ヨーロッパ週末ぷち旅行記 : Part 39-1

春の日差しの海岸線、ジェノヴァ&チンクェ・テッレ(イタリア)

2006年3月11-12日(土-日)

中欧全体地図
イタリア北西部略図

[海が見たくて]
昨年に引き続き, 早春はちょっと休暇を取ってイタリア訪問. 北部でまだ行っていないメジャー所といえばもちろんミラノだが, あいにくオペラ座を除くとショッピングに興味の無い私にはあまり行く価値なし. そこでミラノの周辺でよいところはないかと物色した. この季節はまだ山は雪景色だからやはり海がいいだろうということで, まだ行ったことのないリグリア沿岸をピックアップ, とりあえずジェノヴァを中心に, リヴィエラ海岸というのは決まったが, 調べていくとフランス寄りのいわゆるリゾート地, 西リヴィエラより, むしろ私向きの(笑)岩海岸の素敵な田舎が東リヴィエラにあるらしいということが分かり(恥ずかしながら今まで知らなかったが), これ幸いと組み込むことにした. 当初はそのミラノまで夜行で入ることを考えていたが, ウィーンからの列車はややミラノ到着が遅いこともあり, フィレンツェ経由に変更. 代わりに帰りにミラノ経由でコモ湖方面を抜け, スイス側から夜行で帰ることにした. 当初のプランではコモ湖畔〜スイスは素通り通過, 二泊三日の予定だったが, 素晴らしい天気を約束するような気圧配置になったこともあり, 直前にコモ湖畔に宿を取り, もう一泊追加することにした.
Firenzeへ/Zürichから, の夜行列車は格安チケットSparschieneで取ったが, Firenze方面は人気が高いため, かなり早く1/27に購入. Zürich発は前の週3/7. ホテルはGenovaのホテルを2/17にVenereから, Como湖畔, Cadenabbiaのホテルを3/9にHotel.deで予約.

1日目 : 3月11日(土)

