Kampfsrobot RAOUL FRR-VI 51 1/35(1/50)                                                                                       
 あらら・・・。

 こんな物載せるとは、このコーナーもネタ不足か?でもこのキット、結構凄いのだ。

 一説によるとチェコの子供番組に出てくるロボットだとか。しかし「SF3D」の様な模型独自の企画かも知れない。タイトルらしき「アンドロメア?」というロゴマークと、「1994 ANDROMEA」という認証印があり、権利関係はキッチリしている様だ。アンド ロメロスでもアンドロメディアでも無いが、名前だけで恥ずかしい気持ちになるのは共通か。

 何度観ても格好良くないスタイルと、シリーズナンバー003から悪役、あるいは脇役と思われる。私は店で一目惚れし購入したが、頼みもしないのに異様に安くしてくれた・・・その後、スコードロンの通販カタログでこのキットが「捨て値」で放出されている事を知る。店はこれを仕入れたと推測(笑)。
 箱には魅力的な表示が並んでいる。

 RAOUL FRR-VI 51」           何だか知らないがチェコの兵器か?。

 「the plastic scale model kit」     おお!インジェクションのスケールキット!

 「scale:1:35」                なに?1/35!

 「number of parts:345」 
         パーツ数345!どっひゃー!!

・・・多分、スコードロンもそんな感じで大量注文。そしてその全てが不良在庫化したと推測・・・。(爆)
ちなみに、説明書には1:50スケールと書いてあり、余計に悲しい。
 説明書より。

 これは足部分。このキットの凄いところは、ディテールは全てと言って良いくらいに別パーツであり、一体化して部品数を減らそうなんて意志が全くない所。それが妥協の無い見事な「ハリボテ感」を醸しだす事に寄与している。

 不思議なのは、ドリル()で穴を開け、ビス()を差し込む指示。ビスを使う事で足を可動でき、緩んでもまた締め直せるので上手いやり方だが、・・・そもそも足本体は左右分割なので、予め穴をモールドしておく事は出来た筈。無計画な設計屋と見た。

 わかりにくいが、爪先部分(赤丸)は1パーツで済みそうな所を10パーツ使っている。脚の裏側にはイボイボを14個付ける指示。(四角部分)一体でよさそうな物だが・・・。こういうパフォーマンスは随所に見られる。
総論
 「ORINO 077」とか「MIRACH E112」とか6種類の名前が用意されたシリーズ共通デカールも入っている。プラ棒、プラ板、ビスネジ、動力パイプ用(?)のパンツのゴム、が入ったハイテックな内容。パーツがやたら多く組み立ては苦痛に違いない。「対象年齢12歳以上」は納得。しかしアイテム自体その層にヒットしているのだろうか?

 チェコと言えば、「ロボット」という言葉を生んだ国であります。本家の由緒正しい「ロボット」は、本物を見抜く大人にだけ解る何かが有るような気がします。さあ、あなたも欲しくなったでしょう?

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