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AMTアーテル・タイファイターはじめに

 AMT/アーテルのタイファイターを作ります。出来はかなり良く、スターウォーズのプラモデルの中ではお奨めといえそうです。
 ただ、旧来のキットに較べると、いかにもCAD/CAMで彫りました的なモールドで、細かいけれど無機質で、どことなく面白みに欠ける国産キットに似ています。プラの材質もそんな感じで、「プロップのスケールモデル」よりは、「めちゃくちゃ出来のイイ玩具」と言う印象です。
 キットは大きい箱ですが、2機分の部品と、デス・スターの地表を模したベースが入っていて物自体は大きい物では有りません。ただ、スケール的にタイ・インターセプターと同じなので、ソーラーパネルを流用する事が出来ます。タイ・インターセプターは抜群のプロポーションですが、スナップキットのため細部の再現度に不満が有りました。
 このキット。ストレート組したほうがイキだと思いますが、野暮な私はちょっといじってみます。
 写真はベーダー型ですが、底の「蓋」に段差があります。
 「蓋」はこの様に上下とも若干機体からはみ出し、そのため機体中央部を正面から見ると、正円形ではなく上下に長い楕円に見えるのです。
 キットは丸すぎな気がします。
 とりあえず一体モールドの「蓋」を切り離すことに。
 内側のモールドに沿って彫刻刀で削ってみます。  意外と肉厚なので、この前作業は必要です。 
 
 実際は、様子を見ながら2と3を繰り返します。
 表面のモールドに沿って、ニードルで筋彫りしていきます。写真では、サークルカッターの針を使っていますが、何でもかまいません。
 20分ほどで切り離せました。
 下にある機体後部の部品も、中央の6角型の所を、彫刻刀でくり抜いています。
 大穴の開いた機体は剛性が不足するので、必要無い時は、輪ゴムで上下を固定しておけば安心です。     
 カットした機体側とフタ側両方をプラ板でふさぎます。
 両方ともふさいだ上にもう一枚プラ板を貼り、少し高くしています。
 これを、整形すると切断部の径は、機体側は小さく、フタ側は大きくなります。        
 仮組してみる。カッコイイじゃん。
 もっとも、ストレート組と大差ないから、誰が作ってもカッコイイタイファイターになる。
 20年待った甲斐があるってもんよ。