飛んで飛んでイスタンブール

1999年8月8日(日) 成田-パリ-イスタンブール

siberia


日本脱出
nippori 8月半ばといえば会社のお盆休みがあるため、旅行に出かける人の数は夏じゅうで一番。 自分としてはこの時期を外して旅行をしたいところですが、 皆既日食という物は日時と場所が決まってしまうためにどうしようもありません。
朝8時の日暮里駅の待合ロビーは、この通り人があふれています。 私が乗ったスカイライナーも満席でした。

成田空港第一ターミナル
narita 午前9時、成田空港も大混雑。 この日は第一ターミナルでしたが、私は南ウィングがなくなり北ウィングになってから始めて来たため、勝手がわからずウロウロしてしまいそう。
幸いなことに以前のツアーで一緒だった人がたくさんいたので、 その顔を頼りに集合場所を見つけられました。 広い場所はどこにもなく、添乗員さんからの説明を隅っこにかたまって受けます。
荷物は規定をオーバーしていましたが、今回は呼び出されもせずにそのままOK。

西へ、パリへ
departure 日本からトルコへは、トルコ航空の直行便が出ています。
しかし今回の旅行は日食とお盆休みが重なったため、席が確保できているかどうか不安なトルコ航空は成田発では使わず、ヨーロッパ経由の便を使うことになりました。
私立ちのコースはエール・フランスを使い、飛行機は成田を正午に出発。パリ経由でトルコへ向かいます。

豪華機内食
lunch 所要時間は12時間近く。パリとの時差は7時間で現地到着は午後5時過ぎ。
飛行中はずっと昼のままということになります。
映画を見たり音楽を聴いたりして時間をつぶしますが、どうしようもなく長い。 これから先は睡眠時間をあまりとれないため「寝だめ」をしていました。

唯一の楽しみが機内食。
エールフランスは定評があると聞いていましたが、 たしか他の機内食に比べて一品一品がきちんとしています。
よくありがちな、どうでもいいような寿司やソバはありません。

パリ着
charles-de-gaulles 長い旅の末、ようやくパリのシャルル・ド・ゴール空港に着きました。 郊外にあるため、ここから市内の有名な建物などは見えません。
デザインに妙に凝っていて、ガラス張りを多用した建物は一昔前の未来都市のような感じ。 ただ移動は空港内を循環するバスを使うしかなく、隣のターミナルへ行くのにも場合によっては時間がかかります。機能的にはどうかな? とも思いました。

最初の報告
paris-coupler 乗り換えに2時間ほど余裕があったので、空港内の公衆電話からネットワーク接続を試みました。
モデム用の端子はついていないので、受話器につなげる音響カプラを使用します。
これはちょっとした雑音に弱くかなりの難物です。なかなか接続できず、接続できてもすぐ切れてしまい、メールを全部受け取るだけで何回も駆け直しをしなければなりませんでした。
いったい何フラン注ぎ込んだのか…(クレジットカード使用のため後から請求になります)

飛んでイスタンブール
paris-istanbul 再びエール・フランスに乗り、雨が降るパリを出発。
パリからトルコのイスタンブールまでは4時間近く。 すぐに夜になったのと、さすがに疲れが出ていたため、一度出た機内食の時だけは起きていましたが、他はずっと寝ていました。

真夜中の空港
night-airport イスタンブール着は午前0時を過ぎていました。成田から18時間かかってようやく最初の地に到着です。空港では日食ポスターがお出迎え。

ホテルで「休憩」
istanbul-hotel 空港を出てホテルに着いたときには、もう午前1時を過ぎていました。 翌朝は早起きをしなければならないため、ほとんど寝ている暇がありません。 高級なホテルなのに、ここに居られるのは数時間だけ。もったいない。
部屋に入り、電話をつかってネットワーク接続をしようかと思ったら、 なんとコンピュータ・データポートが用意されていました。本当にもったいない。


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