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2日目 〜06年5月4日〜
朝、目覚めて即朝食です。
今回の旅行は土日を含めない日程なので
朝のアニメも特撮もありません。
それはそれでなにか物足りない気がします(笑)。
なんでか『THE IDOL M@STER』の
『おはよう朝ごはん(和食)』に沿った献立の朝食を食べます。
冬弥、冷奴が揚げ豆腐に変わっていたのに憤慨(いいすぎ)。
朝食後、いよいよ観光にでかけます。
まずは昨日1日目に行く予定だった
コーチお勧めの奥四万湖の水の青さを見に行くことにします。
四万温泉には去年行きましたが、
そのすぐちょっと先にある奥四万湖までは足を伸ばしませんでした。
そしてコーチは去年行ったときに
四万温泉をとても気に入ってしまったらしく
それからも個人で数回四万には行っていて
その時見に行った奥四万湖の水の青さに感動し
これはみんなも見ておくべき、ということで
今回再び四万へ向かうことと相成りました。
2日目はPUUちゃんもアルファードに乗って出発。
去年と同様に四万までの道のりはすいていて快調。
すぐについてしまいます。
『はまゆう山荘』から四万まではすごく近いという印象です。

今回は奥四万湖が目的なので四万の温泉街をスルーしてそのまま湖へ。
ダムを見ると思わず発電機を探してしまう冬弥でした。

おお青いよ。
確かに奥四万湖の水は青かったのですが
コーチいわくもっと綺麗でもっと青いそうで
「こんなじゃない」としきりに残念がっていました。

奥四万湖ダムを行って帰って四万はお終い。
もともと湖を見て帰ってくるだけの1日目用の
イベントスケジュールなのであっさりです。
湖を1周しようかとも提案されましたが
それはそれでちょっと時間がかかりそうってなことでやめ。
奥四万湖を出発し、一路今日のメインの沢渡温泉へ向かいます。
沢渡温泉は沢渡温泉病院を中心にできた湯治メインの温泉街。
といっても我々の目的は湯治じゃありませんけど。
沢渡温泉病院の職員駐車場にコッソリと車を停めてまずは昼食。
沢渡温泉街を歩きます。
いや、なんと言いますか伊香保や草津に比べてしまうのが間違いなのですが
四万に比べても地味です。さすが湯治場とでも言いましょうか静かなたたずまい。
観光用にひらかれているという印象はなく、どこかの町内って感じです。
のんびりできてこれはこれでいいでしょう。
冬弥は昼食を食べる店の下調べをある程度してきていたので
その中のひとつ、そば屋の『よしのや』にはいります。
この店は石臼挽きの手打ちそば美味しいらしいですが
冬弥はかつて榛名で手打ちそばを謳っているとある店で手打ちそばを頼み
どえらい目にあった記憶が毎年この時期に鮮明によみがえるので
どうしようか悩みます。
見ればうどんも手打ち。よりいっそう悩みますが
メニューを見て解消、うどんとそばのセットを頼みます。
これが正解、どっちも美味しかった。両方味わえてよかった。
これくらい美味しいといいなぁ、なあ『びくや』。
昼食後、メインイベントに向かう前に温泉の下調べです。
冬弥が事前に調べておいた日帰り入浴ができるという
老舗温泉宿『まるほん旅館』に行きます。
ここで日帰り入浴したという人の記事はネット上で見ることはできるのですが
『まるほん旅館』のホームページにはそのことがどこにも書かれていなかったので
本当に日帰り入浴ができるかどうかを確かめた後
本日のメインイベント、沢渡温泉街から程近い『沢渡温泉アウトドアパーク』へ
四輪バギーを乗りに行きます。
ここで遊んで汗をかいたら温泉に入ってさっぱりというのが今日の流れです。
ここ『アウトドアパーク』ではオートキャンプや渓流釣りのほかに
オフロードモータースポーツができるのです。
80ccの四輪バギー2台を1時間借り切って7人で回し乗りです。
四輪バギーを管理しているおじさんに連れられてコースまで行くと
先客で親子3人の家族連れがコースを走っていましたが
30分借りていたところ15分で飽きてしまったらしく
我々が来てすぐに帰ってしまったので
その後半15分を我々がおまけとして使わせてもらえることになりました。
1時間の料金で15分余分に走れてありがたいことです。
はじめは7人全員に1台ずつ欲しかったと思いましたが2台で回しても
これが思っていた以上に楽しい。