[→Firenze : 広々T4だが…]
Firenzeまでの夜行列車はウィーン発, ローマ行. 早朝6時台到着ということで, 万が一乗り過ごしたら…と思うとぐっすり寝られず. せっかく簡易寝台(Liegewagen)取ったのに. しかもこの冬から全車T4(1室4人)になったので, 下段でもゆったりだというのに…. まあともかく6時前に起き出し, オレンジジュースと軽食を貰って食いながら外を眺めているうちに,徐々に外は明るくなってゆき, まもなくFirenze S.M.N.へ到着.
[Firenze : ぐるっと一周]
今回のFirenzeの乗り継ぎ時間は1時間半. まだガラガラの切符売り場でGenovaへ向かう列車のチケットを購入すると, 残り1時間で, 軽くFirenzeの旧市街を一周してくる. とりあえず大聖堂まで行き, ウフィッツィの脇から川沿いへ出て, ポンテヴェッキオをひょろっと往復, S.Maria Novella教会の側から駅へ戻るだけ. ちょうど一年前に来たので, これくらいなら 道は覚えている. うん, 大丈夫. 以上一時間のフィレンツェ観光でした(笑). 駅へ戻ると, もうGenova経由Torino行ICは入線していたので, まだ空いている車内に乗り込む. もちろんホーム入り口で刻印してからね.
[Firenze → Genova : 結構混雑]
Firenzeを出発した列車は, まずPisaへ向かう. 途中エンポリまでは, 前回Siennaへ行った時と同じ路線. Firenzeを出発した時はそれほど混んでいなかったのだが, Empoli, Pisaでどっと乗ってきて, あっという間に満員, コンパートメント6人ぎっしりに. 以前Veneziaへ行った時の列車のTrieste-Veneziaや, Firenzeからの帰りのPadovaまでもかなり混んでいたが, イタリアの鉄道は普通の週末でもこんなに混むのか….
Pisaからは列車は北へ向きを変え, 海岸線よりは少し内陸側をLa Speziaへ. 右手, 内陸側にはちらちらと雪を残した山が, 左手海側には向こうのほうに時々港のクレーンが見えたりする. しばらくしてLa Speziaへ近づくとようやく海がちらり. ヨーロッパの海は昨年夏のクロアチア以来かな….
ここからは明日訪れる予定のCinque Terreを通過. 幸か不幸かここはほとんどトンネル通過のため, ちらっちらっとしか風景が見られない. 楽しみは明日へ取っておこう(笑). やがてもう少しのどかな海岸線付近を走るようになって, もう間もなくジェノヴァへ到着. トリノ行の列車だが結構降りた.
[Genova : とりあえず旧市街]
駅からまずは王宮のあるバルビ通り(Via Balbi)を通り脇を抜け, 次いでガリバルディ通り(Via Garibaldi)を抜けつつ旧市街へ. 道路の両側にある赤と白の宮殿を眺める. 入ろうかな, とも思ったのだが, なんか戦前ころの東京の写真展(?)をやっている. むしろ入れない…. そこから更にもう少し進むと車道からまもなく大きな噴水のある広場に出る. フォンターネ・マローゼ広場(Piaza Fontane Marose), かな. 劇場が脇にあり, 公演の案内が並んでいる. …今日は特にめぼしいのはないな….
そこからは適当に細い路地へ. ほんとに坂の多い街だ. 港のある湾に沿って道路も曲がっているため, 地図なしで歩くと結構方向が分からなくなる. でも適当に歩くのも楽しい. 適当に標識を見ながら多分随分大回りをしてようやく港へ. その辺の店でバゲットサンドを買って, 港のベンチで辺りを眺めながら軽い昼食. 地元民も多いのだろうが, それなりに観光客もいるみたい. 港沿いには水族館があるが, これはとりあえず後に取っておこう. 港から振り返ると, 海沿いからすぐ斜面になっていてその斜面に家々が立ち並ぶ様子がよく分かる. 南側斜面だから日当たりはよさそうだけどね.
さて, 昼も過ぎたし, また適当にぶらぶら坂を上り, 予定と全然違うところに出て大回りをして宿へチェックイン. 思いのほか車の走る道路沿いで, えっ? って感じだったが, 部屋は横の細い路地沿いで, 入ってみると騒音はほとんど問題ないことがわかった. 眺望はゼロだし, 照明無しでは少々暗かったが十分快適. 昨年のフィレンツェよりはいいな(苦笑).
[Genova : 展望台は…]
ホテルのフロントで少し高台の展望スポットを紹介してもらってぶらぶら散歩に行く. 急坂をえいやと上ってゆくと, やがて眺めのいい広場に出る. 何人か先客がいたが, それほど多くなく, 案外穴場なのかも? ごしゃごしゃと建物の並ぶ旧市街と, その向こうにクレーンの林立する港が連なる. こうみると旧港を中心とする街は本当に湾の一番奥で, 外海はやけに遠いんだな. 逆光で少々見づらいが, イタリアらしい屋根の並びが素敵.
[Genova : 水族館水族館水族館]
ジェノヴァは幾つか歴史的建造物もあるにはあるが, あまり興味をそそられなかったので, 結局中の見学はすっ飛ばした. 何しに行ってんだか(笑). ちなみに噴水の広場から少し入ったところにコロンブスの家(La Casa di Colombo)が残されている. 通り沿いのまわりの建物とは明らかに異質(苦笑).
午後後半は水族館へ. ここの水族館はヨーロッパ最大級だとか. 結構人気があるらしく, チケット売り場にずらずら行列を作っている. 最初立体メガネを渡されてガイダンス映画を見せられたが…寝不足で居眠り(笑). なんだかな. さてその先はお待ちかねお魚さんたち. 実を言うと, 私は今までまっとうに水族館というものに行った事がない. イルカのショーとかは見たことがあるが, その程度. でもいざ見てみると, 結構飽きないものだね. サメやマンボウの泳いでいる大きな水槽から, なにやら小さい魚が泳いでいる小さな水槽までいろいろ並んでいるが, やっぱり家族連れ, 子供に人気. ただフラッシュをたいては係員に注意される人が続出. マナーの悪さは別に日本に限ったことではなく, どこも同じってことよね. 三棟構成のやたら長い水族館で結構歩いたような気がするが, 楽しかった. 日本の水族館に慣れている人にとってどの程度面白いかは知らないが….
[Genova : 飯が…]
さて, イタリア旅行の最大の難関は食事である. なにせ一人でレストランは高い! 出来ればトラットリアがいいのだが, 欲しい時には見つからない…. どうせそんなことだろうと, 18時過ぎから歩きに歩いて, 無事1時間かけてよさげなのを発見! …何やってんスかね. しかも張り切って注文したら結局レストラン並のお値段に. でもまあ分量は十二分だったけれど(苦笑). 満腹で腹を抱えてホテルへ戻りました.
ところで卒業旅行シーズンの割に日本人にはあまりあわず, この辺りはマイナーかなーとほくそ笑んで(?)いたのだが, このレストランで女の子3人組と遭遇. いない訳ではないのだな(苦笑).

