2日目 〜01年8月25日〜

アキオへ。
だんだん海の赤の色が濃くなってきた。
こんな季節の移り変わりを
君やミナイにも感じられたらいいのに。
こんなときに僕は 
妹たち隊長たちと
バカ写真をやらなくてはならなくなってしまった。
僕の気持ちも知らずに…。

レヴィちゃま〜 えへへっ が〜んば〜って〜☆
そんなバカな…。

「おっはよぉー おっはよぉー ぼんじゅーる☆
おおがっみさんっ☆」
日高のり子さんが、朝もはよから歌っています。
おかけで結構はやく目が覚めます。
でも日高さん、ボクの名前は大神さんじゃありません。
ふと窓の外をみればどうにか晴れていますね。
天気予報では今日くらいからまた曇ってくるとの予報でしたが
いい天気になりそうで何よりです。
と、気になるのはてっちゃんと大ちゃんです。
昨日はざこ寝のまんま放置プレイだったからなぁ、と部屋をのぞくと
1枚だけ布団が引いてあって、それには誰も寝ていません。
そのとなりでは大ちゃんがやっぱり布団をひかずざこ寝してました。
ああ、やっぱりてっちゃんだけは布団ひいたか、と妙に納得していると
そこに当のてっちゃん現る。そして一言
『お兄ちゃんの日』を見てきたよ」。
は!?(CV:笹島かほる)
いったい何のことか…冬弥にはわかってしまったのがいささかなんとも。
話を聞けば、なんでも昨日早く寝すぎたおかげで朝3時ごろ目が覚めてしまい
5時ごろからひとりでフラリ散歩に出かけていたそうです。
そこで堂ヶ島のほうまで足をのばしてきたそうですが
その堂ヶ島には三四郎島というところがあって
そこは潮の満ち引きによって海に島まで通ずる道ができる
トンボロ現象という現象が起きる観光名所です。
そのトンボロ現象こそてっちゃんの言う「お兄ちゃんの日」そのものでした。
何でそれが「お兄ちゃんの日」になるのかは
深いようで、実にくだらな〜い理由があるのですが
旅行にあまり関係ないと思うので割愛します。
どうしても知りたい人は
アニメ「シスタープリンセス」を
お友達かレンタルかで借りるなどして見てください。

お兄ちゃんの日
↑トンボロ現象 完成予想図

三四郎島という名前も、陸から見ると3つの島に見えるが
実は海から見ると4つの島がある事がわかる

という所から名づけられているわけですが
そんなことはもう一切気にしないのが我々。
そこの名前はもう「お兄ちゃんの日」に決定です。
シスプリが全盛である今、そうなるのは世の必定でしょう。
「プロミストアイランド」にならなかっだけよかったと思ってください、堂ヶ島観光協会の方々。
「民宿の朝食ってこうだよなぁ〜」という
大変いかにもな献立の朝食をとって、今日はどこで泳ぐかを相談。
で、やっぱり「お兄ちゃんの日」で泳ぐことに決定。

「ふっ、今日は兄くんの日だな…(CV:おのれ川澄)
海へ行く準備をして、今日は外の露天風呂に入りにいく予定なので
夕食を昨日より遅くしてもらうよう女将にお願いして、堂ヶ島まで車で出発。
今日もいい天気になりました。絶好のダイビング日和です。
ホテルの従業員専用駐車場に黙って停めてみようとか
保育園に車ごと突っ込もうとか、いろいろ画策しましたが
無事駐車エリアを見つけて車を降りると、目の前は堂ヶ島の海が一望できる。
うん、いい景色…なのだけど海面が赤い…。
赤潮だ。
堂ヶ島
写真だとよくわかりにくいけど赤いですよ。
まいったね、正直。

