3日目 〜02年8月23日〜

海岸の夏は都会の夏よりもゴージャス。
シャンパンよりも酔える熱い光り。
タキシードよりもまぶしい灼けた素肌。
「ねぇ、もう泳ごうよ」と彼女が甘えた。
(By Ikkiにいさん)

起床八時前。今日はちゃんと起きられたかな。
朝食は民宿らしい定番メニュー+スイカ。
やっぱりここのスイカは甘くて美味しい。
みんなあまり食べないのでいい気になって一人でいっぱい食べてしまいます。
今日は島内を移動していろんなダイビングスポットを周ることにしました。
それには移動のための足が必要です。
朝食後、昨日の晩に温泉から帰ってきたあとの散歩で目星をつけたホテルの
そこでやっているのレンタカーを借りようと行ってみます。
しかし結局ホテルまで行って料金表のチラシだけもらって帰ってきてしまいます。
レンタカーには軽にはビートとかカプチーノがあったりして
島内の交通量を昨日だいたい理解しただけに
免許があれば借りて島内ぐるぐる走りまわりたいくらいです。
で、やっぱり広江荘の車を借りることにします。返しに行かずに楽ですしね。
10時ごろに広江荘を出発。
『ふれあいの湯』を通り過ぎ、本日第一のスポット

藍ヶ江港へ。おお、なんともいい眺めです。
海に目をやると水平線が見えます。その上に浮かぶ雲が見えます。
その水平線と雲の間がちょっと暗いのです。

単に雲の影かと思いましたが、よく見れば雲から雨が降ってました。
おお、雲から雨降ってるところを横から客観的に見れるとは。
ちょっと感動です。その雲は次第にこちらの方へやってきて多少ぱらつかせたりしました。
今日の波は結構荒めです。ここ以外の場所に移動することも考慮に入れて
まずはてっちゃんとコーチが浜からエントリー。

しかし波がすごくてなかなか入れず、波に押し戻されたり
もんどりうったり、コーチは腰をしたたかに打ちます。
仕方なく浜の隣の港より船のようにエントリー。
港内は防波堤のおかげで波が無く、また波を避けて入ってくる魚達が結構見えました。

しかし港内のなのでゴミ等も少しあり、より綺麗でより深い海底を見ようと
防波堤を出て外洋へ出ると、すぐさま波にもまれてしまいます。

しばらくここで楽しみます。
しばらくして、我々が「お腹すいたねー」と
港で引き上げられた船のように休んでいると
そこにどこからか、見るからにそれは

店屋物の出前バイクがやってきました。
そしてクラクションをビーと鳴らします。
しばらく周りが無反応でいるとバイクは
次は岸壁の端まで走っていって、またビーと鳴らします。
どうやら出前を取った人を探しているようです。
その出前バイクは出前をした人が見つからなかったようで
帰っていきました。

というか、こんな海辺まで
出前なんてしてくれるのか?。

もし出前をやってくれるのならば
我々が出前したいくらいです。

とりあえず昼食を食べられそうな所探しもかねて場所移動。
移動前に、ここのきれいな風景をバックに
ちょとだけなんてことないバカムービー撮影。
このころから天候がだんだん冴えなくなってきました。
昼食を食べられそうな店も発見できずそのまま次の目的地とした
汐間海岸
へ行きますが、見るからに波高く天候悪く
サーファーたちが風の速度で夢を切っています。
地区予選をやっているのか普段より華やいでいる…かは
普段を知らないのでわかりません。
ルート134は今日も多分渋滞でしょう。
今はまったく関係ありませんが。
とにかくここはサーフィンスポットで
おおよそダイビングにむく海じゃありません。

結局、この海で泳いだあと寄ろうとしていた
温泉
『みはらしの湯』に入ってしまうことにしました。

他の海へ行って、わざわざまたここに帰ってくるのが面倒だったからです。
ここの温泉の湯は黄土色の濁り湯で舐めるとしょっぱいです。
粗相してもわかりません。ある意味とてもデンジャラスです。
まぁ温泉はどこもそうなんですが
でもこういう湯こそ、温泉らしくて冬弥は好きです。効果も強そうですし。
『みはらしの湯』の名の通り、高台にあるのこの温泉からは
水平線が見えます。曇り空なのが残念ですが、実にまったりします。

陽のある明るいうちに来た方がよさそうですね。
夜だとたぶん真っ暗で何も見えずつまんないでしょう。
温泉から出てしばらく涼み、温泉の看板を前に
バカムービーをとった後は、もう今日は海に入ることを半ばあきらめて
八丈島を東周りで三原山をぐるっと底土港までドライブです。
もし底土の海が穏やかならばそこでエントリーと考えていました。
途中、峠道で霧が濃いです。ウェットです。
でも攻めてください。
常に八丈島の潮風に洗われた剛性のボディはビクともしまくりです。
そりゃもう加速のたびにギシギシときしみ我々をスリルへといざないます。
三時頃底土港到着します。

車を降りて底土港から今通ってきた三原山方面を見上げると雲に覆われていました。
少しですが底土港には砂浜があります。多分、八丈島にきて初めての砂浜です。
ですがやはり港の岸壁などに打ち寄せる波は高いです。

「どこでもどぱーん(by椎名へきる)という感じです。
しかし見れば、現地の子供達なのでしょう。
こんな波は慣れたものなのか元気に高波に抗って遊びます。
子供のパワーには驚かされます。怖いもの知らずですね。
それで毎年死人出てますが。
で、ちょっと遅いですがお腹もすいていることですし、昼食をとろうという事になりますが
底土港周りの飲食店はほとんど営業していません。
海の家すら開いていませんよ。一軒の喫茶店をのぞいて全部準備中です。
パンでも買って簡単に済ませようかともしましたが
仕方なく、その唯一開いている一軒の喫茶店で昼食です。
その後、荒波押し寄せる浜を少し歩きます。

海の家かきキ氷のラインナップが気になりますが、営業してないんじゃ話になりません。
とりあえず今日はもう海はだめだということで
かき氷を食べに行きがてらお土産を買おうということで
四時半頃、
八丈島空港へむかいます。
お土産買いがてらかき氷を食べに行った、の方が正しいでしょうか。
でもてっちゃんはイルカのぬいぐるみを買ってたりしました。
飛行機の着陸に合わせてバカムービー撮ったりして5時過ぎ空港を後にします。
空港から『スーパーあさぬま』まで出て買い物。そして車にガスを給油して
6時の夕食にあわせて広江荘に帰り着き夕飯です。
おお、やっと刺身出る。
しかし少ない、たった一皿。
いやいや、もうここまでくると食べられたことに感謝。
プリプリとした食感で美味しかったです。
夕飯後、昨日は雲が邪魔して見れなかった沈む夕日を見に外に出ますが
結局、昨日と同じく雲で夕日そのものは見れませんでした

それでも夕焼けの中写真撮影。部屋に戻って、僕はシャワーを浴びた。
そのあとは、リーフファイトやったりゲームしたり。
ただ、明日は朝食をとったら、即チェックアウトなので明日の出立の準備も。
一時半ごろ就寝。てっちゃんがイルカのぬいぐるみ抱いて寝てました。

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