2日目 : 3月12日(日)

[Genova -> Riomaggiore : 間に合ってしまった]
少々朝の準備でのんびりしていたら朝食に出遅れてしまった. しかしいざ食堂へいくと, 貧弱なパンがぱらぱら…. マジですか? と少々がっかりしたのだが, 実は翌日はほかほか作りたてクロワッサンとかも並んでいて, 日曜でお休みだったのではないかと….
それはともかく, やや予定より遅れて駅へ出発. 駅の窓口はやはり少々行列があり, 先頭にたどり着くまで時間がかかった. これでは予定の列車に間に合わないな…と思いつつ, ダメもとで2分遅れのホームへ行ってみると…まだ止まっているではないか! なんだかよく分からんが10分近く遅れて出発したお陰で予定の列車に乗れてしまった(苦笑).
列車は昨日通った線路を今度は逆に東へ戻ってゆく. ただの快速列車なのに片側3列クロス&ボックスシートという, 信じられない幅の広い座席. いいのかこんな広々で(苦笑). ただ最初の駅はがらがらだったが, 次の新市街, Genova Brignole駅で結構乗り込んできて, 私の6人ボックスも4人のお姉ちゃんたちに占められてしまった. もちろん文句は言えないが(苦笑). ドイツの人なのか, ドイツ語の旅行ガイドを片手にドイツ語でべらべらおしゃべりタイム. 聞き取った限りではどうやら目的地は一緒らしい. 共働きがどうの, 子供をいつ作るかがどうの, 大学の学費問題がどうの, 学生かと思ったが, まさか若奥様??? それともやっぱり大学生の将来設計? この辺りイマイチ外見から判断不能(笑). そうこうする内にそのまま10分遅れてRiomaggioreに到着. しかし降りるはずの扉がどう押しても開かず, 結局発車直前に隣のドアに走って降りたのであった. 手動ドアに慣れていてもこのザマ. イタリア国鉄危ない危ない(苦笑).
[Riomaggiore -> Manarola : そのままハイキングへGO]
さて, 駅を出ると, 右奥の崖上にRiomaggioreの村が見え, すぐ左に料金所と階段がある. 料金所にはこの辺りの区間の鉄道一日乗り放題チケットの広告が. で, ふらふらと窓口に買いに行くと…出てきたのはこれからいく, Cinque Terreの海沿いハイキング路の入場券であった(苦笑). まあいいけどね. そのまま入ってしまったので, 結局Cinque Terre最初の村Riomaggioreの村観光はいきなり省略….
さて, この海岸沿いの道はVia d'amore, 愛の道と名づけられている. …なんで? それはともかく, 下から岩壁に打ち付けられる波の音が響いてくる断崖沿いにつけられた道は良く整備されていて, とても歩きやすい. 3月だが週末のよい天気も手伝ってか, 結構歩いている人がいる. …走っている人もいる. よく分からん.
Via d'amore
隣のManarolaの駅まではわずか15分の快適なコースだ. 料金払ってさくさく歩くこともあるまいと, 少しのんびり目にいく. 海風に吹かれながらの久々の海, とても気分がいいね.
[Manarola : これってハイキング路?]
Manarolaの駅でトイレを拝借し, 駅から岩壁の中を抜けるトンネルを少し歩くと, 反対側がマナローラの村だ. ここは奥へ続く谷間に沿って段々に家が立てられている. イタリアらしいカラフルな暖色系の色の壁の素朴な建物が斜面に並ぶ様子は青い空と海に対してとてもよく映えて印象的だ. 谷間をくねくね上っていく道路を歩いていくと, 一番上に教会がある. この先にゲートがあり, 一般車はそこから先の村の中には入ってこられないらしい. 小さい村だし, いい配慮ではないかな.
今頃気づいたのだが今日はちょうどCinque Terreの歩け歩け大会(?)だったらしく, あちこちに標識が出ている. 教会脇から, 道路につけられた矢印に従って細い道を入ってみたのだが, これってなんかハイキングコースでなくて, 農家の作業道では…. なんかお邪魔しちゃった感じだが, ちょうど団体さんが来たので, それにまぎれてGO(苦笑). 谷沿い, 家々の反対側の斜面はブドウ畑になっていて, ぼちぼち木々の手入れなどを始めていた感じだった. もう一ヶ月位してから来ると緑が増えてまた楽しいのかも.
