2002年12月1日(日)〜2日(月) 成田-アデレード
時間が遅目だったこともあって、空港はあまり混んでいませんでした。
世界中が物騒になりセキュリティチェックに時間がかかるので、助かります。
通常は他の日食ツアー客と空港や飛行機が一緒になることが多いのですが、前日に出発したグループがあったこともあり、あまり見かけません。
夜明け近くなってふと窓から空を見ると、朝焼けの水平線の上に、数日後に太陽を隠す細い月と金星が並んで見えていました。
シドニー空港は2年半ぶり。
前回はオリンピックの直前だったので、あちこちを工事していました。
今回はそれが完成して見違えるほどきれいに変身し、時差はないけれど時の経過を感じます。
もっとも、拡張していた駐車場はオリンピックまでに全ては完成できなかったそうです。
ここでオーストラリア在住の佐藤さんと合流。
元五島プラネタリウムの解説員で、オーストラリア旅行時には毎回お世話になっています。
前回の南天の星空観望はあまり天気が良くなく、空を見る時間よりオーストラリアの話を聞く時間の方が長くなってしまいました。
今回の天気はどうなるでしょうか。
行きの飛行機の旅はここまで。
ここから先は再びこの空港へ戻るまで全てバス移動になります。
午後は市内観光という名目だったのですが、ほとんどの時間はバスに乗ったまま。
陽気な運転手さんのほとんど趣味で市内をぐるぐると走り回り、何度も同じ道を通って車窓から市内巡り。
バスを降りたのは2度だけでした。
アデレードは人工的に作られた町。
町の作りは機能的で、そこに欧風の建築もちゃんと残っているという、なかなか気持ちのいいところです。
それから1年半後、季節がちょうど半年分ずれたおかげで、ギリギリ花の時期に間に合いました。
ジャカランダは桜のソメイヨシノなどと同じように花が咲いてから葉が出るそうですが、今の時期は花と葉が混在しています。