近所の公園で見かけたモトラ。

 おお。これは、通称、「電気屋さんのモトラ」と一部で呼ばれている物のようです。オジイチャンが乗っていてその姿が格好いいんだ。
 札幌にはモトラを使っている電気設備屋さんが有って、同じ様なカスタム(?)を行った車を何回か見たことが有ります。最近近所にそのお宅が有ることを知りました。いつも家の前に2台止めてあります。働く車として使ってはいますが雨ざらしなので、不動になった場合に突然ゴミとして処分されたりしないか不安です。

 コイツの特徴。
 注目すべきは、リアキャリアに固定された収納BOX。上部にホンダを意味すると思われる大きな「H」のマークが・・・。
 Hマークの書体、プレス風のモールド、全体のデザイン、明らかにモトラ用のオプションだと思われます。 あーしらなんだ。・・と言うことはBOXに付いてる小さなバックレストも純正品なのかしら?ムムム、格好良すぎるゾ!
俺も付けたいぃぃ!(補足、モトラのオプションカタログに載ってますが、汎用品らしいです)

 そのほかのカスタム
 フロントキャリアのBOXはホームセンターで普通に売っている物。ウインドスクリーンは汎用品でしょう。でも、結構フィットしてます。全体のデザインとそぐわない黒いプラスチックのレッグシールドはモトラ純正。サイドスタンドも普通モトラには無い装備で何かの流用でしょう(補足、モトラのオプション品でした)。余談・・・メインスタンドは、エンジンのアンダーガードも兼ねるという物ですが、マフラーの取り回しを制限するのでカスタム派は注意が要るところです。
モトラのイメージはウニモグに通ずる。

 これがウニモグ411、製造はダイムラーベンツ、グリルにはスリーポインテッドスターのマークが付いていた。 製造はカゲナウ工場。トラックマニアには知られた伝統ある工場で、戦前は高級な大型トラックを造っていた。

 ウニモグ。正式には、「Universal Motor ゲレート」・・・(HTMLでウムラウトはどうしたらいいの?)・・・日本語では「移動動力機材」とでも言うのだろうか。つまりトラックの類とは生まれが違うのだ。
 この車は元々、戦後の復興期に新しい農耕トラクターとして生まれた物だった。様々なアタアッチメントを装着可能で、自由に移動出来る「便利な動力源」が必要だと考えた人たちが、今で言う「ベンチャー」として造った車なのだ。 実は、最初はエアーハルト社、ボーリンガー社、が製造の主体で、ダイムラーベンツはエンジンを供給していただけだった。その後は製造権が移り、大きく発展して現在に到っている。装着アタッチメントによるバリエーションは把握不可能なほど多数に及び、作業トラックとしての性格が強くなっている様だ。

 写真は、喜茂別(きもべつ・地名)の、結構目立つ場所にある除雪車型。排雪板は無いが、コンクリートのバラストを積み、後輪にチェーンを巻いている。ライトは排雪板のカゲにならない様に高い位置に避けている。丸いボディの二代目ウニモグも近くにあった。実車はかなり小さく、ジムニーと大差ない感じがした。

 前輪のホイールハブに乗車ステップが付いていた。8トンハーフトラックみたいで嬉しい。(ぁぁオタク・・・)

モトラコーナー