とはいえここまできて海に入らんわけにもいかないでしょう。
亀の死骸のそばで潜る準備します。
三四郎島「お兄ちゃんの日」はまだ潮が満ちている状態。道はありません。
立て看板情報を鵜呑みにすれば午後3時頃に道が浮上してくるようです。
冬弥は今日はちゃんと水中カメラを携帯。
そして日本刀も携帯。
抜き身のこれを口にくわえて潜水している
バカ写真でも撮ろうかと思いましたが
シュノーケルを口にくわえているので出来るわけがないことに
現地に行ってから気づくオマヌケぶり。
日本刀を銛がわりにして魚をとろうとも思ったけど
抜き身の日本刀を持った男が海にいたらかなり問題になるでしょう。
結局、日本刀を持ってのエントリーはとりやめに。
沖へ出ると赤潮が。海面にうようよとプランクトンのツブツブが。
うーん、海中にいる分にはいいんだけど
基本的に陸棲動物である我々は呼吸のために海面に出なくてはならず
そのたびに赤潮の気持ち悪さに耐えねばなりませんでした。
海面すべてが赤潮というわけではなかったので
赤潮のところを避けるようにしてダイビング。
水中OK
てっちゃん、昨日覚えた技をさっそく水中でお披露目です。OK。
海中の透明度はそこそこに、フグなどいろんな魚がいて面白い。

フグかな? フグだね
とりあえず魚を追い掛け回して写真をとります。
潜るのに夢中になっているとみんながどこかに行ってしまっても気づきません。
まぁ、みんな死んでなきゃいいや。
と、
一番死にやすそうな人が疲れて沖の小さな岩の上で一休み。
が、しばらくいるうち潮の流れで周りは赤潮に取り囲まれてしまいました。
うう、いやだなぁ…。
ふと見ればどこかに行っていたと思ったてっちゃんとコーチが
三四郎島 「お兄ちゃんの日」の波打ち際でなにかをやっています。

岩の上でミッキーのパラパラを踊ったりして陸に救助を求めます。
でも他人の目には遊んでいるようにしか写りません。
それに救助を求めたところでどうにかなるわけでもありません。
赤潮といっしょに大ちゃんも漂着します。
いつまでもここにはいられないので
意を決して海へ入り、大ちゃんとてっちゃんたちのところへ。



もっと!モット!ライジング徹也 Rising Summer Vacation
〜Second Season〜 挿入歌
「めざせ ナマコ天下一」

ナマコをつかみとれ! 天下一
はるばる遠い伊豆まで集まってきた
あらゆるナマコ掴みの達人達が
自慢の強さを競う 夢の「お兄ちゃんの日」
とったよ!徹也がホラ 触手をニョロニョロ
やったぜ!凄い長さ 隊長も
潜れよ 心に波 今感じて
ナンバーワン! ナンバーワン! ナンバーワン!
それは可憐?
(セリフ:「おにいちゃん、大好き」)
ナマコをつかみとれ! 天下一



波打ち際でちっちゃなナマコつかみを堪能します。
都会っ子には面白くてたまりません。
ナマコのほかにもヤドカリや、カニや、ヒトデなどもたくさんゲット。
でも、捕まえても入れるものがなので、仕方なくゴーグルに入れます。
ゴーグルの中は総勢20匹以上はいるでしょうナマコたちのうにょうにょで埋まります。
「もっと、ぐちょぐちょにしてやる」
てっちゃんが言った
今日の名台詞です。
さて、しばらくして。せっかく捕まえたナマコたちですが
ここは陸からは対岸なのでつれて帰る術がありません。
ゴーグルにナマコを入れたまま顔に装着して
そのまま海を渡る案も提出されましたが却下されました。
「君の生きる場所は海の中だったんだ
二度と…陸に上がってきてはいけないよ」

自分たちが面白がって捕まえていたくせに
聖闘士星矢ポセイドン編の最後の台詞をサラリとつぶやきつつ
ナマコたちをリリースします。
そしておなかも減ったことですし海をあがることにします。
三四郎島「お兄ちゃんの日」は潮が引きはじめましたが
まだ道ができあがるほでどはありません。
しかしせっかくなので冬弥は道ができるであろう場所を
すねまで水に浸かってバシャバシャ歩いて帰ります。
みんなは泳いで岸まで帰りました。
思えば冬弥がナマコの入ったゴーグルを持って歩いて帰れば
持って帰れたんじゃないかと…
亀の死骸のそばで荷物をまとめ三四郎島「お兄ちゃんの日」を後にします。
昼食をとろうと車を走らせ、とある喫茶店に入りますが
「アラ、海水浴客なの?
ウチではご遠慮してもらいたいんだけど。
イスが濡れるとイヤだし」
と言う店の人の視線をサラリと受け流しつつ
イスにタオルとビニールひいて座ります。
この時、既に3時くらい。食後はもう海に入れないと思い、もう帰る事にします。
清涼荘に帰りつき、軽くシャワーで身体を洗い流したあと少しの休憩時間。
冬弥が
沢田公園露天風呂に行こうと提案します。
旅行前の事前の調べで
崖の上の見晴らしのいい露天風呂
というところに惹かれたのでした。
と、もう2日目も過ぎようというのにバカ写真を1枚も撮っていません。
なので、出かける前少しの時間を使って屋内で撮れるバカ写真撮影会を決行。
この日のために用意した、安物のブロンドのロングヘアーのウィグがあります。
これを適当な長さのショートヘアーに切って使おうと考えていましたが
せっかくですのでこれを切る前に長いまんまのウィグを使っての撮影となりました。
で、撮ったシーンはAIRの晴子ママと観鈴ちん…。
観鈴ちんが晴子ママに髪の毛を切ってもらうシーンです。

