略語を中心に, 話中に出てきた単語をピックアップしてみました
もっとも, 結構常識的なものばかりという気も….
- RMA
- 遠隔操作アーム.
- ハイブリッドロケット
- 燃料に固体のみ, または液体のみを使うのではなく,
固体燃料(推進剤)と液体酸素(酸化剤)などを組合わせて使うロケット.
- MBS
- メインブースター. 最大径2.4m
- SRB
- 固体補助ブースター. MBS の左右につけている.
- ペリスコープ
- periscope=潜望鏡
- ETA
- 打ち上げ時からの時間
- OMS
- 軌道変更
- MAN
- Manual=手動
- RCS
- Reaction Control System=二次推進系. 打ち上げ時ではなく, 宇宙空間
での細かい姿勢制御などの時に使う.
- スラスターRCS 用姿勢制御エンジン
- 燃料はモノメチル・ヒドラジン, 四酸化窒素. He で燃料の圧送をする.
"He Pressure on", "N2 Supply On" などはそのコマンド.
- バーニア
- Vernier. ロケット, メインエンジンの両側につけることにより姿勢制御
を行なう小型エンジン.
- 「宇宙研よりランブタン…」(衛星管制)
- 宇宙研の衛星管制は相模原の他, ロケット打ち上げを行なう鹿児島
(KSC)と臼田(UDSC)の衛星追跡設備とがあるので, 通常は
「相模原より臼田」のように地名でやってます.
なお一般的にははKSC というとケネディ宇宙センターですね. (^^)
- LOX 異常
- LOX とは液体酸素(Liquid Oxygen)... 沸点摂氏 -182.97 度
- VAB
- ロケット組立工場
- マックスQ
- 最大空気抵抗ポイント, 高度約1万メートル.
- ハニカム材 honeycomb
- ハチの巣状(六角形)に金属薄膜や合成樹脂を組む.
この面に垂直(ハチの巣状に見える面)に面材を接着する(ハニカムサンドイッチ)
ことにより, 軽量高剛性かつ,
デコボコのない空気力学的に理想的な面を作ることが出来る.
- ホーマン遷移軌道
- 同一平面内の異なる円軌道への移行の際に, 宇宙船が必要とする
エネルギーを最小になるようにする移行軌道.
例えば静止軌道(36000km) に載せる場合, 一度250km のパーキング軌道に載せ,
次にスラスターを吹かせて遠地点を36000km にするような楕円軌道に載せる.
これがホーマン軌道. この軌道上で遠地点到達時に
もう一度エンジンを吹かせて静止軌道に載せる.
- ミール
- いわずと知れた, ロシア(旧ソ連)の宇宙基地. 日本語にすると『平和』です
ね. クワントI, II, クリスタルI, II, エカノーミヤ宇宙船 総計40m
最近は予算不足で修理もままならず, ピンチとの説も.
- スペースシャトル
- これもご存知, アメリカNASA があげている有人宇宙船です.
アトランティス号の本体は70t.
- オルフェウス NASA無人冥王星探査機
- NASA では冥王星―シャロン, カイパーベルトへ探査気を送るミッション
を計画していますが, 近年の予算削減のあおりをくって, 大型プロジェクトは
カッシーニ(土星探査)で終りとも.
- 耐久訓練設備
-
- EVA の訓練
- Extra-Vehicular Activity (船外活動). もちろんevangelion ではないです.
宇宙服のことはEMU(=Extra-Vehicular Mobility Unit)と訳します.
- CCV 機(安川が浜松でテストしていた)
- Control Configured Vehicle. 通常飛行機は, 空気力学, 推進装置, 構造
などの条件により機体形状の設計を行ない, その後に飛行制御系の設計を
行なう. それに対しCCV は, 機体形状の設計段階から飛行制御システムを
考慮に入れて設計使用というもの.