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抱き枕
響屋には、1つの予感がある。予感……んー、単なるあきらめかもしれないけれど、そんなものが心の中にある。
「私は、この先の人生の中で、誰かをぎゅっと抱きしめたり、誰かにぎゅっと抱きしめられたりする事はない」
これが私の予感(あるいはあきらめ)。
べつに、理由とか、根拠とか、そういったものはないんだけど、でも、なぜかそう思うんだよね。
特に、人に嫌われるような人間じゃないと思う(って言うか、思いたくない)けれど、でも、ぎゅっと抱きしめる、なんて感情の対象になるとはとても思えない。ぎゅっと抱きしめられてもいいと思われるような人間だとも思えない。
別に、それでいいと思ってた。でも、ときどき無性に寂しくなるんだよね。
ぎゅっと抱きしめたくて。ぎゅっと抱きしめられたくて。
「抱きたい」というのと、「セックスしたい」というのとは違うんだよね。
「セックス」っていうのは「抱く」という行為の、バリエーションの1つに過ぎないんだよね。
で、私は抱き枕を作った。作ったって言っても、ロングタイプの枕カバー(ファスナーでとめるタイプ)の中に、クッション用のビーズ(発泡スチロールみたいな材質のヤツ)を流し込んだだけなんだけど。(120cmのカバーにクッション用ビーズ2袋を入れました。パンパンにはならないけれど、適度なタレ具合がちょうどいいです。さらにその上にもう1枚枕カバーをかければ、洗濯は外側だけですみます)
一人寝が寂しいって、こういう事だったんだ。そう思った。だって、寝つきが段違いに良くなったんだもの。
実は,ダッチワイフ(ダッチハズ)の購入も考えたんだよね。あ、誰もが思い浮かべるあの「ビニール人形」の事じゃないよ。最近はかなり人間っぽい高級品が出ているのだ。(リンクは直接張らないので、自分で検索してね。検索語:「人形博物館」「たぁ−坊の着せ替え資料室」以上個人ホームページ。「オリエント工業」日本のメーカーです。あ、でも、どこも年齢制限付きだから未成年は見れないけど)
だけど,むちゃくちゃ高い。アメリカ製の超高級品(リアルドールと言う)なんか、いちばん安いものでも諸経費コミで80万円近くする。日本製のものは、7万から20数万円程度(30万円以上のはオプション抜きではなかった気がする。ちなみにロリ系だと5万円ちょっとからある)。ちょっと手が出ないよねぇ。(でも、リアルドールなんか,本当に「リアル」です。「人形博物館」からメーカーサイトへ行けますので、一度見てみてください。)
何を言いたいのかわからなくなってきたなぁ。
つまり、
1.「セックス欲求」とは別に「人肌への恋しさ(抱きしめたい/抱きしめられたい欲求)」がある。
2.抱き枕(ダッチワイフ)は,セックス欲求以外にも,そういったものをまぎらわせる効果がある。
ということが言いたかったんだな。
ま、2のほうがごまかしだって事はわかっているんだけど,しょうがないじゃない、相手がいないんだから。くすん。
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