冬弥が観鈴ちんで、晴子ママはてっちゃんです。
てっちゃんを打ちひしぎつつ撮影は行われました。
そして、大ちゃんの
はっちゃけにより、急遽コーチまでが撮影に参加…。
一発ネタですがコーチ以外のみんなが「うんうん」と納得し、十分に破壊力があります。
しかし、コーチは…なんつーか
似てる!!
冬弥も過去に菜織だのなんだのいろいろコスプレしてきましたが
自分のやったコスプレは服装はがんばってはいるものの
雰囲気はほとんど近づけられなかったというのが
自身も感じていることなのですが
コーチのコスプレは似てる!!アレに見える!!
なんかちょっぴり悔しい…。
後日撮影予定の「みちる」が楽しみになります。
さて、バカ写真撮影でほんのり汗をかいた後、露天風呂へ向けて車で出発。
多少のタイムゾーンを引っ掛けて沢田公園へ。
崖っぷちに温泉が沸くのかどうか知りませんが
(多分引っぱってるんだはと思うけど。違ってたらごめんなさい)
とにかく崖の上にある露天風呂まで階段を上がります。
そして脱衣所から出て広がる風景。
露天風呂からの風景
なるほど、いいところです。
夕焼けの海と
三四郎島「お兄ちゃんの日」を見ながら温泉に入る。
いや、なかなかに贅沢ですね。
海面からかなり高い位置の崖の上にありますから眺望は抜群です。
ですが肝心の風呂がちょーいと狭いかな。いゃ、想像していたよりずっと。
もう少し広くてゆったりしてて、本当に崖っぷちだったら100点だったんだけど。
「じゃ、お先あがるわ」
と、コーチが一足先に風呂を出ようと声をかけて、皆の視線を一身に集めました。
そのときコーチの大事なところを隠していたタオルがはらりと落ちる…。
残った3人大爆笑。
計算され尽くしたギャグもこれにはかなわない。
抜群のタイミングのよさに
宇宙神様OK。
風呂上り、日もとっぷり暮れて夜の海辺で夕涼み。ああ、いい気分。
清涼荘に帰って、てっちゃんの「PSO ver.2がいかにダメダメか」
というお話を聞きながら夕食です。
ああ、海の幸万歳。
でも、てっちゃん食欲があまりありません。
冬弥は心配するフリして、てっちゃんの分の海の幸をたんまり横取りです。
夕食後。27日の月曜日を休暇にすることができず
旅行の全日程をいられず
、明日帰ってしまうコーチのための
バスの時刻表調べも兼ねて外へ散歩に出かけます。
その後は部屋にかえってしばらくはノートパソコンたちが主役です。
コーチが持ってきたQOH’99のコンボムービー集をみて冬弥は触発されます。
綾香にはまだ鍛えられる要素があったんですね。かなり作業的ですけど。
そういえば、ここまででバカ写真をあんまり撮っていません。
予定していたノルマをほとんどこなしてはいませんでした。
もう撮るなら明日しかない→とるならば人目を避けて早朝だ→ならば明日も朝早い。
という訳で、今日はちゃんと布団をひいて寝るてっちゃんと大ちゃん。
冬弥とコーチも、もうひとつの部屋に布団をひいて
コーチはネットで明日の帰り道順をもう一度調べた後に就寝。
冬弥はしばらく綾香をがんばってプレイ
うぉー、しゃがみ大→しゃがみ小空振り
しゃがみ大→しゃがみ小空振り
しゃがみ大→
レバー前大→エリアル
なんて、イキナリそんな器用なマネできるかー!!
といいつつふてくされて寝てしまいました。でもいずれ会得してやるぞ!


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