山歩日記「権現山」1/3
南隣の扇山は中央線の駅から登れる山で賑わうようですが、こちらは交通が不便なためか昔から静かな山です。
今回は大月市の浅川から歩きました。
登り口の林道終点から見た権現山の西側の尾根→。
地図によれば左端の高みが麻生山のようです。
この左手の先で北に廻るようにして「牛の寝通り」という尾根で大菩薩の尾根につながっています。
↑林は自然林と植林が混ざった感じで、日陰の道には雪も残っています。↑浅川峠手前から枝越しに見る山頂ですが、尾根の高みといった感じではっきりしません。
↑浅川峠、左手から来ました。前が権現山、後が扇山になります。峠からの登り道で振り返る丹沢山地↑。
今は昔、↑を右方向に下りたところにある棚頭(たながしら)という集落から登り、山頂からこの峠を廻って出発点に戻る(今は道が壊れているようです)山歩をしたことがありました。
消防器具置き場の前で登り口の確認をしていると、後から来た地元の人が「ガマグチが落ちそうだよ」と教えてくれました。
尻ポケットから出ていたスケッチ用の鉛筆入れのことなのですが、礼を言ったついでに道を尋ねると「道はこれだけど、今日はザッポイからなあ……」と言われました。
梅雨明けが近い曇り日で、登り道の両側のヤブは前日までの雨に濡れていて、雨具を着けたものの当時の性能の悪い雨具では、ぐちゃぐちゃに濡れてしまいました。
で、そのザッポイとは露が多くて濡れやすいことかと思ったのですが、そのあと猛烈な雷雨となり、今度は雨が降りそうなという意味かと考えたりして、三十数年後の今も時々思い出す言葉です。
その時はこのあたりで下の林の中に逃げ込み、落雷に震えながらも、傘をさして新宿駅の駅弁をしっかり食べた……というおかしな思い出があります。
↑西側には南大菩薩の尾根も見えます。