沈まぬ太陽

2003年5月28日(水) 成田-コペンハーゲン-ケフラビック

copenhagen


成田の朝
narita 成田空港第2ターミナルの朝。
観光シーズンでも何でもない5月末、新型肺炎SARS騒ぎも加わり、なんとなく閑散としています。

ツアー全体の参加者は15名ですが、6人は先発コースで前日に出発済み。 この日アイスランドへ向かう9人が集合しました。

時間よ戻れ
sas スカンジナビア航空機へ乗り込み、日本から離れて一路西へ。

デンマークのコペンハーゲンまで、飛行時間は約12時間。
その半分以上はシベリア上空を飛んでいます。

時間よ止まれ
entertainment 長時間の飛行は何度も経験済みですが、慣れるようなものではありません。
幸いなことに全座席に多機能液晶ディスプレイが備え付けられていました。 以前シンガポール航空で同様の装置を使ったことがありましたが、とりあえずこれで時間をつぶすことができました。

映画や音楽は10以上のチャンネルから選べます。 ただ全ての映画が同じ時刻に一斉に始まるので、時間が半端だとどの映画でも2時間待たなければ初めからは見られません。
ゲームの種類は簡単なものだけで、シンガポール航空にあったスーパーマリオブラザースのような高度なゲームはありません。

コペンハーゲンの夕
copenhagen-airport なんだかんだで12時間後、ようやくコペンハーゲンに到着。
時差は日本から7時間遅れなので、まだ日の高い午後4時過ぎです。

ここは乗り換えだけなのですが、パスポートコントロールでスタンプを押されました。

その先のショッピング街は幅は狭いため広さは感じませんが、端から端まで結構長さがあり、店の数も数十店。
ここで3時間ほど時間をつぶします。

アイスランドの白夜
iceland-airline コペンハーゲンから3時間程でアイスランド上空へ。
2年半前は一面雪で覆われていましたが、今は山の上だけが真っ白。
平地は岩石むき出しの荒涼とした景色です。

ケフラビック空港に到着したのは午後9時近く。 北極圏に近い高緯度のこの地は、まだ十分昼間の明るさです。
日本を出てから18時間経っていますが、その間一度も太陽は沈みませんでした。
日本での日の出からアイスランドの日没まで、丸々1日以上太陽を見続けることになります。

2年半の変化
驚いたことに空港で入国審査を受けませんでした。
前回の2000年11月はロンドン経由で、この空港で入国のスタンプも押されたのですが、今回は素通り。
前回からの2年半の間に事情が変わり、アイスランドがお互いの国同士を審査なしで行き来できるシュンゲン協定というものに参加したため、コペンハーゲン空港で受けた入国審査だけでOKだったということです。

アイスランドの国内には2年半でどのような変化があるのか楽しみです。


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