ヨーロッパ週末ぷち旅行記 : Part7
水没前?の都ヴェネチア(イタリア) その2
2004年1月30日〜2月1日
前夜〜1日目へ
2日目(2/1)
- [ルームサービス! : 朝食]
- 目が覚めると少し外が明るくなり始めたくらい, 7時ちょっと前だった.
食事は8:15から. ここのホテルはどういうわけか, 朝食を部屋に運んでくれるのだそうな.
昨日8時〜9時30分の間のお好きな時間にというので, では8時といったら,
8時には既に人が入っているので15分遅くしてくれないかといわれたのであった.
7時半ごろごそごそ起きてシャワーを浴びて, 8時くらいにはもう先に出かける準備を終えて準備万端! と思ったところに8:03に早々朝食を持ってきてくれた.
どうやら先客というのは隣の部屋の親子(?)のようで, 昨日の注文の気を使って,
隣が終わり次第持って来てくれたらしい. で, 来た朝食は…パン2コとオレンジジュース&コーヒー. 15分かかって準備するようなのか?
とか内心ほんのちょっと期待していたのでさすがにちょっと落胆しなかったかといえば,
否定できない(苦笑). でもまあヴェネチアの安ホテルとしては仕方ないのだろう.
もしや朝食がバイキングでないのは, 好きなだけ食べさせないためだったりして(笑).
食事が終わるとさくさくチェックアウト. 場所は静かで落ち着いたところだし,
一般的にはちょっと狭目だけどB&B目的には十分な部屋に, ちゃんとシャワー&トイレ付.
石鹸とシャンプーはつくけど髭剃りやブラシはないといった風に, 欲しいものといらないものの取捨が私のセンスとはうまくあっていたので割と印象はよい.
ただし部屋の扉は木製で壁も薄めなのか, 隣の親子の賑やかな声はだいぶ響いてきていたので,
静かにしておかないと結構音は漏れそう. ちなみに泊まったシングルルームは50 Euro,
ハイシーズンは150 Euroだそうだ.
- [旗揚げよおいっ! : サンマルコ広場]
- しばらく歩いてサンマルコ広場まで戻る. 9時前だとまださすがにあまり人通りは多くない.
広場へ出ると…ちょうど目の前で旗の掲揚の準備中であった. 9時の鐘楼の鐘が鳴った後上げるのかな.
3本のポールに2人ずつ付いて, 一人責任者(?)みたいなのがいて,
上げるところまでみられれば面白いかなあと思ったけど, まだちょっと時間があったので断念.
- [堂々たる : ドゥカーレ宮殿]
- 9時直後にドゥカーレ宮殿へ入る.
さすがにヴェネチア最重要建築物とはいえ11 Euro.
高いな. 真ん中の抜けた四角の枠構造だが,
2辺ずつで建築時期が違うらしい. 馬鹿でかい会議場とか宴会場とか裁判所(?)とか,
なかなかすごいが, 地図と地球儀の間なんかを見ると, やっぱりヴェネチアは元商業都市だなと実感. こういうのを見てると11Euro は高いなと思ったのはあっさり忘れる.
途中で日本人観光ツアーとだぶってしまったが,
タダでガイドさんの説明聞いてしまうと申し訳ないので途中で退避していたらさくさく抜けていった. ガイドツアーだと全部の部屋説明するわけじゃないもんな.
まだ朝のせいか, ここの中もまだ割とすいていたので, のんびりマイペースで見ることが出来た.
途中で昨日外から眺めた嘆きの橋を渡って牢獄へも渡ることが出来る.
嘆きの橋の採光窓から覗くと, やはり海岸沿いには今日もたくさんの記念写真をとる旅行者が.
まあこの距離だと窓から顔覗かせても写らないだろうけどね(苦笑).
牢獄はさすがに宮殿とは違ってむき出しの岩作りで光もあまり入らない寒々しい雰囲気.
冬ということもあるだろうけど,
あんなとこ入れられてたら速攻で肺炎になって死にそうだ(苦笑). あーやだやだ.
