1日目 〜04年5月1日〜

『偽北へ。refrain nisekitahe again another story』。
この企画は2003年末には立案されていました。
去年のゴールデンウィークに行った旅行
いつもお世話になっている群馬県倉渕村の
『はまゆう山荘』
予約がとれなかったための代案として企画された旅行でした。
設備、立地、値段設定などの面で高い水準にある『はまゆう山荘』は
人気があるのは頷けます。直前での予約では間に合いません。
去年の経験に学び、にじむーにより既に2003年末の段階で
ゴールデンウィークの予約を入れておいたのでした。
この時点で本旅行タイトルは上記の物に決定していました。
今回の旅行はその名称からか、特別狙ったつもりはないのですが
2000年、2002年に行った時と同じような行動を
文字通りリフレインすることが多かったです。
行った場所が同じならそうなりやすいのもそうなんですけど。
さて、今回のドライバーはもちろんにじむー。
しかしクルマがいつもとちょっと違います。
今回はレンタカーを借りずに
にじむーの友達に、にじむ−の愛車のカプチーノを貸し出すかわりに
その友達のエスティマを交換で借りて行くことにしました。
これでレンタカー代がうき、更にレンタカー返却時間に縛られることはなく
余裕のある行動が可能、なはずでした。
それがまさかの事態に。詳しくは3日目に。
それはさておき。
レンタカーでないため、出発時間も自由に決められます。
にじむーは、渋滞を避けるように早めに出発、7時に自宅横須賀を発ち
8時に横浜組の冬弥、峨畿棉を各家の近くで拾い
そして8時半頃、上野待ち合わせ組と合流です。
ここまでは事前に立てた予定通り事が運んでいますと、思いきや
神奈川組が車内から待ち合わせ場所を見てみると一人足りません。
「おんぴうさんがいねぇー!!」
おんぴうさん、やっぱりというかなんというか遅刻です。
同じ上野待ち合わせ組のコーチもおんぴうさんの携帯に
連絡入れようとしたらしいですが出ないようです。
そこで冬弥が電話したところちょうど上野についたところらしく
上野組の荷物を車に詰め込んでいるところに何食わぬ顔しておんぴうさん登場。
全員集合です。

今回の足となるエスティマ。フロントガラスにヒビがはいってて
テープで止めてあるところがチャームポイント。
さて、偽北の大地へ出発です。
毎回、旅行の際には車内で聴く音楽を
各自CD−Rで焼いて持ち寄って聴くのが恒例になっているのですが
今回の車はナビがDVDで、CDと共用しようとすると
目的地を一度設定してやればDVDディスクを抜いてもメモリされるので
CDを聴くことができるのですが
目的地検索にはDVDディスクを必要としたため
本旅行のような行き先のころころ変わる気まぐれドライブには若干不向きなため
DVDドライブは使わず、かわりに
FMトランスミッターを使うことにしました。
CDなどの音声出力をFM電波に変えて
カーオーディオのFMラジオで受信する、ってやつです
FMで受信するわけですから、当然音質がラジオと同程度まで落ちてしまうのと
混信などでノイズが入りやすいのがネックですが。
ちなみにこの車の持ち主はナビがこの仕様のため
カーオーディオにはMDを使っていました。
なのでCD−RでなくMDで持ち寄れば話は早かったのですが
参加メンバーのほとんどがMDを所有していないため
今回のようなことになりました。
FMトランスミッターのチューニングはCDプレイヤーを持ってきて
ナビシートに座った冬弥の役目に。
今思えばチューナーはナビシートに座っている人じゃなくてもいいはずです。
誰かに任せればよかったと心底そう思います。
このFMトランスミッターというやつ、かなり曲者です。
一度バンドをあわせチューニングしてしまえば
後はほっぽっといておけると思っていましたが、そうは問屋が卸しません。
ノイズが入ったり、混線したり、早い話が車が動くそのたびに
何らかの妨害を受け、とてもそのまま置いておけるような機械ではなく
その都度微妙なチューニングが要求され
はっきり言ってめんどくさいです。
もしひとりで車を運転してこれを使った場合は
多少(いや、かなり)ノイズが入るのは覚悟の上での運用となります。
電波の発信と受信がこれだけ短いのにこれだけのノイズが入るのは
やっぱり発信電波が弱いんでしょうね。
ちなみにこのFMチューナー、参加者全員のワリカンで購入され共有財産となってます。
車は都心を抜け練馬から関越にのりますが
やはりゴールデンウィーク、混み始めます。
完全に止まることはなかったですがのろのろと進みます。
前橋で関越を降りて、倉渕村方面へ。
この時点で今日はどこへ行くのか決定していませんでした。
というか今日どころか全日程何もまったく決まっておらず
どこへ何をどうするか、スケジュールを考えてくるどころか
大まかなビジョンすらない人がほとんどでした。
本旅行は『どこか行きたいところがある人は言うべし。
言ったもん勝ち、無理でなければ即決定、早いもん勝ち。
そのかわり言った人はちゃんと調べてくる』