ぱっと見のコースは狭そうですが、実際走ってみると意外と奥行きがあって広く感じます。
上の写真の奥の方、下るようにコースが続いていて
上下の高低差のあるコースでバギーの登坂力など力強さを実感できます。
 
はじめはおっかなびっくりだった走りもだんだん慣れてくると
調子に乗ってスピードが出てきます。
四輪バギーくらい乗れないと
来たるべき腐敗と自由と暴力の時代を乗り切れません。
トマホークや棍棒、ボウガンや吹き矢
ダイナマイトや火炎放射器などの凶器を片手に
モヒカン刈りやスキンヘッドの奇抜なヘアースタイル
派手でしかし意味不明なタトゥやボディペイントをして
上半身裸の上にトゲトゲのスパイクつきジャケットや
どこで拾ってきたかもわからないような動物の毛皮を着て
だらしなく舌を出しながら「ヒャーハハー!!」などと
頭の悪そうな奇声を発しつつ
子供や老人を追い回しながら食料を奪いたい気分です。
実際にコスを用意され「やってみろ」と言われるとちょっと躊躇しますが。
でも冬弥はそんな機会が巡ってきたら多分やっちゃいます。
 
はじめはあまり乗り気ではなかったPUUちゃんなども
慣れてくると面白くなってきたようでよかった。
運転はバイクのようとも車のようとも違うような。
バギーの操作自体はバイクとほぼ同じなのですが
バイクのように体を内側に傾けても四輪のためうまくハンドルを切れません。
遠心力に振られながらもハンドルを切ったほうが曲がれたようです。
こういうのはちょっと自信あったんですけど後ろから来たパパにあっさり抜かれます。
難しいながらもバギーを楽しみます。
 
これはなかなかいいレジャーです。
『はまゆう山荘』からもそう遠くないですし
今後も『偽北』シリーズの1日目に使えそうです。
でも事故や怪我には注意しないとね。
さて、そろそろ1時間たちます。
おじさんがコースにやってきて時間を知らせてくれました。
山あいにあるコースは自然がいっぱいで時計すらありません。
おじさんが「1時間走ってだいぶ慣れたかい?」と聞いてくるので
まだコースを走っていたガキメン以外が
おのおの「面白かったです」なんどと感想を述べていると
「1時間走ればかなり慣れてくるよー」とおじさん
さっきまで我々が乗っていたバギーにまたがっていきなりコースイン。
スピードが、というより走りそのものがまるで違います。
いや、まぁ今日はじめて乗ってたった1時間しか走ってないんだから当たり前ですが
まるでその走りを見せ付けて「1時間でちょっとは上手くなったかな?」という
初心者ならではの我々の淡い自信を微塵に打ち砕くかのごとくです。
するとまだコースを走っていたガキメンがようやくホームストレートに戻ってきます。
しかし猛烈なスピードでコースを回ってくるおじさんが
あっという間にガキメンの後ろに迫ってきています。
みんなが「よけろ!」「早くコースから出ろ!」と叫びますが
何を勘違いしたか、ガキメンはそのままホームストレートを直進
再びコースへと出て行ってしまいました。
するとおじさんもその後を追ってそのまま走っていってしまうではありませんか。
ここにきていきなりガキメン対おじさんの先行後追バトルが始まってしまいました。
「言っておくが、俺はこれがバトルだと思っちゃいない。
楽しく走るためのバギーと速く走るためのバギーは
何が違うかをお前に教えてやる。これはセミナーだ」
そう言ったかどうかはわかりませんが
京一おじさん(仮名)はガキメンの背後に迫ります。
状況を理解したガキメンが必死に逃げますが
京一おじさん(仮名)はあっという間に後ろについたと思ったら
あっさり次のヘアピンコーナーで
しかもアウト側のバンクから悠々とガキメンをブチ抜き
ぶっちぎりでホームストレートへ戻ってくると
そのままの勢いでコースを飛び出しガレージへ飛び込んでいきました。
すげぇぜ、京一おじさん(仮名)。
ようやく戻ってきたガキメンが乗っていたバギーも
京一おじさん(仮名)が同じくコースを1周してから
ガレージにバギーをしまってセミナーはお終いです。
今思えば、京一おじさん(仮名)は我々に貸し出していた2台の
バギーをガレージにしまう前にチェックしたついでだったんでしょうね。
ガキメンと一緒に走った1周は明らかにセミナーでしたが(笑)。
くそう、何、来年も来て腕を磨けってか?
むう、楽しかったから望むところだ(笑)。
京一おじさん(仮名)のセミナーを参考にすると
なるほどやはり乗り方はバイクに近い模様。
冬弥の乗り方はシートにお尻を乗せたままの
普通のオンロードバイクの乗り方だったので上手くいかなかったようで
オフロードバイクのように立ち乗りに近い感覚がいいようです。
オフロードなんですから当たり前のようですが失念していました。
それに立ち乗りは振り落とされそうで怖そうですが。
誰がともなく名づけた京一おじさん(仮名)に別れを告げて『アウトドアパーク』を後にし
いい汗かいて沢渡温泉街に戻ります。
さて、『まるほん旅館』へメンバー全員でぞろぞろ行くと
フロントのお兄さんがびっくりしてそんなに大勢は入れないと言われてしまいます。
確かに日帰り入浴できるか聞きに行ったときは冬弥一人でしたが
そんなに小さい浴場なのですか。
まぁもともとは旅館のお風呂ですし宿泊客が優先されてしかるべき。
大勢過ぎると言われれば従うしかありません。
『まるほん旅館』の真隣には共同浴場があり、そちらもお湯は変わりません。
しかしここのお風呂は総檜風呂と聞いていたので
せっかくなのでかるちゃん、にじむー、ガキメン、冬弥は『まるほん旅館』
コーチ、PUUちゃん、パパは共同浴場へ。
 

