由香利の部屋
「ハロハロバズーカって何?」新世紀版


 と、言う訳で新世紀に復活です、由香利のお勉強コーナー「由香利の部屋」
お題は今日も今日とて「ハロハロバズーカって何?」
進行役の杵築由香利(きづき・ゆかり)です。
ハロハロのない辺境に住んでいるキミ、

都会に出てきたばかりでまだハロハロを見たことがない田舎モノのキミ、
下町の夏のロマンとパワーの溢れるハロハロバズーカ。
でも山の手育ちのプライドが
邪魔をして
どうしても買いにいけないという上層階級のキミ、

そんなあなたにぴったしの企画です。
ハロハロバズーカの攻略のポイントを
わたしが教えちゃいます。

 ところでハロハロバズーカって何なんでしょう?
 ハロハロ = フィリピンのタガログ語で「まぜこぜ」という意。
 バズーカ = 兵器の一種。携帯用の対戦車ロケット砲。
でも、この場合のハロハロって言うのは、
コンビニエンスストア「ミニストップ」に売っている、
外観はてっぺんにソフトクリームが乗っていて、その下はかき氷でその下に
ナタデココとかフルーツとか寒天とかが入ってる、フィリピンがルーツの
おしゃれな食べ物なんです。そして、ここでのバズーカって言うのは
「凄い」とか「とても」とかの形容詞の変わりに使われる言葉なの。
 例:今日はバズーカ疲れた 訳:今日はとても疲れた
てな具合に使われるらしいの。
どうやらFMラジオスラングらしいけど…、でもこれって少なくとも
6年は昔の話よね。もう誰も使ってないよね、こんなの。
とっても死語ですよね、死語…。そもそも流行ったかしら、こんな言葉…。

まぁ、いいけど。
そんな訳で、素直に直訳すると「もっとまぜこぜ」ってことになるかな。

 ではさっそくハロハロバズーカの攻略ポイント講座といきましょう。
あ、冬弥さんがミニストップに入っていきますね。
ちょうどいいサンプルです。
ハロハロはミニストップのカウンターで注文して買い求めます。
冬弥 「すみません」
店員 「いらっしゃいませ」
冬弥 「ハロハロバズーカ1つください」
店員 「はい?」
冬弥 「あ!…」
あちゃー。商品名は「ハロハロ」です。「ハロハロバズーカ」ではありません。
間違えるととっても恥ずかしいので間違えないようにしましょうね。
冬弥 「…(しまった…つい癖が)」
店員「あの…ハロハロですよね」
冬弥「え?…ええ、そうです」
店員 「あの、ラムネソーダと、イチゴと2種類あるんですけど…」
冬弥 「え、あ、はい、イチゴください」
お聞きの通りハロハロは2種類あります。お好みの物を選んでください。
昔は3種類目の抹茶があったりしました。

へぇ冬弥さん、イチゴかぁ、くすくす。
店員 「お会計先に失礼します。250円です」
カウンターでお金を払ってしばらく5分くらい待ちます。
店員 「おまちどうさまぁ」
さて、出来上がってきました。ミニストップではこういう食べ物が食べられるように
ちょっとした席があります。さて、ちょっと失礼ですが、冬弥さんの食べ方を
観察、拝見させていただきましょう。なかなか食べつけているご様子。
さぁ、長スプーンを手に持ちました。
冬弥 「…にやり」
まず、上のソフトクリーム部分を削るように少しだけ食べているようです。
ソフトクリームを残してそして下のかき氷部分に到達た模様です。
ここで、氷イチゴの味を心いくまで堪能しているようです。あの幸せそうな顔。
そうしてかき氷を食べて少ししたら…
あっ!長スプーンで残っているソフトクリームとかき氷を思い切って
かきまぜています!!この瞬間が「ハロハロバズーカ」です。
まさにハロハロの名に恥じない食べ方。ここが、
ハロハロの真骨頂と言ってもいいでしょう。
これがフィリピーナ式のハロハロの食し方だそうだそうです。
冬弥さん、なかなか通な食べ方を知っていらっしゃるようですね。
といっても、このハロハロは食べ方と言っても
人それぞれ好き勝手に食べてもそれなりにおいしいものです。
かき氷を食べていて下に見えてくる物が
寒天なのかナタデココなのか、口に入れてみて解るこの楽しさ。
寒天かと思って食べたのがナタデココで、この思わぬ歯ざわりがたまらないという
これもまたハロハロの魅力。
などと言っているうちに冬弥さん、食べ終わってしまったようですね。
冬弥 「ふぅ、夏はこいつに限る…なんせ、“夏の王様”だからな…」
店員 「ありがとうございましたー!!」

 去っていく冬弥さんの後ろ姿、なんとも男らしいですね。
さぁ、もうハロハロバスーカは雲の上の存在ではありません。
皆さんも冬弥さんを見習って、失敗を恐れず、いますぐ勇気をだして
ハロハロバズーカにトライしてしてみてくださいね。

 と、言った訳で新世紀復活版いかがだったでしょうか。
少し加筆されただけで少しもかわりばえしませんね。
まぁ、わたしってばいつもこんなだし。

では皆様、またいつの日か、お目にかかりましょう。

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「杵築由香利ってだれ?」と言う質問にはお答えできません