ヨーロッパ週末ぷち旅行記 : Part 39-2

残雪のリゾート地と雪の下の氷河、コモ湖&ベルニナ(イタリア,スイス)

2006年3月13-14日(月-火)

中欧全体地図
イタリア北西部略図


このページは1,2日目ジェノヴァ&チンクェ・テッレの続きです.

3日目 : 3月13日(月)

[→Milano : 今日も急いで, 急ぎすぎ]
今朝はコモ湖畔へ移動. 昨日Milanoまでの列車の指定席を取ったので, これに乗り遅れないよう, 時間開始にあわせて朝食をとり, さっさとチェックアウト. てくてく階段を降りて上って, ホームへ…急ぎすぎて少し早く着いてしまった. とういか, チケットに刻印するの忘れてるよ(苦笑). 危ない危ない. 15分程度あったので, 左右のホームに到着する列車を眺める. すっかりお馴染みのオーストリア客車と違い, イタリアの客車の種類はあまりよく分かっていない. なんかボロいのと, 二階建のと, 少しきれいなのと, IC用列車と, ICplus用列車, くらい? だいたい定刻に列車が到着. 既に満員の列車に乗り込む. …ええと, 誰か座ってるんですが(汗). とりあえずチケットを突きつけてここ私と主張したら, 無事どいてくれました. ほっ. あいにくと一番通路側の席だった上に, 同列の窓側の人がカーテンを閉めて寝ていたために, あまり眺めがよくなく, 適当にうとうとしながらミラノへ. 街の東側を半周して, 北側のMilano Centrale駅へ到着.
[Milano : 興味ほとんど無し]
とりあえず駅を出る. 今日は素晴らしい快晴で, さくさくサングラスを引っ張り出す. 3月中旬といえばもう春分直前. 草木の春にはまだ多少早くても, 天気さえよければもう日差しはだいぶ強くなっている. 表から振り返るとここも典型的なヨーロッパのターミナル駅が, 朝日を浴びて輝いている. これであまりごみごみしていなくて, アブナイ人がいなければ, 旅情を書き立てるのにうってつけだろうに….
さて, 今回はミラノは完全スキップ. このまま歩いてMilano Porta Garibaldi駅まで歩く間だけが, ミラノ滞在である. Centraleは街の北側, Porta Garibaldiは街の北西側. …それってミラノ中心は掠ってもいないじゃん(苦笑). まあいいさ, 別にショッピングする訳でもないしオペラを見る時間がある訳でもないし, ドゥオモを除くと他に時間とって見る程のものないし. 約15分で到着. この駅, 工事中であった….
さて, 今回はローカル線利用であまり料金も高くないし, 一度くらい自販機を使っておこうかと, 初挑戦. …案外簡単じゃん! しかも出てくる切符は窓口と一緒! なんだ, これならCinque Terreに行った時も行列ではらはらせず, 後ろのがらがら自販機で買えばよかった. 少し駅をうろつき, それからホームに既に止まっていたローカル線に乗り込むと, あとは発車待ち. 少し遅れて出発…. あれ? 街中方向のトンネルの中へ走るのか? てっきり郊外方向へ走ると思っていたので慌てて座る方向を変更. 空いてるならやはり進行方向に向かって座りたい(苦笑).
[Milano → Colico : 異端ルート?]
さて, 普通Como湖方面へ行くというと, 私鉄の北線と, スイスのLugano方面へ抜ける路線で人の字型の湖の左足のComoの町へ向かうのが一般的なのだろうが, 私はここでも異端振りを発揮(笑). 人の字型の右足のLecco方面への鉄道に乗る. もちろん鉄道好きとしては, バスでしか入れない西側ではなく, 湖畔を走る東側を走る鉄道路線に乗らないとね. そのLugano行の路線から分岐すると, 残りはローカル単線である. 田舎をトコトコと走っていくローカル線は素敵. …しばしば遅れた対向列車の待ち合わせがウザイのだが…. まもなく山間へ入っていくと, ぼちぼち岩山と残雪が目に入ってくる. そしてちらっと湖が見えてくると, すぐにLeccoへ到着. …反対側は工場地帯?
ここでTirano行の列車へ乗り換える. 乗換えに20分ほどあったので, さくさく町のセンターまで往復してくる. 20分という時間に比べると街の中心は案外遠く, 更に先の湖岸まではとてもたどり着ける時間が無かった(苦笑). でもまあちらっと滞在しただけの街中だが, ここから東側の山並をバックにするとそれなりにいい眺めである. 2分くらい粘って歩行者が途切れるのを待ち, 記念にデジカメで一枚….
さて, ここからがハイライトの湖岸線だ. ちょうど学校帰り(?)の子供たちが大挙乗ってきて, 大賑わいの車内をバックに, 左手には湖, 対岸には「両足」の間の山々. さすがに深い湖だけあり, 深い青色の湖面は落ちついた佇まいだ. あまりトンネルが長くないのもいい感じ. 「両足」が合流するBellagioを横目に見ながら更に北上する頃にはほとんど子供たちは下車し, すっかり静かになった列車は約一時間で北岸近くのColicoに到着.
[Colico → Bellagio : ざ・快速線…はガラガラ]
Colicoを降りると…ただの田舎村の昼下がりって感じ. 駅前もがらがら. 特に情報を得ていった訳でもないが, それほど町観光をするところでもなさそうだったので, そのまま湖岸へ. 線路沿いに少し南へ歩き, 高架をくぐると間もなく港へ. 散歩している老人, 波頭でいちゃついているカップル, ごろごろしている学生(?)…. 夏は絶好の避暑地なのだろうが, まだまだオフシーズンかな. しかし静かな湖面とすぐ北と対岸西側に迫るスイス国境方面への山々の眺めは, 青空, 残雪, まだ緑前のくすんだ山肌, そして深青の湖面と, とても素晴らしい.
