ヨーロッパ週末ぷち旅行記 : 番外編

職員旅行でヴァッハウ、アゲイン!(オーストリア)

2004年5月13日(木)

[行程プラン : ラッキー]
うちの研究機関は各地の職場が持ち回りで毎年春に合同遠足(Betriebsausflug)があり, 今年はクレムスの研究所の当番でMelk,Wachau,Kremsへ行くことになった. 昨年Part 5ですっかり霧にやられてがっかりして帰って来て, 春になったらもう一度行かないといかんなーなどと考えていたところにグッドなタイミングでこの遠足があり, 喜んで参加.

中欧全体地図
行程マップ

[Stift Melk : 博物館と修道院と教会]
前回通過したメルク修道院はツアーで見学が出来, 今回は英語コースで参加. 前半は各部屋を展示室に変更したような関連の歴史博物館. まあいろいろ展示物はあるのだが, やはりなんといってもリサイクル棺桶がイチオシ. ガイドさんの説明にみんなでウケてました. 大ホールは天井の立体描写が面白い. 基本的なものだがそこまで見栄っ張りして天井を高く見せるか, って感じか(苦笑). そこから一度テラスに出るとMelkの町とDonau川が望める.
ここの自慢(?)の大規模図書室は12部屋あるのだが, 見学が出来るのは2部屋のみ. 飾るのもいいけど, 本好きにとってはたくさんの本に埋もれられるだけで幸せなのにねえ(爆).
最後の教会(Stiftkirche)は修道院の建物に囲まれるように中心に存在し, 堂々たる容姿.
Melk Stiftkirche
願わくばオルガンも聞きたかったが….
[Wachau : クルーズですよ]
これまた前回運休期間で閑散としていたMelkの船着場から, 埋め合わせるようにKremsまでクルーズ. ここのクルーズはDDSGとBrandnerの2社体制なのだが, 今回はBrandner社のAS Austria号. ちなみに発音はアウストゥリア. Stift Melkは今回は残念ながら東側の丘上のバス駐車場からそのまま中に入ってしまったため, 見学の際崖下から全容を拝めなかったのだが, ここで船の上から出発時にちらりと望める. 良かった(苦笑).
船内ではWachau沿いの建物の解説が時折流れるのだが, これがドイツ語, 英語になぜか日本語も. よっぽど日本からの客が多いのだろうか(苦笑). でもおそらくこの便は私専用(笑). 同僚や他の研究所の人からも時々, 「最後のは日本語? ヘンな日本語喋ってない?」とか聞かれたのだが, おそらくこの解説の録音を入れたの日本人じゃないのかな. 内容もちゃんと日本語だし, 発音もこちらの人特有の引っ掛かりがまったくない. 十分問題なし. Wachauの入口Schönbüelの教会やAggsteinの遺跡, St. Michaelの教会のほか, 見える訳のないWillendorfの超小型「ヴィーナス」土偶の解説や例のDürnsteinの獅子王幽閉話までしっかり. やっぱり気持ちいいよね, 川や湖のような風景の変化する船旅って. なにせのろいし, あまり使わないけどたまに乗るととても楽しい.
Duernstein
[Krems : それは詐欺]
前回市内はぐるっと回ったので, 博物館見学コースへ. 事前情報では「ワイン博物館コース」といっていたのでそれに行ったのだが, いざ着いてみるとそれは「ワインスタット博物館」WeinstadtというのはすなわちKremsのことで, つまりオラが町博物館ということであった. 確かにワイン交易の中心地だけあってワインにまつわることは多いのだが, 結局のところ良く分からないドイツ語解説を聞かされても困るだけ. 最後に外してしまった(苦笑).
その後近所のHeurige(ホイリゲ)で夕食を済まして団体バスで帰路へ.

現地の行程

Stift Melk 12:00-13:20 ガイドツアー(英語)
Melk dep 13:50
Brandner, AS Austria
Krems arr 15:35
Krems,Weinstadt Museum 16:00-17:30 ガイドツアー(独語)

参考


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