その「農家道」から細い山道を少し降りると, やがて普通のハイキング路に合流. こちらが一般コースだったらしい(苦笑). その途中上から見ると, 狭いところにお墓団地があった. 五段の下駄箱みたいな? やっぱり土地が無いものね….
[Manarola → Corniglia : 少し静かな]
さて, Manarolaを出た一般ハイキング路は, 引き続き三つ目の村, Cornigliaへ向かう. ハイカーだけでなくただの村だけ観光客も歩く前区間に比べると少し歩いている人の数も減って静かになる. ずっと海岸沿いの道は, 徐々に高度を下げてゆき, 下から聞こえてくる波の音も少し近くなる. 今日はやや風が強いこともあり, あちこち白波も立っているくらいで, 波も少し迫力あるかな. 1時間ほどやはりよく整備された道を歩く. 道の真ん中辺りに小屋が一軒建っていて, 入場券を拝見. …実は有料のVia d'amoreはRiomaggiore-Manarola間だけでなく, Cinque Terre沿いの道全てだったらしい. 既にしまいこんでいた入場券を慌てて引っ張り出す(苦笑). 約1時間でCornigliaの駅に到着.
[Corniglia : 高台の静かな村]
Cornigliaの駅から村までは, 斜面につけられた階段を40m近く上ってゆく. 今日もいい天気で昼になるとだいぶ気温も上がってきて, Tシャツ一枚で歩ける感じだ. ただ風はまだやや冷たいので, さすがに腕まくりするのは上り坂だけ.
たどり着いた村は, 日曜ということもあるのだろうが道沿いに数軒Barと土産物屋が開いているだけの静かなところ. 前後のRiomaggioreやVernazzaと比べるとやや観光客がスキップする度合いも高いようで, 落ち着いた, ややけだるい昼下がりの雰囲気が一番出ている村だったと感じた. こういうところでは少しのんびりBarで一杯やってゆったりとした時間の流れに身をまかせるのがベストだが, まだ先は長いので, 少しの休憩で先へ.
[Corniglia → Vernazza : 春の草木に囲まれて]
Cornigliaから四つ目の村, Vernazzaへは, これまでよりはやや距離も長く, 高低差もある. また道も, サンダルでも歩けそうなこれまでの道と比べると, はっきりハイキングコースになる. Cornigliaの村もManarola同様, 海から奥へ入り込んだ谷沿いに延びており, その奥から始まるこのハイキングコースはまた, これまでと違って所々海から少し奥へ入った, 林の中を抜けていくコースとなる. さすがにここを歩くのはほとんどハイキングスタイルの人ばかり. 当然だが. これくらい人が減ってくると, 逆にすれ違う人と挨拶する頻度が増えてくるので, 一言言葉を交わせるのがなにより気分がよかったりする. 一時間ほど歩き, 最後150m近い下りを一気に下りて行くと, まもなく斜面の陰から目の前にどんと現れるのがVernazzaの村だ. 家々の間の階段を下り切ると, Vernazzaの目抜き通り(?)へ到着.
[Vernazza : 入り江の村 ]
Vernazza(ヴェルナッツァ)は, 断崖の上や斜面にあったこれまでの三村と違い, 入り江の標高0m 付近まで家々が並んでいる. そして少し海側に飛び出した一段高い岬の上に小さなお城の跡があり, 展望台ともなっている.
Vernazza
ここは比較的人気があるのか, 駅からの道沿いや入り江沿いの食堂などは人が結構おり, 賑やかだった. 14時ということもあり, ピッツェリアかトラットリアかで昼食でも…とも思ったのだが, トラットリアは入口で他の客が順番待ちしている有様で, あっさり断念. 昼飯をすっ飛ばすのはよくあること. とはいえ, さすがに何も食べないのもどうかと思うので, 我が昼飯はアイスクリーム(ゑ).
その分の時間で, とりあえずそのお城跡の展望台へ上る. 家並の間の細い階段付路地を上っていくと料金所があり, 1Euro払って中へ. 塔が一本立っているだけだが, 眺めはとてもよい. 見下ろせばVernazzaの家々, 振り返ればCornigliaやManarola, 先を見ると最後のMonterossoと, その先のPortofinoの半島. この時間若干雲が出ていたが, 曇というほどでもなく十分晴れ.
