きこまれるようになり、どうも具合が悪くなりました。
上記の統計に従ってクラシックをかけてみたものの、ものの十分もしないうちに眠りの世界へ……クラシックコンサートでは必ず寝るという自分の体質には、仕事用としては合わないようです。
洋楽はあまり聴かないし、無音もやっぱり眠くなり……。
ただ、最近じょじょにパソコンで仕事をするようになってきて、これはいいかな、と思ったのは、MIDIをかけながら原稿を打つこと。
MIDIには歌詞がないし、クラシックを聴くにしても、音数が限られて完璧な演奏でないが故に眠くなりません。
やっぱりBGMがあった方が仕事ははかどると思います。ただこれでいいのかどうか、試行錯誤は続きそうです。04/1/6
19.
左ききの末裔
はるか昔、左ききでした。
学校に入る前に矯正されました。すごく理不尽だという思いをしたことを覚えています。
結果としてよかったか悪かったのかはよくわかりませんが、社会は右利き用にできているので、左利きの人には少々住みにくいようです。
左利き用のマウスがあるそうですが、ウィンドウズの右クリックはその場合、左クリックになるんでしょうか?
ところで、絵を描くのは今でも左手を使います。消しゴムをかけるのも左手です。(便利。普通か?)ラーメンを食べるときには当然左手でレンゲを持ちます。昔はいい顔をされませんでしたが、今はそれが普通みたいですね。
左手で絵を描くと、向かって左向きの絵が多くなるみたいです。なぜか、書きやすい向きがあるんですね……。
親戚のおじさんは、字を書くときだけ右手で、あとは左利きです。でも、たまに右手でお箸を使ったりもします。両手が使えると、脳に良く、怪我などしたときに対応が利くということです。04/1/19
20.
冬山
関西学院大学ワンダーフォーゲル部が福井県大長山で遭難しましたが、救助されたようです。
私もワンゲル部に入っていたことがあり、どうなることかと気をもんでいましたが、無事でよかったです。
冬山にも何回か行きましたが、あの寒さを思い出しました。何よりこわいのは、消耗する吹雪ですね。
次にこわいのは、悪天で視界がなくなること(ホワイトアウト)。雪崩も危険ですが、ちゃんと地図と雪の状況を見て、危ないルートを避ければ、過度に恐れる必要はないと思います。
なんで冬山に行くんでしょうか。それはもう、晴れたときの開放感と爽快感がたまらないからでしょうか。いい経験をしたと思っています。
今回の山行の問題点やくむべき教訓は、これからいろいろ出てくるのでしょう。まずは無事帰還を喜びたいです。
それにしても待っている関係者、特に家族の気持ちを考えると……。自分もよく冬山に行ってたものです(汗)。04/2/9
21.
折り鶴蘭
四年前にアルバイト先のコンビニの植え込みの下に落ちていた一枚の葉っぱが、こんなに。
この植物は、強い生命力を持っていて、ちょっとやそっとのことではへこたれず、毎年花を咲かせては、子株を発生させます。
植物の世話は普通いろいろ悩まされたあげく枯らしていくのが通例でしたが、この植物に関しては、悩む必要はなし……。
いや、すごい。04/5/26
22.
携帯でラジオ
携帯電話でラジオを聴いている夢を見て以来、携帯でテレビは見れるのにラジオは聴けないのだろうかと思っていましたが、既にFMが聴ける携帯は出ているみたいですね。
まあ、あっても今すぐほしいというわけではないのですが……。
携帯電話に腕時計と住所録と計算機とメールとブラウザーとカメラとナビとテレビとラジオの機能がつき……次は何がつくでしょう。
i-podのような機能もいずれつきそう。個人的には、ストップウォッチがほしい。04/7/24
「海老王子」はとあるバス停。どこにあるかは、ヤフーなどで検索すればわかります。
海老の王子……かっこいい。04/9/9
23.
えりも岬
唐突ですが、えりも岬。
この間北海道に行った際に、駆け足で宗谷岬とえりも岬をめぐりました。
えりも岬は本当に駆け足。バスが来るまでの五十分間の間に突端に行き、そのまま「百人浜」目指して走り出す。
「風極」というだけの絶望的な強風。浜も思ったより遠いことから、植林されたクロマツたちを横目に引き返す。
いつかもっとゆっくり来ようという思いを胸に。
そしてこの走りが遠因となって、まだひざが痛い……。04/10/22
24.
敷石
西武新宿わきの歩道です。国内の名勝や、外国の年の方向が刻まれています。
札幌ドームにも似たようなものがあって、その方向のガラス窓に都市名が書かれています。
妙高があって、嬉しくなりました。
19、20、21歳のクリスマスは、この山のスキー場にある山小屋で過ごしたのです……。04/11/24
25.
物語について1
作家とは、物語を作ることによって人に影響を与えたり真理を追究したりするものでしょう。
これはなにも個人の小説家に限らず、映像を作り上げる集団であったり、テレビなどのマスメディアであってもいいわけです。
そして現代、人々は彼らによって作られる、あるいは伝えられるどこかにある壮大な物語におしつぶされそうになってはいないか。
自由に見えて人々は、自らの物語を様々な物語を元に構築している。そこからはぐれてしまうことを、極端に恐れてはいないか。
物語にはどんなものがあってもいいですが、もっと地味な「真実を語る」物語が語られてもいいのかな、とふと思いました。
悩みから逃れるには時間を細分化することが有効で、(目の前のことのみ行う)それは自分をしばる物語からの離脱といえると思います。
そしてまた一から自分の物語を作り上げていく助けとして、事実に基づいた、実践的な真実の物語が語られればいいな、と思うのでした。
しかもそれがおもしろければ、なおいいですよね。
なにやら複雑な、まとまっていないことを書いてしまいました。05/2/14
26.
解体中
とうとう16年間使っていた自転車のペダルが回らなくなってしまいました。
パンクは数知れず、ブレーキシュー、ブレーキワイヤー、電灯、タイヤ、チェーンといろいろなものを修理して使ってきたのですが、そろそろ潮時かな、と。ここらで引退させて上げることにしました。鍵も旧式でよく警察に止められるんですよね……。
この自転車は自分にとって二代目だったか三代目だったかもうその記憶も遠いのですが、ほんとに丈夫で、よくがんばってくれました。ありがとう。06/1/18
27.
空よ
カフェラテを作る機械が壊れてオーダーが出せず客が待ちくたびれて帰るという悪夢を見て目覚めると、
本日はとても気持ちのいい天気。
空気は山の上のようで、東京にはめずらしく清々しいものでした。
今日もらったとてもうれしいプレゼントは、ムーミンパパのマグカップ!
友だちの結婚式で「ムーミンパパの思い出」から一節を引用したのが縁ですね☆06/4/21