海外移住情報


クック諸島(NZ領)現地事情編
Cook Island

査証編




ビジネス関連


○外国人投資

外国人による投資は、企業または事業の出資比率が3分の1以上となる場合、事前に外国企業
としての登録承認が必要。またすべての外国投資は開発投資法によって管轄され、外国投資が
規制されている分野では原則として承認はされません。
事業形態は株式会社、合資会社の他、個人企業も認められています。原則的にクック諸島国内
の企業または個人との合弁・パートナーシップが奨励され、外国人が持ち株を100%所有するこ
とも認められています。投資に関しては現在、オーストラリア、ニュージーランドが中心。他、米国
・カナダ・日本からの投資を特恵国待遇にて歓迎しています。
<会社設立>
開発投資局に登録する必要があり、事業の内容など詳細が記された登録申請書を提出し審査
を受けます。申請書以外に警察証明と労働居住許可申請の提出も必要。申請料は100NZ$、申
請から承認まで最低2〜4週間かかりますが、但し申請内容の質によっては数日で決済される
場合もあります。
<外国人投資が規制される業種>
コプラ産業、真珠貝の養殖、貝・甲殻類その他岩礁、環礁産物分野、小規模小売店、国内販売
を目的とした衣料産業。
<外国人投資が歓迎される業種>
営利農蓄業、ビジネスとしての漁業、製造業、観光ビジネスなど

○投資促進公式機関
■クック諸島・投資開発局 Cook Islands Development Investment Board

Private Bag Avarua, Rarotonga  tel 24296
<ビジネス関連機関>
クック諸島・貿易投資局

クック諸島・経済財務省

○投資関連資料の入手先
ビジネス・投資・貿易などに関するパンフレットなどは、クック諸島開発投資局などの他、ニュー
ジーランドのウエリントンやオークランドにあるクック諸島高等弁務官事務所などで入手できます。
■Chief Executive Development Investment Board
Private Bag Avarua, Rarotonga, COOK ISLANDS  tel (682) 24296  fax (682) 24298
■Secretary Department of Trade, Labour and Transport
Rarotonga, COOK ISLANDS   tel (682) 28810  fax: (682) 23880
■Ministry of Finace and Economic Management
PO Box 41, Rarotonga, COOK ISLANDS tel (682) 29511 fax (682) 21511

○最低労働賃金と失業率、所得税について
クック諸島では失業率は低く、熟練労働者が不足傾向に。法定最低労働賃金は時給4NZドル。
個人所得税は2,700USドルまでは免税。4500USドルまでは20%、13500ドルまでは25%、以上は
30%。



生活関連


○不動産について
クック諸島のすべての土地は慣習法によって管理されているため、外国人の土地所有はできま
せん。外国人の土地入手はリースとなり、最長で60年間のリースが可能ですが、5年を超えるリ
ースについては、リース許可委員会の承認が必要です。

○運転免許
日本の国外運転免許証とパスポートを警察署に持参すれば、現地の運転免許がその場で発行
されます。手数料10NZドル。ラトロンガの警察署は観光局の近く。尚、アイツタキの警察署では
手数料が4分の1の2.5NZドル。


○銀行と外国送金
クック諸島にはオセアニア系のANZ銀行とウエスパック銀行の2つの国際銀行があります。為替
管理と規制は無く、自由に海外送金が可能。国内銀行にはクック島貯蓄銀行(The Cook Island
Saving Bank)などがあります。

○通貨について
通貨はNZドルとクック諸島通貨の2種類が公式通貨。米ドルも広く流通しています。


○食料品の価格統制
クック諸島では食料品など重要物資は価格を統制。理由は価格高騰を回避するため。



宿泊・滞在地関連


○クックの島々

クック諸島は、南太平洋に点在する15の島と無数の環礁の総称で総人口は約2万人。
マニヒキ、ラカハンガなど6つの環礁による北部グループと、2つの環礁による南部グループ、そし
てラロトンガ(67ku・最大標高652m)、マンガイアなど7つの火山島によって構成されています。
また北部グループの無人島・スワロー島はかつて「宝島」として有名になった島。住民はポリネ
シア系のマオリ族が9割以上。アクセスはニュージーランドのオークランド、またはフィジーのナン
ディを経由するのが一般的。
尚、欧米人観光客の多く、観光客に群がる物売りや勧誘、また治安の心配がほとんどなく、安心
快適に滞在できます。日本人観光客は主にオーストラリア、ニュージーランドのワーキングホリデ
ー滞在者が観光目的に立ち寄る場合がほとんど。

○主な島々
■ラロトンガ島
首都アバルアがある最大の島。黄色い車体の「クックズ・アイランド・バス」が1時間に1本運行。
左周りと右周りの2種類が運行。料金は片道NZ$3、往復NZ$5。回数券は10枚でNZ$20。

<ドミトリーのあるゲストハウス>
ラロトンガ・バックパッカーズ

バラズ・ビーチハウス
■アイツタキ島
ラロトンガ島の北にある人口2300人(ラトロンガに次いで2番目)の島。
巨大な3角形の環礁と周辺の21の小島で構成されています。ラグーンの南西にあるマイナ島は
最高のシュノーケリング・ポイント。南東に位置するワン・フット島の白く美しいビーチには多くの
観光客が訪れます。
<情報サイト>
aitutaki.com
■アチウ島

リーフの崖に囲まれた小さな島。5つの村があり、最大の村はテンガダンギ村。
宿泊施設は4軒ほど。アチウ・コーヒー工場が有名。ドミトリーのあるゲストハウスもあります。

<情報サイト>
Atiu Guide
■マンガイア島
ラロトンガ島に次いで大きな島。手付かずの自然の中でのんびりと島民が暮らしています。




■観光局
クック諸島観光局

■政府機関
クック諸島政府
クック諸島総理府
クック諸島・文化省
クック諸島・保健省
クック諸島・教育省 
クック諸島・農務省
クック諸島・国土企画省
クック諸島・公共省
クック諸島・港湾局



■航空会社
エア・ラロトンガ
ラロトンガ島からアチウ島、アイツタキ島、マウ
ケ島、ミチアロ島、マンガイア島などへ就航。


■メディア
クックアイランド・ヘラルド
クックアイランドニュース

■情報サイト
パラダイス・クック
在住日本人による現地発信サイト。
Heat of Cook-Islands