お気楽南の島

2002年6月9日(日) 成田-サイパン-テニアン

saipanda


成田厳戒態勢
narita 早朝の成田空港。 まだ第二ターミナルの受け付けカウンターが閉く前に到着しました。
10時発の便に乗るのですが、集合時間は2時間半前の7時半。
昨年9月のテロ事件以来、セキュリティチェックに時間がかかるようになったため集合時間を早めているそうです。

カウンターが開きチェックインの前にもトランクを開けての検査があり、 搭乗ゲートから飛行機へ向かう通路でも荷物の多い人は検査を受けていました。

お気楽リゾッチャ
jal JALウェイズ便に乗ってサイパンへ向かいます。
JALとJALウェイズのサイパン、グアム、ハワイへの便はリゾートを前面に出した Reso'cha 仕様。 機内ではビンゴ大会があるなど、最果ての日食旅行が続いた身には戸惑いも少々。

ただし機体はReso'chaペイントではなく、通常のJALカラーそのままです。

南国の雲
plain-cloud まだ梅雨入りしていない成田の空は快晴でしたが、サイパン近くの空は南国らしい雲が湧き上がっています。
時折白い雲の中に虹が見え、湿度の高さをうかがわせます。
きれいではあっても日食のことを思うとやや心配。

南国の島
saipan-airport 成田からわずか3時間でサイパンへ到着。
フライトが短か過ぎて機内映画が上映されないほど。
過去の日食は地の果てまで遠征することも多く、現地へ行くまでに疲れてしまうことも少なくありませんでした。
それに比べると、天国のようなお気楽さ。
青い空と青い海でリゾート気分は盛り上がっても、日食気分はまだ盛り上がってきません。

南国の船
tinian-express 空港からバスで港へ移動。ここからテニアン行きの高速フェリーに乗ります。
テニアンのホテルが出している船ですが、実は5月の末に支払い関係で揉め事があり運航が差し止めになっていました。
もちろん日食客が押し寄せる前に事態は解決し、何事も無かったようにテニアン島へ向けて出発。

テニアン島はサイパン島のすぐ南隣。
サイパンの南端からは間近に見えるのですが、船は港から港まで大回りコースをとるために1時間近くかかります。
サイパン島の上空には船からも虹が見えていました。

テニアン島到着
welcome まだ日が十分高いうちにテニアン島着。
サイパンほどは観光地化されていません。 船から建物がほとんど見えませんでした。
唯一目立っていた大きな建物が、宿泊する Tinian Dynasty Hotel & Casino です。 多くの人数が泊まれるのはここしかありません。

そんな島がいまだかつてないほどの人々を迎えています。 そのほとんどは日本人。常連も多く含まれています。 私も日食の旅行先だけで会う人と、何人も再会を果たしました。

これまでの日食は晴れの確率が高い乾季の地がほとんどであり、気温は高くても日陰や夜は快適でした。
しかしテニアンは気温は30度を越え、湿度は飽和に近いほど高く、不快指数は最悪の蒸し暑さ。 夕方から夜には突然のスコール。
日食の時にどんな天気になるのか全く想像できません。


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