という、旅行企画者のにじむーの言葉に則り
行きたいところがある人は事前に調べておくことになっていましたが
旅行当日になっても誰も何もどこへ何をしたいなどとは言わなかったのでした。
で、冬弥はといえば去年末に本旅行が企画立案されて
榛名にもう一度行くということがわかった時点で
『もう一度、秋名のダウンヒルへ行く』と決めていたので
その方向である程度考えてはいたのでした。
なので大まかに決めていた冬弥内1日目スケジュール
『はまゆう山荘』に荷物を置いて風呂道具だけもち
秋名のダウンヒル後、伊香保の温泉に入りに行こう、という行動計画を発表します。
そして異議も出ず、その計画で1日目は進められることになりました。
時間はまだ昼過ぎ、『はまゆう山荘』は14時チェックインで
まださすがにそれには早いようです。
高速を無休憩で走ってきて
時間的にもまずは昼食をとろうということになりましたが
どこで何を食べるかなど具体的に決められようもく
また、それならば時間つぶしにどこへ行くとも考えられなかったので
とりあえず榛名湖まで行くことにします。
が、
榛名湖方面へ曲がる道を間違えてしまいます。
しかも、そこは前回来た時も間違えて市街地に戻ってきてしまった場所でもありました。
さすがリフレイン。
このまま進むと名物の『偽ミッキー』のあるところへ出てしまいます。
前橋から倉渕村へナビが示したルートでは
偽ミッキーのある道を通らなかったので
今回は見ることはないと思っていましたが、怪我の功名か
せっかくですので引き返すことはぜず
『偽ミッキ−』のご尊顔を拝謁することにします。

いや、毎度の事ながらいい顔してらっしゃいます。
偽北に来たら『偽ミッキ−』は見ておかないと。

みんなで記念撮影です
しかし、前回に既に写真に収めているし
四季折々に姿を変えるというわけでもなし
そうそう何度も写真におさめる必要もないのですが
なぜか我々にはここは観光スポットなのです。
さすがリフレイン。
コンビニで休憩を入れて、今度こそ榛名湖へ向かいます。
エスティマに定員の8人+8人分の荷物が乗ると相当重いらしいです。
一生懸命山道を登ります。
途中、伝説を作った『びくや』を通り過ぎます。

いくらリフレインでもここには入りたくありません。
そして
榛名湖到着。といっても水辺まで行くことはありませんでしたが。
昼食はやはり前回入ったしいたけ茶を売っているお土産屋さんでとります。
さすがリフレイン。
大ちゃんはナチュラルに
『やまなそば』を頼みます。
山菜そばですね。
前回、このお土産屋さんの前で
こいのぼりをくくりつけた三輪車で爆走していた
未来の名ダウンヒラーがいましたが
姿は見えなかったものの、タラちゃんの歩行音のような足音と声が
食事中に聞こえていたので多分彼でしょう。
さすがリフレイン。
さて、昼食後。このお土産屋さんで売っている
『頭文字D』のハチロクを模した箱のキャラメルを買い求めます。
一昨年に買いそびれ、後に榛名湖までドライブ行ったPUUちゃんに
お土産で買ってきてもらったら
イツキのハチゴーレビンだったと言う綺麗なオチがついた
ハチロクキャラメルを無事ゲット。
さて、14時も過ぎたので『はまゆう山荘』にチェックインに行きます。
『はまゆう山荘』への道も新しくなり快適に車は走り

『はまゆう山荘』到着。
部屋は6人部屋2部屋を8人で使うと言う豪華さです。
部屋は冬弥・にじむー・コーチ・おんぴうさん、
かるちゃん・PUUちゃん・峨畿棉・大ちゃんという4人ずつに分かれました
荷物を置いてちょっとゆったり。あまりまったりしてても時間もったいないので
タオルをもって再び出かけます。
冬弥がもう一度行きたいと思っていた伊香保温泉の石段へ向かいます。
さて、個人的に本日のメインイベントである伊香保榛名道路。