なかなか老舗旅館らしい他ではない珍しい作りのお風呂場です。
湯質もなかなかいい温泉でした。
でも無理しなくても全員入れたような気もします。
お風呂を出て合流。時間は大体16時頃です。
ちょっと早めではありますが今日の夕食はどうしようかと
夕食を求めてとりあえず沢渡温泉を出て車を走らせます。
沢渡温泉から『はまゆう山荘』までの道のりでこれといったところは特になく
成り行きというかなんとなくというか、伊香保へ出てみようかということになり
榛名山をまたぐ形で榛名湖へ出て、そして今年もやはり下る秋名のダウンヒル。
そしてゴール地点脇の駐車場へ車を止めます。
さて、どこで夕飯を食べようかと駐車場を出ようとしたところ誰かに呼び止められます。
うわ、今までいなかった駐車場の管理人がいます。
ここに管理人さんがいたのは多分これが初めてじゃないでしょうか。
さて、伊香保温泉街の階段へ。
今日は四万へ行って沢渡へ行って伊香保へ。3つの温泉地を移動しました。
移動距離はさほどありませんが東奔西走っぽくて
ようやくタイトルに内容が近づいたような気がします。
さて、どこで何を食べようかと、夕食を食べられそうな店を探して

なんでか射的をしたりたこ焼き食べたり
伊香保神社を参拝したりで目的を見失いつつ
温泉街の階段を上って降りて、結局階段の上り初めくらいにある

一番最初に目に入ったとんかつ屋の『四季彩』に入ります。
なんとなくそうなる気がしてました。
丸いちゃぶ台が味わい深いです。
もちろんとんかつを頼んだのですが
これがボリュームがあって美味しかったです。
しかし我々の隣で食べていた常連客らしい体育系大学生たちの
オリジナルなメニューのボリュームがすごかった。
今回の食事は当たりだったなー、と思います。
そして秋名のヒルクライムをして『はまゆう山荘』へと帰ります。
そして部屋に戻ってきてのんびり酒盛りタイム。
冬弥以外のコーチたちはコーチが持ち込んだ
透明な牌で裏が見えてしまう『鷲巣麻雀』でざわ…ざわ…してました。
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