さて, その塔へ上っていくと, この辺りでは珍しくアジア人の男性と鉢合わせ. 珍しいなーと思いつつ, しばらくほけっと景色を眺めていると, 向こうから話しかけて来た. 日本人であった. 卒業旅行だそうで, アルベロベッロ, ローマの方から北上してきたらしい. Monterossoに泊まっているのだが全然日本人を見かけなかったとかで, 喜んで話しかけて来た, のだそうな. せっかくなので, 下へ降り, BARでコーヒーを一杯やりながらしばらく雑談. 卒業後は旅行会社だとか. まあ旅行会社も内情はいろいろあるのだろうけど, ともかくいい旅行企画してください, かな? ちなみに私のこと, 同じ卒業旅行者だと思ったらしい. もう随分年も離れていることになるはずなのだが, 私もまだ若い?(苦笑)
[Monterosso : 終点は砂浜]
VernazzaからCinque Terreの終点, Monterossoへは再び約2km, 海岸線の0m から150m上って150m下り, 再び海岸線へ至る道のり. そのMonterossoの彼は既に歩いてきたらしいが, 結局そのまま一緒に同じ道を戻ることになった. 行きの道で少々捻挫したといっていたが, 元登山部とかで, 感じさせないペースで十分速い. 私のペースと比べてもまったく問題なし. 前区間同様, ここもやや海岸線から奥を通る道で, 時々ちらちら海を望める程度. 林の中の道を気分良く駄弁りながら歩いて約1時間, 無事終点Monterossoへ到着. ここは岩壁海岸の続いていた東リヴィエラ海岸で, 最初に砂浜のある村で, これまでと比べると谷間もやや開けていることもあり, 建物の数も多めだ. とりあえず砂浜の端まで行って, 海に手を突っ込んでくる. 海岸に行ったからには, 一度くらいはね(苦笑). ここの海岸から振り返ると, 今まで来た四村方向の海岸がずっと望める. はるばる歩いてきたものだ. そしてどの村もそれぞれ地形にはまった家々がとても趣深かった. 列車まではまだしばらくあったので, とりあえず駅で帰りの列車のチケットを購入し, 駅前の海岸沿いベンチで残り時間も話し込んでお別れ. これからトリノ経由で最後はドイツだとか. お気をつけて.
[Monterosso → Genova : 来ないでね…]
Monterossoからの帰りの列車だが, 刻印機でチケットのヘンなところに刻印してしまったのに気づかず, 思い切り二度打ちをしたので, 途中検札でもめると嫌だなあと内心ちょっとびくびくしていたのだが, 途中からGenovaへ戻るらしい学生が大量に乗り込んできて検札どころでなくなったのか, 結局最後まで来なかった(苦笑). ホテルに戻る前に, 駅の窓口で明日の切符と座席指定を確保. IC plusは一応全席指定らしいからな.
昨日に引き続き, 悩みの種は夕食. 朝が足りなく昼が抜きなので腹ペコ, しかし日曜は結構食堂が閉まる. 昨日のトラットリアの向かいにもう一軒あったトラットリアもお休み, 結局覚悟を決めて(?)レストランへ. …周りはカップルにビジネスマンペアに, 老夫婦に…. 多分浮いてた…. 魚はおいしかったけどね….

ともかく今日は素敵な風景の中ををさくさく歩けて, いい気分転換になったし, 楽しかった.

3,4日目, コモ湖, ベルニナへ


現地の行程

3/11
(Sat)
Firenze S.M.N. dep 07:51 FS IC-505 17.5Euro
Genova Piazza Principe arr 11:08
Genova散策
Genova, 食事, 宿泊
3/12
(Sun)
Genova Piazza Principe dep 08:11 FS IR-1749 5.2Euro
Riomaggiore arr 09:51
dep 10:20 徒歩 3Euro
Manarola arr 10:53
dep 10:20
Corniglia駅 via 12:10
Corniglia arr 12:25
dep 12:50
Vernazza arr 14:02
dep 15:25
Monterosso arr 16:30
dep 17:18 FS R11306 4.8 Euro
Genova Piazza Principe arr 18:59
Genova 食事, 宿泊

参考


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