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ビックX
 この商品を事前に知らずに「トイザらス」で始めて見た時、少しドキドキしてしまった。なぜなら、一見して形状やサイズが実際の映画に使われたプロップに似ているので、もし本当に同じ大きさなら、プロップと同じ流用パーツを使う事で、30倍近い値段のするアイコムの商品に迫れる!と(野暮な事を)思ったから。

 さて、現物は全長約49,5センチ、全幅約45,4センチ。どうやらプロップの9割ほどの大きさしかなく、実際に並べたらかなり小さく見える事だろう。また、プロポーションもギミックやフィギュアとの都合(ルークは上半身固定式で乗せ代える事は出来ないが、頭と腕の型は既存フィギュアの流用くさい、R2もフィギュアスケール)で、完璧とは言えない物になっている。
 基本的には、大きさ、形状、ギミック満載の商品内容は激安と言っても良い逸品だが、もしプロップサイズで作られていたなら、画期的上記の問題をクリア出来そうなだけに残念である。まぁパテントの問題とかも有ったかもしれないので文句も言えないが。

 個人的には、Yウイング、TIE、ベーダーTIE、は満足できる形の物を持っているので、次はXウイングが欲しいと思っていた所にいいタイミングだった。(アルゴノーツのXウイングは持っていない)良い模型を使って写真を加工し、トレンチシーンを再現するのが20年来の夢なので、ちょっと夢に近づけた思いがする。
印象
 まず、買う前からパネルの凹モールドが大きいなと思っていたので、掘り直す事を考えていた。実際買って見てみると意外と気にならないが、いずれにしろビス穴等、パテで埋めるような作業は有りそうだ。そこで問題なのがこの材質にパテが付くだろうかという点。機首とレーザー砲は安全のため柔らかい素材でダメそうである。翼部分もマズそうだ。でも、試していないが他は大丈夫そうに見える。
 何より感心したのは、これだけ大きな機体でありながら非常に剛性が高く、機首を持ってもメキメキ・パキパキ鳴らない事。これなら「材質的にOKでも歪みでパテが剥がれ落ちる」危険性は少なそうだ。流石アメリカの玩具(中国産だが)、大物に手慣れた感じで丈夫である。
商品の紹介
 ケナーブランド、ELECTRONIC POWER F/X シリーズ。グレーのモールドに黒の汚し塗装がしてある。赤いマーキング他幾つかのシールが入っていて自分で貼るようになっている。それにもリアルな汚しが表現されている。
ギミック満載
 ギミックの紹介をしようと思ったものの、未だに全容を掴めていない。それほど盛り沢山であり、高度である。たとえばコクピット内の「ターゲティングコンピューター」はスライドするが、どうすれば電球が光るのか、また、何種類も有るサウンドのうち、一回だけ聞いたけれど、もう二度と聞けていないルークのセリフとか、まだ何か隠し玉が有りそうだ。箱には12の「サウンドとフレーズ」と有るのだが、半分も聞けてない(とほほ・・・。)
 ・・・・・・その後、説明書で判明。右レバーを止まった所からさらに強く引くと、あの大マジな戦闘シーンのセリフが聞ける。是非「TRY ME!」の窓で確認して欲しい。
気になるポイント
A まず、ここが黒く塗られているだけで、透明でない。後方に窓があるのが、スターウォーズのメカの良いところ。これはいけません。やっぱり窓はくり抜くべきか?

B
 R2ユニットがデカ過ぎる。どの方向から見ても頭が見えてしまう。どうもR2がデカイ分、胴体のこの部分が長いかも知れない。だとしたら、これが一番手強い!

 実際、胴体後部はこの様に下方向に太くなっているが、これは太すぎで胴体後方から見ると明らかに縦長。ここに内蔵ギミックが入るためのアレンジと思う。製品はここにグリップを付け、トリガーを引くと音が鳴り、樹脂製プロトン魚雷を発射する。

D・E
 黒い塗装で解りづらいけどDがエンジン部前半、Eがエンジン本体。製品では、この様に高さが同じだが、実際はE側が、外側に大きくはみ出す感じでずれているのが正解。本物の機体は、その為に後方に行くに従ってボリューム感が増す見事なウェッジシェイプのフォルムを実現している。製品は何となく迫力がない。

このほか・・・以上、窓の黒塗り意外はフォルム上での重要と思われる部分。ディテールに関しては、プロトン魚雷発射口、レーザー砲、翼の厚み、ビス穴他、多々有るけれどこれらは時間と手間をかければ何とか出来そうだ。


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