神々の滝

2003年5月29日(木) アークレイリ-ミーヴァトン

sheep


北紀行
flugfelag 星の無い夜が終わり、アイスランド2日目の朝。
1日早く出発した先発組と合流し、15人揃って本格的なアイスランド旅行の始まりです。
レイキャビックから国内線のプロペラ飛行機に乗り、アイスランド北部へ向かいます。

氷の国上空
mountain 飛行機の窓から荒涼とした大地を見下ろす遊覧飛行。
季節は夏ですが、真っ白な山がまぶしく光っています。
単なる雪山だけではなく、山を広く覆った氷河の上空も飛行機は飛んで行きました。

絶景フィヨルド
fjord 飛行機が目的地に近づき高度を下げると、広い谷の間を飛ぶようになりました。
ここは氷河が削ってできたフィヨルド。大きなU字谷が数10kmに渡って続いています。

谷底の町
akureyri 飛行機はフィヨルドの谷底にある飛行場に着陸。
ここアークレイリは、こじんまりとしたリゾート地のような町。
人口は1万5千人しかいませんが、これでもアイスランド2番目の都市。 北部アイスランドでは1番の都市で、各地への拠点となっています。

ここからバスに乗り換え、東へ向かいます。

ゴーザフォスの滝
godafoss 今回の旅行で日食と同等以上の目的は滝。
まず最初はアークレイリから車で1時間ほどのところにあるゴーザフォスの滝。
溶岩の平原に流れている川が突然落ちて滝になっています。
落差は小さく幅が広い、平地によくある形の滝で、遠くの氷河から流れ出た豊富な水量のおかげで轟音と水煙を上げています。

滝の意味は「神々の滝」。
ヴァイキングがキリスト教に改宗した時、それまで崇拝していた神々の偶像をこの滝に投げ込んだという話からきているそうです。

アイスランド地獄谷
namafjall ゴーザフォスの滝から1時間ほど走り、ミーヴァトン湖近くのナゥマヒャートルに到着。
火山活動や地熱活動が活発なところで、日本で言うところの地獄谷。

地面からは高熱蒸気が噴出してイオウの臭いを撒き散らし、 泥の沼は高熱の泡がボコボコ。
火の国アイスランドらしさ満載の場所です。

湖畔のベースキャンプ
myvatn ミーヴァトン湖畔のホテルに到着。ここに日食が終わるまで2泊します。
とても個性的な地形や生態が数多く見られる場所で、日食はここでも十分見えますが、観測場所は別の場所を予定しています。


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