コメント(その1)


どーも。
ここまで読んでくださってありがとうございます。お話はまだまだ続くというのにこんなところであとがきもなかろうとは思ったのですが、あとがきを読むのが大好きな響谷としてはやっぱり書かねばなるまい、ということで、とりあえず「コメントその1」です。

オリジナルの第1回ということでどうしても説明が盛りだくさんになってしまいました。それでもとりあえず押さえておかねばならない設定がまだ残っているので、次回もやっぱり説明がくどいものになるかも、などと考えると自分の力不足が悔しいです。
大体、メインキャラがまだ全然登場してないし。それなのにまぎらわしい名前のやつらがいるし。響谷は書いている間何度も間違えてしまいました。(誰とは言わないがコウ・レイ、貴様のことだ。あんたの責任じゃないけどさ)

さて、書くこともあんまりないので、もとネタの紹介でも行ってみましょう。ネタばらし第1弾は、
「宇宙の戦士」ロバート・A・ハインライン著
ハヤカワ文庫 ISBN4−15−010230−9

です。
パワードスーツを出すのに、これに触れないわけにはいきません。この小説こそが世界ではじめて「パワードスーツ」というものを誕生させたのですから。
それと、ストーリーも影響を受けています。「宇宙の戦士」では主人公が軍に志願し、訓練を受けるところから始まるのです。もっとも「宇宙の戦士」ではまず一般兵の訓練所に行って、一度前線に出てから士官学校に入るのに対して、響谷のはいきなり士官学校に入っているところが違いますが。(そもそも世界設定がまったく違うので、当然なのだけれど)

この作品は(響谷の知る限りでは)2度映像化されています。
1度目は日本でアニメビデオ化。でも、パワードスーツ以外見るべきものがありません。あらすじは原作に忠実にしながら時間的制約のために無理やりはしょって、面白みのない内容になっています。(なんか、ひどい言いようだな)
2度目は洋画です。タイトルは「スターシップ・トルーパー」です。あの「宇宙の戦士」が映画化、という第一報にファンは狂喜乱舞したのですが、なんとパワードスーツが出てこないというのでがっくりしたというエピソードがあります。ただし映画としては面白いです。これだけ皮肉の効いた反戦映画もないだろう、というくらい、戦争賛美をおちょくっています。ただし、それに気がつかないで(あるいはあえて無視して)登場人物といっしょに賛美しちゃう観客もいたみたいですが。機会があったら一度見てみてください。

では、今回はこのへんで。

第2章へ

傭兵達の黄昏トップへ戻る

名無しの会トップページー戻る