沖縄がまだアメリカ領だった頃からつい最近まで、九州あたりからの沖縄線でも活躍していたYS−11だけにトロピカルでエキゾティックなムードも満点だ。なお、所沢にスポットインしている機番のフリートは、まだ羽田に主要国際線が就航していた頃から、東京国際空港発着の伊豆諸島線で長らく使用されてきたという。大島や八丈島と都心の空港の間をめまぐるしく往復していたのである。海外へもYS−11はギリシャのオリンピック航空やフィリピンのアボイティスエアに、そして中古機がつい最近アフリカの航空会社に売れている。エンジンを最新版の低燃費低騒音のシステムに換装すれば、規制の厳しい欧米あたりでも第一線で飛べそうな気がする。

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