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海外移住情報 コソボ編 Republic of kosovo |
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2008年2月17日、コソボ自治州はセルビア共和国からの独立を宣言。 <独立の経緯> コソボ・メトヒヤ自治州では、大部分を占めるアルバニア系住民によってコソボ解放軍が組 織され、分離独立を求めてセルビアと内戦状態に突入。和平交渉決裂の後にNATO軍に よってセルビア空爆が始まり、アルバニア系住民は周辺国に難民として移動しました。 また、独立宣言を行えたのは背景に米国の支援があってのこと。セルビアをはじめ、ロシア ・中国・スペイン・キプロスなど自治州の独立問題を抱える国は独立に反対。新たな米国ロ シア対立の火種となることも予測され、国連承認までの道のりは簡単にはいかない側面を 有しています。 ※2013年1月時点での独立承認は193ケ国の内、98ケ国。 ◆米国=独立宣言の翌日に独立を承認。 ◆イギリス、フランス、ドイツ=独立宣言の数日後に独立を承認。 ◆日本=独立宣言の1ケ月後、3月18日に独立を承認。 ◆クロアチア、ハンガリー=独立を承認。いずれもセルビア周辺国。 |
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査証関連 |
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○入国について 90日以内の滞在は査証不要。滞在期限は入国日から起算して6ケ月以内に90日間。 日本に大使館・領事館は設置されていません。 ○移民局 移民局業務はコソボ警察・出入国管理局(Border Police Department)が管轄しています。 またコソボ警察は内務省が管轄しています。 コソボ警察・出入国管理局 Border Police Department コソボ警察の査証ガイド(PDF) <査証関連機関> コソボ内務省 コソボ警察 ○査証免除の滞在延長 最寄の警察にて滞在期限の切れる30日前までの申請が必要。延長許可と期間は係官の 判断に依ります。 ○一時滞在許可証 90日を超えて滞在する場合は、入国後72時間以内に最寄りの警察に出頭し、一時滞在 許可証を取得する必要があります。 <就労用/就学、研究調査用/家族用/その他>の4種類があり、初回の滞在許可は 最長1年間。更新可。尚、申請には滞在目的、生活費用、住居、健康状態を証明する書 類が必要となります。 ■外国人登録とIDカード 一時滞在滞在許可を得ると外国人登録が行われ、外国人用のIDカードが発行されます。 ■労働許可 就労を伴う滞在は別途、労働許可を取得した後に滞在許可を申請することになります。 ○永久滞在許可証 永住権に相当する滞在許可。申請資格は一時滞在許可所持者。労働許可を必要とせず に自由に就労できます。 ○税関申告 100ユーロ以上の物品を所持している場合は、税関申告が必要となります。 |
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現地事情 |
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○ユーロ通貨の流通 コソボ自治州では独立宣言以前からユーロが公式通貨として使用されています。 ○住民 住民の9割はイスラム教を信仰する隣国アルバニア系の住民で占められています。 ○不動産関連機関 コソボ不動産庁 ○ビジネス関連機関 コソボ貿易産業省 コソボ金融経済省 コソボ商工会議所 |
■自治体 首都プリシュティナ ■政府機関 コソボ政府ポータル コソボ政府 コソボ首相府 コソボ議会 コソボ司法省 コソボ運輸通信省 コソボ文部科学省 コソボ環境省 コソボ保健省 コソボ文化省 コソボ資源庁 |
■日本公館 日本国大使館は未設置。 在セルビア日本国大使館が管轄しています。 ■国連ミッション UNMIK 国連コソボミッション コソボは国連監視下にありますが、国連特 使案に沿った国家運営を行う意思を明確に しています。 ■新国旗のデザイン 青地に6つの星と地図をあしらったデザイン が採用。自治州の時はアルバニア国旗を掲 げていましたが、アルバニアとの一体感をイ メージするデザインは不採用となっています。 |