さて, これから乗るBellagio経由Comoへの快速水中翼船の乗り場は分かったが, がら〜ん. なにせこの季節, 一日3本である. ホントに来なかったら今日の予定全狂いである. 大丈夫だろうな…. 数分前に近所のおばちゃんみたいな感じの人がやってきてまもなく, 無事来ました, 3分遅れで. ほっ.
で, 乗り込んだのは一人. でも数人お客は乗っていた. 乗り場で販売が無かったので, 当然船内でチケットを購入. しかし車や列車の安いイタリアとしては, 船はちょっと高めだよね(苦笑). 水中翼船ということでデッキには出られず窓越しの眺めだが, 特に西岸にはいかにも避暑向きという感じの村が点在する. 地元民なのか, いかにも乗務員と知り合いという感じの人がぱらぱらと乗り降りしていく. ふうん, 一応生活にも使われているんだ? 約45分でBellagioへ到着.
[Bellagio / Cadenabbia : プレシーズン]
水中翼船を途中下車したBellagio(ベッラージオ)は, イタリア湖水地方有数の避暑地である. しかしインターネット検索をかけてみると, 本家のここより先に, ここがモデルだという, ラスヴェガスのホテルばかり引っかかるのは何でだろう(苦笑). で, 降りてみると, 途中船窓から眺めたリゾートチックな村より更に一際お洒落である. いままでイタリアで見てきた少し素朴でカラフルな建物が並ぶ風景とは一歩違って, 妙に垢抜けた感じがする. ただしここも他所同様, まだプレシーズンということで, あちこち改装(?)工事中(苦笑). しかしそれでもさすがにここにはそこそこ観光客の姿が見られる. 小さい村ではあるが, さすがに荷物を背負ってうろうろするのもなんか浮きそうだったので, とりあえず一度宿を取った対岸のCadenabbiaへ移動してチェックインすることにする.
BellagioとCadenabbiaを結ぶ渡し舟のフェリーは結構頻繁に走っていて, 時間によっては15分で次の船が出たりする. ちょいちょいと車ごと乗っていく人もいて, 結構使われているのかも. まあ確かに公共交通機関ではややアクセスが悪いし, こんなところへ遊びに来る人なら車で遊びに来る方が多いかも? こちらのフェリーは先の水中翼船とは違いノロいしデッキにも出られるが, それでも今日は比較的暖かいとはいえ, 風を切るとまだちょっと寒いかな. 約10分でCadenabbiaへ到着.
Cadenabbiaの宿は湖岸から道路を一本挟んだところ. 船着場から少し歩くとすぐに到着. なんか入り口で駄弁っている地元民らしいおじさんとおじいさんが二人. がらがらで暇とか? よく分からないが適当に話しかけると, おじさんの方が宿の人であった. 最初の印象はややとっつきづらい愛想の人だったが, 話していると案外お茶目な人らしい. 湖側のいい部屋を取っておいたから, の言葉通り, 部屋へ上がってベランダへ出ると正面にBellagioと対岸の山々の残雪がどーんと午後の西日を浴びて輝いている.
Bellagio from opposite
もちろん北へ続く湖と稜線. おー素晴らしいではないか! これは連泊し, ベランダでしばらく読書しながらのんびりしていくのにぴったり! という感じだが, さすがに一泊明朝出発ではそうもいかないので, 荷物を置いて身軽になると, 再び外へ. 少しCadenabbiaの村を一周したが, 宿が数軒, Barが数軒, あとは小さい雑貨屋が2,3軒. その程度か. 一軒の雑貨屋が土産物屋を兼ねていた様なので, マグネットをお土産に購入. それから再びBellagioへ.
[Bellagio : 湖水地方有数の避暑リゾート地]
船着場脇のチケット売り場で往復チケットを買うと, まもなく到着したフェリーに乗り込み再びBellagioへ向かう. 同じ船着場へ到着すると, とりあえず村をぶらつく. …ってぶらつくかBarで一杯やるか, くらいしかすることはないのだが(苦笑). 人の字型の股にあたる部分にある村だが, 平坦ではないため斜面に家が並んでいるが, この路地の微妙に狭い坂と石段と両側の建物がやはりヨーロッパ. そしてイタリアとしてはやはり先に感じたように垢抜けた感じ. イタリア人にとっての高級リゾート地だから, 同じイタリア式の建築様式であっても, やはり単に古い建物を維持するというだけでなくて, むしろきれいさを保つことに力を入れているのかもしれないね. 斜面を越えて反対側の東側はもう少しおとなしく, 庭付き住宅が並んでいる.
少しぐるっと回ってから再び坂を上り下りして西側, Bellagioの村の南側へ戻ってくる. ちょうど谷間は日没で徐々に日が当たらなくなり始め, 山の上の雪面だけが夕日を浴びて赤く輝いている時間帯だ. 夕暮れのBellagioもとても素敵だね. せっかくなのでしばらく暮れゆく村を眺めてから, 30分ほど船着場前のBarで一杯しつつ休憩. どうもオーストリアと違いイタリアはビールが頼みにくいので, 今回もワイン(苦笑). そういうお国柄なのかな. さすがに日が沈むと一気に冷えてくるので外で飲むのはきつい. なんか地元民っぽい中年おじさんたちが隣でわいわい語り合う中, 隅っこでおとなしく飲んでいた.
すっかり暗くなってからCadenabbiaに戻り, 宿で夕食を取る. Bellagioのレストランでとも考えなかった訳ではないが, まあ避暑地の食事は, 朝夜付が多いし, リーゾナブルな値段の割に居心地のいい部屋と, お茶目なおじさんに敬意を表してここで食べようかなと. 食堂は宿泊客らしい3組と, 外から来たらしいグループが2組がぱらぱら, という程度. 食事はまずまずおいしかったし文句なし.
食後, 夜の部屋に戻ると, 湖岸の照明でかすかに浮かび上がるBellagioの後ろ, 対岸の山から, ちょうど満月近くの月が上って素晴らしい眺め! 彼女とか連れてきたらとてもロマンチックなんだろうなあとか思いつつ, なんかうれしくて寝られなくなってしまった(苦笑).