つまりは
秋名の峠にやってまいりました。
さあ、前回はエスティマで15分くらいかかったダウンヒルですが
せっかくですので車種別コースレコードを塗り替えてほしいところです。
ダウンヒル、GO!
しかし、少し行くと前の車がのろのろと走っている後ろがつっかえて
長い列になってしまっています。
よくみれば馬を運ぶ車らしいです。なるほど、それなら仕方ないですな。
以前は道の先しか見ていなかったので
外側の景色を見ながらゆっくりと秋名の峠を下り
ガソリンスタンドで給油したあと
秋名下りゴール地点横のあの2時間無料、以降有料の駐車場に車をとめます。

やっぱり2時間以上余裕でとめていられそうです。
さすがリフレイン。
今回の温泉は、石段上の露天風呂ではなく石段下の

『石段の湯』に行きます。
伊香保で温泉に入る、ということで
前回入った石段上の露天風呂は狭かったので
冬弥は事前に他に入れるところを探ておきました。
伊香保温泉のお湯の質はどこも変わらないのとするのであれば
伊香保の石段からは言ってなんですが景観は特にみるところはないと思われるので
露天は特になくてもいいし、となるとホテルの日帰り入浴は
値段がどれも高いので消去法的にここに決めていました。
極々普通の入浴場ではありましたがお湯の質は変わらず
広めで10人くらい湯に浸かれるのはわかっていたので
値段も安かったですし満足です。
風呂上り、冬弥はここ最近温泉に行ったら必ず試す足つぼマッサージ機にかかります。
もちろん揉みの強さは強で。うん、普通。

ビンコーヒー牛乳を飲みつつ一休み。

そして風呂上り、石段を登り伊香保の温泉街の雰囲気を楽しみつつ

伊香保神社でおみくじ引き。
石段を下りつつバーベキュー&夜の呑み会用のお酒の買出し。

伊香保関所前の顔出し看板で写真を撮ってひとしきり笑った後
さて、ヒルクライムです。
下りと違い上りは前方に車がなくスイスイと上ります。
そのまま軽快に車は走り、はまゆう山荘に帰り着きます。
部屋に帰ってちょっとまったり。
にじむーの隣の部屋4人の組み合わせついて
思わぬ失言にこちらの部屋3人の大爆笑を買いつつ
7時半頃からバーベキューです。
コーチの持ってきた
パキスタン製だかイスラエル製だかの
点火材だか、起爆剤だかで炭に火をつけ
徹也オイルをたっぷり引いてバーベキューは始まります。

お酒も入り大いに盛り上がってきたところ
突然フロントの人がやってきます。
このバーベキュー場下のオートキャンプ場の人から
うるさいとクレームがきてしまったようです。
どうも時間は23時を過ぎていたようです。
あと焼きそばだけだったのでフロントの人に謝りつつ
粛々とバーベキューは続けられます。
前々回もたしか遅くまでかかって注意されました。
さすがリフレイン。
バーベキューはなんだかんだと
3〜4時間は軽くかかってしまうので
次回からはちゃんと気をつけなくてはいけません。
6時ごろからはじめても迷惑かからない時間ギリギリかと。

焼きそばをかっこむようにたいらげると急いで片付けです。
各自、流れ解散になりかるちゃんは部屋に入ったらそのまま寝てしまいました。
冬弥たちの部屋に大ちゃんと峨畿棉がやってきて
冬弥が持ち込んだPS2で地球防衛軍をはじめました。
PUUちゃんもやってきてPSoneでAVG2対戦をおんぴうさんとしています。
そのあと、ラブピンポンだのハイパースト2だのエゥーゴvsティターンズをしているうちに
大ちゃんはうたた寝、にじむーはベッドで寝てしまいます。
峨畿棉に大ちゃんを起こして隣の部屋に連れ帰ってもらおうとしますが
峨畿棉は寝ているにじむーのベッドに
大ちゃんをつっこんでしまいます。

ちょぴり添い寝してほんのりベッドが温まったところで
2人は隣の部屋に帰っていきました。
PUUちゃんも2時に帰っていきました。
おんぴうさんはそのまま就寝しましたが
冬弥は寝る前に一人風呂に入りに行きました。
深夜に一人ではいる風呂は気楽でいいのです。
風呂から上がって部屋で髪の毛をタオルでグシグシ拭きながら
「ちゃんと乾かして寝ないと」とひとりごちたとき
隣のベッドのにじむーがなんかいい夢を見ていたらしく
「うふふふふ」と寝言ならぬ寝笑いをしたのにビックリしつつ
なれないベッドで眠りにつくのでした。

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