石原プロワールドは凄かった!
裕次郎さんは泣いている。

 2001年2月10日、マイカル小樽内の「石原プロワールド」が、僅か2年ほどで閉館した。

 この事務所がエンターティメントをどう考えているかを知るには絶好の場所であっただけに残念至極である。撮影現場の雰囲気を体験出来るという「西部警察ライド」は、トロッコから降りて逃げたい気分にさせてくれるし、撮影に使われたニッサンの改造中古車やMGCのモデルガン、山口百恵の白いマイクは見応えたっぷりだった。 「顔から火が出るほど赤面する」という貴重な体験を金で買えるのだ、千二百円の入場料は安い。(ただし、交通費と時間をかけてココに来た観光客には災難だと察します。哀悼の意を表したいと思います。南無・・・)


最終日に行ったが・・・。
 グッズ販売コーナーは中に入らなくても買えるので、通りすがりに立ち寄ったフリができる。ここに以前見逃した面白いグッズがないか、あわよくば投げ売りしてないか、と最終日に行く事にした。しかし、3時半に着いた時点で既にシャッターは閉じていた。意外にも3時に終了だったのである。

 この日、実は・・・土曜日、サッポロ雪祭り期間中、しかも3連休の初日である。その稼ぎ時を狙うかの様に早々に閉めるのは理解に苦しむ。と同時に「石原プロはそんな物じゃよ。」というメッセージに思えた。全体に明るいマイカル小樽の2階を中央で分断するかのように黒いシャッターが閉まっている光景は印象的である。3階の行き止まりにある吉本興業の秘宝館(?)「小樽よしもと」は、場所が悪いにも関わらず明るい雰囲気を振りまいていた。こちらにはプロのエンターティメント集団の雰囲気があった。

思わず、「大門くん、大門くぅんんん・・・」
 と、弱気な係長の真似をしたくなったのは、閉めてから30分経つにも関わらず、熱心なファンがそこに残っていて、その中の一人に、頭は角刈り、青いシャツに三つ揃いのスーツ、トレンチコートに、黒の皮手袋、という出で立ちの10代後半くらいの男が居たため。本当に熱心なファンで感心した。でも、顔は気の毒なくらい少年顔だった。30分早く着いていたら他にも格好良いコスプレ野郎が居たかも、と思うと急に悔しくなってきた。
裕次郎や舘と記念写真撮りたかったなぁ。


  一説によると、首都圏に場所を変えて復活するとか・・・本当はもっと書きたい事があったのですが、内容をセーブ気味にしました。


気になるグッズ

 グッズは沢山あったが、全般的に高く、魅力有る物は少なかった。バブル期のタレントショップと同じで、3流の品を1流の値段で売るスタイル・・・と言っては失礼か。そんな中でのキラリと光る物。画像ページもご覧下さい。

渡哲也のヘルシーソフト  店の前がソフトクリームのスタンドになっていて、ベンチで休みながら食べる事ができた。好ましい商品。私は食していないが、そんなに特別な物の筈はない。本当に渡哲也がソフト好きかどうかは疑問である。
炊き出しカレー    レンジでチンするタイプのカレー。撮影時の「炊き出しカレー」を再現したという品だが、実際に内容までプロデュースしたかは怪しい。多分、市販品のパッケージ替えだろう。
舘 ひろしの水    これは買った。注文する時笑いを堪えきれず吹き出してしまった。なんでも「名優舘ひろしが探し求めついに見つけた水」だそうで、もう設定そのものに無理がある!。正体は北海道の京極の水で、市販品のパッケージ変え、500mlで350円はう〜む。画像あり。 
西部警察チョコレート これは素晴らしい。センスが「でろり」としていて大傑作である。是非画像を!
01年2/12

チョコと水の画像

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