4日目 : 3月14日(火)

[Como湖 : 朝のお散歩]
本日は今回の旅行の最終日. 今朝は朝食が少し遅めということで, 朝食前に湖岸を一歩きして隣のTremezzoへ往復, ヴィラ・カルロッタ邸を表から眺めてくる. 朝のコモ湖西側湖畔は今度は東側から日を浴びてまぶしい. もちろんヴィラも白い壁が日差しを浴びて輝いている. 今日もいい天気だ! ホント4日間ここまで素晴らしい天気が続くなんて, とてもラッキーであった.
朝食はここはバイキングではなく, 宿の人が取り分けしてくれる. だいたいいつも旅行の朝はそうなのだが, 普段以上に喉が渇き, オレンジジュースをおかわりしてしまいました(苦笑).
[Cadenabbia → Tirano : スイスへ! ]
朝食が遅くなった分その後はばたばた片付けてチェックアウト. 帰りはバスで昨日水中翼船に乗ったColicoへ向かう. イタリアの都市間バス(コーチ)は得てしてチケットを事前に買っておかないといけないので, 店の従業員に聞いてみると, 案の定雑貨屋で買えと. 無事チケットを買ってまもなくやってきたバスに乗車. 半分以上埋まっていたのでちょっとびっくり. お仕事へ行く人かな? Menaggioでバスを乗り換えて, あとは一路Colicoへ. 湖の北側をぐるっと回っていくと, Chiavennaへ向かう谷の奥にちらりと高そうな山が. 見とれているうちに町中へ入り, 無事定刻に駅前に到着. 乗換えが9分だったのでちょっと心配していたのだが, 窓口も前はおばあさん一人だけで問題なくTiranoまでのチケットを購入.
Colicoを出た列車はすぐに左へChiavenna行の路線を分け, 右へ折れて東へ延びる谷へ. 途中対向列車の待ち合わせで5分ほど遅れて, Sondrioは乗換え待ちだけして出発. ホームは三つあり, 同じ島と隣のホームと両方に列車が止まっていて, イタリア語のアナウンスしかなく, ホームのはずれだったのでどちらの列車がTirano行かの掲示板も見る余裕が無かったが, 何人かぱらぱら同じ島のホームへ乗り込んだ人がいたので, えいやとそのまま乗ってしまう. 無事Tirano方面へ動き出した. ほっ(苦笑).
列車は更に谷間を奥へ進んでいく. まだ緑には早いシーズンだが, 両側の山々は高く聳えて夏はきれいだろうなあと思いつつ, まもなくTiranoへ到着.
[Tirano → Alp Grüm : 再び深い雪の中へ]
Tirano(ティラーノ)はイタリア最後の村. イタリア国鉄FSの駅に隣接してスイス側鉄道RhBの駅があり, 駅舎へ入るときにパスコントロールがあるという. 乗換えには一時間あったので, そんなに早くパスコントロールを抜けてしまっても意味ないし, 少し街中を歩く. 駅前から50m程歩くと東西へ走るメインストリートで, 両側に店が並ぶ. ここからはちょうど今まで走ってきた東西の谷と, 北へ上がってゆくベルニナの谷が三方へ伸びているのが見える. ついでにスーパーに寄ってペットボトルを補充. スイス行くと物価が上がるしね(苦笑). …しかしでかいのを買いすぎてリュックに入らず(爆). まあいいや, どうせ列車移動だし.
さて, 20分前にパスコントロールへ. 結構厳密だというここTiranoの出入国審査は, 別に厳しくはないがやはりきちんと見ていた. 例によってビザ持ちの私は, 住んでいる町と仕事を聞かれる. もちろん問題なし. しかしまだスイスのスタンプを持っていない私はひそかに期待していたのだけれど, ここも押してくれなかった…. それから続いて切符売り場へ. 今後を考えるとあまり新たにスイスフランを作りたくなかったので, 窓口でEuroで払えませんか? と聞いたら全然問題なくEuroでチケットを売ってくれた. しかもちゃんとEuroの釣り銭も窓口に並んでいるところを見ると, 結構そういう人もいるのかもしれないね.
