睡眠トリップ

2002年12月3日(火) アデレード-セデューナ

emu


早朝スタート
sunrise この日は遠い遠い日食観測地セデューナまでの移動日。
アデレードからバスで移動するため、夜明け前の起床です。
最初に泊まる大都市の高級ホテルでゆっくりできないのは日食ツアーの宿命。

長距離バスの孤独
bus アデレードからセデューナまで、およそ770kmの長距離移動。
夏なので昼間のうちに到着はできるのですが、翌日に日食が起こる時刻までに到着し、太陽の高度や観測地の確認をするためには時間の余裕がありません。
朝食と昼食はバスの中で弁当です。
road1 信号があるような大きな町を抜けてしまうと、あとは広い広いオーストラリアの長い長い真っ直ぐな道が続きます。
窓の外の景色はあまり変化が無く、何度も見たような風景が延々と続くだけ。

つかの間の休憩
petrol-station 途中、ガソリンスタンド等で何度か休憩。
必ず売店があり、小さ目のコンビニエンスストアの役割も果たしています。
飲食店やシャワー施設まで併設されている場合もありました。

貼られた日食の案内ポスターが、だんだん目的地に近づいていることを感じさせます。

端の橋
spencer-gulf 全行程の4割ちょっとのところにあるポートオーガスタで橋を渡ります。

橋の下は川ではなくスペンサー湾の北の端。
アデレードからセデューナまで直線距離なら500kmほどなのですが、この湾を迂回するために200km以上遠回りをしなければならないという悲しい状況になっています。

突発的オプショナルツアー
iron-knob 休憩以外で唯一立ち寄ったのが、アイアンノックという鉄鉱石の鉱山。
数年前に廃坑となり、町はゴーストタウン化しています。

かつての活気を伝えるものは、残された巨大な採掘マシンのみ。

近づく日食の地
road2 鉱山を後にして、再び長距離ドライブ。
セデューナに近づいてきたところで、道路と鉄道が平行するようになりました。
空には雲がやや目立つようになり、不安が多少広がります。

日食の町セデューナ
ceduna1 アデレードを出発して10時間強、バスは南部海岸の町セデューナに到着。
もう皆既食帯の中に入っているので、もう大きな移動はありません。

途中見てきた町はほとんど人がいなかったのですが、セデューナこの地方ではそこそこ大きい町。でも人口は4000人程度だとか。
しかしオーストラリア国内および世界各地から多くの日食旅行者が集まり、町の規模の割にはかなりの盛り上がりを見せています。
道路の一部が封鎖された歩行者天国では、日食グッズ販売あり、バンド演奏あり、大道芸人あり。

テント泊
tent 日食旅行者は町の見込みより少なかったそうですが、それでも旅行者全員が泊まれる場所はありません。
日本人ツアー客の多くは、フットボール場に作られたテント村に宿泊します。
天井は高く広さに問題はありません。
荷物が置けて寝られる場所があれば文句はないのですが、風がとても強くテントがバタバタとうるさいため、あまりゆっくり寝られませんでした。


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