介護保険廃止を訴えてのパレード
 介護保険実施の4月1日。私たちは杉並第七小学校につどい、介護保険制度廃止にむけた署名運動を開始しました。
 この半年間、4月実施中止を訴えて、6万世帯の区民に会い、様々な要望や介護の実状について聞いてきました。アンケートは3700通を超え、「反対」「中止」「問題があるから改善する」があわせて約70%にのぼっています。そして、10202筆の署名をいただきました。
 4月1日を福祉や介護の切り捨ての日にするのではなく、「福祉や介護は権利だ。国はそれを保証する義務がある。」こういう権利をたたかいとっていく日にしていきましょう。力をあわせて、運動を全国に広げていきましょう。
 
      今日から廃止へ! 4・1杉並アピール


 4月1日、介護保険制度が多くの反対と怒りの声を無視して強行されました。私たちは介護保険制度によってこれまでの介護・福祉が奪われたり、切り縮められた人々をはじめ介護保険に反対する人々と固く手をつなぎ合い、廃止を実現するまで全力で進んでいくことを宣言します。
 介護保険認定申請が始まって以来の半年間、日を追うごとにこの制度のもたらすいたましい実態が明らかになってきました。百人いれば百様の人生があるように、介護もまた一人ひとりの人生が反映されたものであるはずです。しかし、「介護の社会化」を名目に強行された制度導入の実態は、一人ひとりが切実に求める介護を保障するものではなく、個の尊厳を踏みにじり高齢者の人権をそこない、生きる希望を奪い取るものとなっています。
 介護と福祉は権利であり、いのちの要求です。憲法第25条には「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」と明記されており、人間らしく生きる権利はすべての人に等しく与えられた権利です。とりわけ苦労を重ねて、戦後の社会建設をはたされた高齢者が「長生きしてよかった」と言える社会を保障することは、国家の義務でもあります。
 ところが自自公の政府は、財政危機を理由に福祉を切り捨て、40歳以上のすべての人々から新たな保険料を徴収し、さらに高額の利用料を取り立てるというのです。そればかりか、老人医療制度や年金法を次々と改悪し、消費税の大幅な引き上げをねらい、最も弱い者から税金を搾り取る政治を強めているのです。
また介護を営利目的の企業にゆだね、介護現場にすさまじい労働強化をもたらし、介護労働を安上がりで使い捨てのきくものにするのが介護保険制度です。しかも介護現場で働く者にとって、人と人とのつながりを時間とお金で細切れにする介護保険制度はだんじて許すことはできません。 
 私たちはこれまでストップ介護保険10万人署名運動をおし進め、1万をこえる人々の賛同を得てきました。3月31日には杉並区の当局者と直接交渉しました。1人では小さくてもみんなの思いがまとまれば大きな力になります。悪法をみんなの力で変えることは可能です
  1.介護保険制度を廃止しよう。
  2.一切の自己負担をなくし、介護は全額公費負担で。
  3.必要な人に誰でも必要な介護を。十分な介護制度の確立を。
このみんなの要求を大きく掲げて、今後も区に対する具体的な要求交渉をはじめ、毎月行動に取り組んでいきます。
 本日の行動を第一歩として、廃止にむけた運動を杉並から全国に呼びかけようではありませんか。
 以上、私たちの思いを明らかにしてアピールとします。

                     介護保険廃止! 杉並行動参加者一同
これが介護保険の正体!へこれが介護保険の正体だ!
送付先 送付先 杉並区阿佐谷南1−15−1杉並区議会内
          「都政を革新する会」 宛
署名にご協力ください。

1.介護保険制度の廃止を求めます。

2.介護は私たちの権利であり、国・自治体による全額公費負担を求めます。

3.福祉目的税の名による消費税引き上げにあくまで反対します。

4.介護保険による保険料強制とりたて、保険料が払えない人の介護サービスさしとめ、健康保険証とりあげに反対し、介護サービス利用料の10割国庫負担を求めます。

5.誰もが必要なときに必要なだけ介護を受けられるよう求めます。
杉並第七小学校〜杉並区役所〜阿佐ヶ谷駅へ介護保険廃止を訴えてのパレード。中央は長谷川ひでのり都政を革新する会代表。左は新城せつこ杉並区議。
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ストップ介護保険  

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