さて, まもなく出発した列車は一気に坂を上っていく. あっという間にTiranoははるか下, 谷の南の峰々に, 高さが近づいていく. やっぱり上り列車は楽しい! まもなくLago Di Poschiavoまで来ると, 湖面は氷結, 辺りも雪景色に変わり始める. そしてPoschiavoからは谷の斜面をくねくねと一気に登っていく. 斜面を登りきるとAlp Grümへ到着. Tiranoは500m以下, Alp Grümは2000m以上, 3月に1500m以上上ればもちろんそれは冬へ逆戻り. 風がやや強いこともあり, さすがに寒い. もちろんAlp Grüm駅も雪の中だ. しかし天気は変わらず素晴らしい! せっかくだから, これはちゃんと景色を堪能しないとね. 幸いAlp Gr&#m駅のレストランは空いていたのでそこで昼食をとることにした. 何組か食事中の人もおり, このオフシーズンでも観光客がいるんだね. さすがスイス?
Paru Gletcher
しかしここはパリュ氷河を見る絶好のポイントだが, 残念ながらこの季節は雪の下…. 私は1年半前に一度来たから場所は分かるが, 初めてがこれではありがたみ半減だよね(苦笑).
[Alp Grüm → Zürich : スキー客ぎっしり]
Alp Grümからは一本後の列車に乗車. これ, ベルニナ急行である. 冬は予約は要らないというのでふらっと乗ったのだが…混んでいた! パノラマ車両はあっさり諦め, 普通列車に入ったものの, 絶好のビューポイントである左窓側の席は当然のごとく取れず, しかたなく左側に車椅子プレースのある右側の席に荷物を置き, 本人は車椅子プレースに立って景色を鑑賞. いやまさかこんな混んでいるとは思わなくて(汗). しかしかの有名なLago di Biancoも今はまだ凍結してただの雪原…. そしてこの辺りがぞろぞろとスキー帰りの客が乗り込んできて, 悠長に立っている訳にもいかなくなり, まもなくぎっしりに. へえこんな混むんだ. すっかり満員になった乗客を乗せてまもなくPontresinaへ到着.
ここで一般客車は切り離しで, Chur方面へ直通するのはパノラマ車両だけなので, 車両を乗換え. 幸いPontresinaでSt. Moritz方面への客も含めほとんど降りたので, ここからはパノラマ車両でも座席が取れた. 実際乗ってみると, 窓は開かないし日差しは目一杯振り込むし, これは夏は暑そう(苦笑). 満員列車でこれに乗るなら, 空いている普通列車で十分じゃん, とは思うが, ただでもこの車両の真骨頂は多分座ったままでも反対側の風景がきれいに見られることかな. そういう意味ではパノラマ車も悪くないのかも.
Samedanで今度はSt. Moritzから来た一般車両と繋げて今度は一気にChur方面へ下る. この辺りも1年半前に乗ったし二度目ということで, 大雑把には覚えている. でも前回はやや雲が多かったし, 快晴の雪景色はやっぱり素敵だね. ダイナミックな岩峰と深い緑の/雪景色の谷を一気に降りていく列車はやはり印象深い. ところで昨日あまり眠れなかったこともあってさすがに少々ばててきたのか, 途中でうとうとしだしたが, 実はこれがループトンネルの最初. ふっと気づくと回っていた(笑). 実は前回乗った時も同じところでうとうと. わたしゃ, そういう運命にあるのかも(爆). 谷間ではぼちぼち日が高山の裏に隠れ始めた頃にChurへ到着.
ここでICへ乗り換えてZürichへ向かう. 初めて乗る, 2階建てICだ. この路線もまた, この辺りでスキーやスノボをしていたらしい若い人たちがわんさと乗り込んできて満員. Zürichから日帰りで来たのだろうか. 平日に日帰りでふっとスキーにいける国なんだなあスイスも(苦笑). Zürichseeの湖畔に出る少し前で真っ暗になってしまったが, 定刻にZürichへ到着. Basel行だがかなりの人がぞろぞろ降りていった.

