秋葉原をはじめとして、各地に増えつつあるコスプレ喫茶を意識したかどうかはわかりませんが、
大変分かりやすいタイトルの「人妻コスプレ喫茶」。
>こうして、人妻たちとの甘くHな喫茶店経営が始まるのだった……
本当に甘いのか、試してみました。
<総評>
大変良くできていました。良作です。
登場キャラクター4人とも基本的に甘甘お姉さん人妻です。端的に言えば、誘惑・色香・フェロモン。
但し、いぢめられ展開、叱られパターンなどはありませんので、その点は残念と言えば残念。
まあ、あったとしても、この世界にはそぐわないでしょうが。
絵・音・システムとも隙のないゲームで、テキストはお約束っぽいながらも読みやすい部類でした。
H面は濃いです。場所的シチュエーション派向け?
さすがに年下属性オンリー・15歳以上お断りのR指定な人では萌えないでしょうが、ノーマルな人なら十分いけると思います。
<キャラクター評>
順序は、総裁の萌え順です。
・不破 涼華
姉御肌で、年下の男の子をからかうのが好きなタイプのお姉さん。
分かる人なら、Piaキャロ2の葵さんと言えばいいかな。
期待通りの展開の連続です。誘惑されまくり。遊ばれまくり。
現実にいたら、すぐに転んでしまうでしょう。しまいたい。そんなお姉さんに相まみえたことは一度もありませんが。
元気お姉さんストーリーのお約束、謎の憂いモードもあり。最後の展開は「そう来るか…」でしたが、まあOK。
ホントこういうタイプに弱いな。
・真下 佳奈絵
良妻賢母とはメーカーの言。そしてその通り。
優しくてお茶目なお姉さん。年頃の男の子の良き理解者です。
4人の中で最も甘えさせてくれるキャラクターかと思います。
そんな真っ当な人妻ともあろうものが、なぜ夫以外に?というところが彼女のストーリーの肝でしょうか。
後半のドロドロ展開が、もう少しあっさりしたものだったらなぁ…
・小野瀬 晶帆
人妻じゃなくて、未亡人。もちろん亡き夫のことが忘れられていない未亡人。
奥手で控えめ。守りたくなるタイプのお姉さん。すぐ照れます。
ストーリーはありがちですが、見せ方上手。後半もきれいにまとまっていって、素直に良かったと思える結末です。
彼女がキャラクターの並び順で最初に来ている点がうなずけます。晶帆さんを攻略するのは、一番初めか最後をお勧め。
・榊 聖亜
大金持ち天然系。すぐ喩えに逃げますが、ときメモの古式ゆかり嬢が大きくなった感じです。
天然と言っても、ちゃあんと分かっているお姉さんなので、結局振り回されます。気持ちよく。
ストーリーが取って付けたような印象なので、もったいない。もう少し上手く練って欲しかったな。
声の演技が最も上手でした。耳について離れません。
<さいごに>
今まで「人妻」というカテゴリは、姉属性の極北程度にしか考えていませんでしたが、単なる姉の延長ではないことを
今回知らされました。人妻か否かなんて大した差じゃないと思っている人ほど、新たな発見があるかも知れません。
各キャラクターのストーリーは人妻ならではの特性を上手に活かされていて、伊達にタイトルに冠していません。
途中、展開がドロドロになっても、最後はおおかた良い感じで締められているので、読後感はすっきり。
「年上属性で良かった」と思える1本でした。
カフェ メイリッシュも良い所でしたヨ…