《シーン6》

ニャンコ空軍チャーター機は、重要任務に就いた大物士官を乗せ、あっというまに竜ヶ崎市内上空へ。巡航高度は300メートルだ。都心までは取手発着の営団千代田線であっという間だというのに、なんとなくマイナームードなリゾートベッドタウン。まるで素晴らしいリゾート体験をしているかのような気分にすらさせられる。軍務に就いていると言うのに自分としたことが不謹慎であったかもしれない、とはロシアンブルー猫のDolaさんの談。与圧キャビンではないので耳に気圧による違和感を受けた。チャーター便は軍用便に付きフライトアテンダントの類は乗務していないのでキャンデーも出ない体験である。過酷にして冒険的な任務だといえよう。世界的に有名な格言「マンダム男の世界」とはまさしく今回のこの任務のことに違いない。