さて, これで今回の旅行はおしまい. 後は駅地下で, 手持ちのスイスフランで足りそうな店を適当に見繕って軽い夕飯とし, それから夜行でオーストリアへ帰るだけ. お疲れ様でした. ともかくこれ以上ないくらい素晴らしい天気に恵まれ, そして期待を裏切らない風景を満喫できたのはとても満足だった. 楽しかった.


現地の行程

3/13
(Mon)
Genova Piazza Principe dep 08:15 FS ICplus-654 13.85Euro
Milano Centrale arr 09:50
Milano移動
Milano Porta Garibaldi dep 10:41 FS R10572 5.25Euro
Lecco arr 11:46
dep 12:06 FS R5268
Colico駅 arr 13:02
dep 13:10 徒歩 --
Colico船着場 arr 13:15
dep 13:45
SR113
7.70Euro
Bellagio arr 14:29
Bellagio散策
Bellagio dep 14:55 渡し舟 2.90Euro
Cadenabbia arr 15:05
宿チェックイン, Cadenabbia散策
Cadenabbia dep 16:45 渡し舟 5.80Euro
Bellagio arr 16:55
Bellagio散策
Bellagio dep 19:15 渡し舟
Cadenabbia arr 19:25
夕食, 宿泊
3/14
(Tue)
Cadenabbia dep 09:23 バス
SPTLINEA 1040
3.45Euro
Menaggio arr 09:30
dep 09:30
Colico staz FS arr 10:30
dep 10:39 FS D2592 4.80Euro
Sondrio arr 11:10
dep 11:15 FS R5260
Tirano FS arr 11:50
Tirano散策
Tirano RhB dep 12:49 RhB R1652 53.33Euro
(81.00CHF)
Alp Grüm arr 14:15
昼食, 休憩
Alp Grüm dep 15:07 RhB D952
Chur arr 18:03
dep 18:09 SBB IC588
Zürich HB arr 19:23

参考


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