- [最後はヴェネチアの凋落 : カ・レッツォーニコ]
- 最後に回ったのがカ・レッツォーニコ
ここは18世紀博物館になっている.
つまりもうヴェネチアが凋落の一途を辿っている時代ということになる.
ここの案内板は微妙に位置が適当で, チケット売り場と入口が良く分からなくて係員に何度か聞き返してしまった. 最初のフロアが部屋と彫刻がメインで, 上の2フロアは主に絵画.
結構すいていて, 警備員も暇らしく隣の部屋の警備員と雑談している姿があちこちで(苦笑).
途中水瓶とかを置く彫刻の台が一部屋に二十ン個あって全部デザインが違う!
なんてのがあったのだが, 全部その台座は人が水瓶を載せる台を支えているの図.
なんかこんな部屋にいたら, 支えている彫刻の人々に申し訳なく思えてきそう(苦笑).
こちらの絵はいつの時代でも実にキリスト教色が強いのが多く, 似たような絵ばかり大量に見させられるが, やっぱりすごい奴はすごいんだろう(苦笑).
- [昼飯… : ] カ・レッツォーニコから駅までのんびり歩いて戻る. 駅には12:30に到着.
- 列車が運休でないことを確認し, あと50分ほどあるということで, 昨日一度歩いた繁華街側の歩道へ昼の軽食を探しに出かける. 駅前直は避けて, もうちょっと歩いていくと,
ちらほら魚料理のレストランがある. 昨日の夕飯もこの辺に来ればよかったんだなと思いつつ,
もう少し進むとピザの切り売りショップ発見. ここで一塊頼むと,
作られたやつをもう一度オーブンに戻して暖めてくれるのだが…芯が冷たいままだった….
さいてー, 観光客と思って舐められたんかな.
こんちくしょ.
- [刻印? 予約? : Venezia S. Lucia発 ]
- ガイドブックにはイタリア発で列車に乗る場合は必ず刻時機で時刻を入れること,
とか書いてあったので, 行きに地元で買ってきたチケットを突っ込もうとしてみたが, 入らなかった. まあいいやと思ってそのまま列車に乗り, 途中で検札に来た車掌も何も言わず,
どうやらこういう場合はいいらしい.
さあ後は一路帰りましょう! お疲れ様, 自分.
現地の行程
1/30 |
Graz Hbf | dep | 22:45(17分遅延) |
EN240 | -- |
1/31 |
Venezia S. Lucia | arr | 09:25 |
大運河,リカルド橋 | -- |
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会 | --- |
サンマルコ広場,サンマルコ寺院 | 3.5 Euro |
リド島(昼食) | --- |
ヴェネチア散策(サンマルコ広場→ローマ広場→リカルド橋→サンマルコ広場) | -- |
(夕食,宿泊) |
2/01 |
ドゥカーレ宮殿 | 11.0 Euro |
カ・レッツォーニコ | 6.5 Euro |
Venezia S. Lucia | dep | 13.18 | EC30 | -- |
参考
- 本島のハイシーズンはカーニバルの2月中旬〜下旬と春後半&秋.
リド島は7月〜8月の海水浴シーズンの方が混むらしい.
ハイシーズンの宿泊費用はだいたいオフシーズンの3倍くらいか?
- シーズンはかなり混むらしいので, 予約していった方が無難かも.
- Vaporettoの1日券は10.5Euro. 細切れで乗ったり下りたりするには便利.
また本島以外へ行くにはもちろん必要.
ただし普通に歩けるのなら歩いた方が楽しいし, それほど時間は変わらない.
なお, 通常片道乗車券(3.5Euro)は大運河路線は使えない.
- Actv(ヴェネチア公共交通機関)のサイト.
英語も一部あるが, かなり貧弱.
-
2004年12月より, EC30は全席座席指定列車になった.
同時にAllegro 29Euro安売りチケットが出ている.
2005年12月より, EN240はGraz経由でなく, Zagreb経由に変更になり,
オーストリアは通らなくなった.
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