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ISBN:4-88293-091-9
書名:コミケ殺人事件
著者名:小森健太朗 著
出版者:出版芸術社
価格:1602円
某所で本の紹介文を書くことになって、選んだ本のうちの一冊です。
そこで改めて読んだんだけど、いやぁ、懐かしかった(ちなみに前回読んだのは、この本が出たとき)。なんといっても、コミケはコミケでも、舞台は晴海ですから。あの暑い会場を、読みながら思い出しちゃった(あ、作中は夏ね)。あの会場に比べれば、今のビックサイトなんて天国よ。
しかも、新館2Fへ上って降りるまでの時間がアリバイ証明になったり、男子トイレが一部男女共用になっていたりと当時を知る人には懐かしいものばかり。
ぬーん、全然内容を紹介してないぞ?
あとは、殺人予告状が、当日会場搬入の新刊に印刷されていたりとか、この作品自体が、同人誌を挿入している体裁になっていたりとか、その作中同人誌が美少女戦士ものだったりとか、コミケを知るものにはたまらないつくりになってます。
それでいて、ミステリーファンにも十分読み応えがある、二転、三転する真相などもあったりして。だから単なるミステリーファンでも十分楽しめるんだろうけれど、やっぱり一番楽しめるのは、当時を知るコミケ参加者かな。で、次が今の会場を知るコミケ参加者。
なんか、紹介とか言って、かえって読者層を狭めるようなことを言ってますが、これでも薦めてるつもりなんです・・・
あ、文庫版も出ているので、そっちのデーターも載せておきます。
ISBN:4-89456-477-7
書名:コミケ殺人事件/ハルキ文庫こ/2−2
著者:小森健太朗 著
価格:\880 (刊行時)
発行/発売:角川春樹事務所
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